神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

心療内科および精神科について

2014年07月23日 21時18分43秒 | 精神医療
最近、心療内科および精神科のクリニックが増えた。

私の住んでいる最寄駅にも、あらたにこの八月に開院予定のクリニックがある。

すべてのクリニックに問題があるというわけではないと思うが、中には仁術より算術に重きを置いたクリニックもあるようだ。これは、ネットでさまざまの薬害被害者のブログを拝見していて、私自身が体験してみて、実感することである。

たしかに薬で急場をしのげた人もたくさんいるとは思うが、大半は薬の要らない患者だった可能性が高い。

現に私も平成11年の大鬱病の急場は薬でしのげたと思っているし、感謝もしている。

が、昨年(平成13年)の鬱は、カウンセリングなどで治せたレベルの鬱であったと思う。

なのに、躁鬱2型などという一生薬を服みつづけなければならない病名をつけられたら嫌でも一生薬漬けになってしまう。

脳に働きかける精神薬は、服用している間も副作用があるが、長期間服用していると耐性ができて、だんだん効かなくなるだけでなく、止めるときに離脱症状という禁断症状が起きる。

ほかの科では、薬の処方にあたって、薬の副作用を説明してくれることが多いが、こと精神科に限っては、どの医師も、説明がなかった。ただ「続けて服み続けてください」というだけだった。

薬局でもらう説明書も主に薬の効能が書かれてあるだけであった。あっても、「眠気を催しますので、車の運転は避けてください」くらいのものだ。

これは、どういう理由からであろうか?

思うに、怖ろしい副作用の説明をすると服用する人がいなくなるからではなかろうか。

副作用もだが、医師からの説明がなくてわれわれ患者の蒙る被害で特筆するべきは、断薬後の”離脱症状”である。

これは、”医師自身もよく知らない”という事情があると、あるサイトに書かれてあった。

薬そのものは断薬後2週間ほどで抜けるらしいが、薬にならされていた体が急な断薬で薬の作用の逆の状態になって問題を起こしてしまうのだ。

たとえば睡眠薬だと、患者の体は筋弛緩作用で眠らされていたわけだから、薬が切れたら反動で全く眠れなくなってしまう。

離脱症状は、だいたい服薬していた期間続くといわれているが、それ以後も、すっきり消えてしまうものではないらしい。

そんな事情を知ってか知らずか、製薬会社の説明を鵜呑みにして、「服用を中止しても大丈夫です」などという医師が多いらしい。

製薬会社の売らんかなの思惑に疑問を持たずに、これら劇薬を処方する医師の自覚の足りなさも困るが、”知っていて処方”するのなら、これは犯罪行為だ。

こうなると、われわれ患者は、自ら勉強して、自らを守るしかない。

私は今回、初めて医療が犯罪?に繋がることを知ったが、しかし11年前の心臓弁膜症では施術によって一命をとりとめたし、7年前の大腸がんも然りである。

医学の恩恵には十分浴してきた私だが、今回初めて医療の暗部を見たような気がしている。

             *

人口減少が取りざたされている日本だが、こうした精神薬の薬害で自殺する人も多いと聞く。

若い有為の人たちをこうした精神薬で廃人、または死に至らしめることだけは避けなければならないと思う。