神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

弱肉強食(愛読させてもらっているブログ記事より)&難聴のこと

2015年12月10日 05時23分03秒 | 私の意見
私がほぼ毎日読ませてもらっているブログに「スコットランドひきこもり日記」というのがある。

今朝の記事は「ガチョウ、不人気の理由 」と題して、ざっくり言うと、彼女の自宅の庭に放し飼いしているガチョウを肉屋さんで締めてもらって食べようという話である。

今まで、このブログで、そのガチョウさんたちの恋愛事情とか出産事情とか子育て事情とかを読ませてもらってきていたから、その締めて食べてしまおうというお話を読ませてもらうのは、正直辛いものがあった。

飼い主のNorizoさんは尚更だろう。

しかし、言うまでもなく、われわれは他の動物の命をいただいて生きている動物である。

そんなことに恐れをなしていたら、生きてはいけない。

それは分かっている。

しかし、昨日まで自宅の庭で生きていた鳥を、今日は「おいしい、おいしい」と口にすることは私にはできそうにない。

実は、私は結婚して子供ができるまで、お肉が食べられなかった。

すき焼きのときも野菜だけを食べていた。

お肉の獣臭い臭いが耐えられなかった。

無理やり口に入れると、牛や豚の姿が頭に浮かんで飲み込めなかった。

体が弱かったから神経質だったのか、それとも神経質だったから体が弱かったのか。

いずれかは分からないが、とにかく結婚して体が肉を要求するようになるまで、ずっと食べなかったことは事実だ。

今朝、この「スコットランドひきこもり日記」を読ませてもらって、子供の頃の自分を思い出した。

人間が生きていくために罪もない動物を殺して食べることは、文字通り、弱肉強食だ。

  罪もなき獣を食すわれわれに罪おおきこと忘るるなゆめ  biko

昨夜、私は補聴器の故障について書いたが、この動物達の無念を思えば、耳が聞こえないくらい何と言うこともないではないかという気にもなってくる。

しかし、聞こえなければ、私より相棒の夫が困るので、やっぱり新しく買うなり、修理してもらうかの対策は講じなければならないだろう。

  われよりも夫が困るわが難聴なおらぬゆゑに我慢してゐる  biko

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