詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

希望

2008年07月29日 16時31分23秒 | Weblog
人生の節目にふと立ち止まる時

    答えの出せない迷い、悩みもあるけれど

        悔いのない一歩を踏み出す 径を探していきたい


 
   【短 歌】  西国路に結願成りて宿の庭に夫としみじみ星空を見ぬ

   【俳 句】  生垣の薔薇を潜りて退院す

   【川 柳】  躓いて書店で探すあしたの灯     

   【冠 句】  靴弾む 晩学の夢追いかけて 

     
            ~明日の希望を信じて さぁ、追いかけよう~

   
         
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里ごころ

2008年07月26日 14時43分34秒 | Weblog
路肩に並ぶ夏野菜に ふと生まれ育った里を想う~ 
 
     今日は赤く染まった梅を、ザルに広げて <土用干し>


            
  【短 歌】  姉よりの土付く野菜を洗い終へ里を思ひて今日も食ひたり

  【冠 句】  あたたかく 無人野菜に里想う 
                           
  【冠 句】  青い梅 女の一生円やかに     

  【俳 句】  青梅に抱かせる塩の目分量


    無農薬の野菜を膳に並べ、炊き立ての白御飯に(梅干)をのせ、

             これも一つの平凡な ≪幸せ≫ 


         
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お嫁さん

2008年07月23日 19時38分28秒 | Weblog

息子のお嫁さんを迎え、新しく<親子の絆>を結び・・・10年  
    
     そして今、我が家は可愛い三人の孫達に囲まれて     

           平凡な日々に感謝して過ごしています。


   【冠 句】   束ね髪 産後に眩し嫁の汗

   【冠 句】   悔いはなし 嫁と奏でる二重唱  

   【冠 句】   雨上がる 嫁と一緒に架けた虹 

   【川 柳】   臥した身に嫁の労わり胸に置く


            ~いつまでも この幸せが 続きますように~


            

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夏の音

2008年07月21日 15時43分03秒 | Weblog
 季節の移り変わりを告げてくる音に耳を澄まし  

     今いる場所から逃げ出したくなる日もあるけれど   

            ふと立ち止まり、思いなおしてみよう 


  【俳 句】   瀧の音惑ふものみな断ち切りて    

  【冠 句】   滝の音 生きるリズムを取り戻す        

  【短 歌】   児童らのラジオ体操早朝の厨に聞こえ拍子を合はす

  【川 柳】   キッチンに朝のリズムが動き出す      


      <家族という“宝物”に支えられ 今日も一生懸命 生きていく>    

  
        
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2008年07月19日 21時50分39秒 | Weblog
 雨の日が続き 気持ちがなにかしら沈みがちな一人の部屋で、、、
     
      過ぎし日の 心に残る一つの悔いを 重くして・・



  【冠 句】  梅雨去らず 嘘を吐ければ楽なのに

  【冠 句】  梅雨の町 リズムに乗れぬ試歩の杖

  【川 柳】  倦怠期相合傘をおき忘れ

  【川 柳】  長雨におとぎの国へ孫を連れ


    ~いつしか悔いも癒えて 心の窓にお日様が きっと きっと~

        
                
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感 謝

2008年07月18日 16時03分12秒 | Weblog
ふと時間をとめてみて思うこと・・・  

    平凡な日々に、つい忘れがちな当たり前の出来事の中にも、

        掛け替えのない <幸せ> があることを 今。  


  【短 歌】  朝仕事終えて一人のコーヒー飲むこのささやかな我の幸せ

  【川 柳】  二世帯の程よい距離にある安堵

  【俳 句】  墓洗ふ背な流したる日を偲び

  【冠 句】  独り言 侘びと感謝を棺に入れ


    ~偲ぶことは 大切な人を いつまでも 心にそっと 温めること~


          
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夫婦

2008年07月16日 15時27分51秒 | Weblog
子供達もそれぞれ自立し、再び≪夫婦二人≫の暮らしに戻りました。    
      
   今、第二の人生の扉を開けてみて、しみじみ思うことは、、、、

        <小さな幸せ> に感謝の心を忘れないこと   


  【短 歌】  釜替えて一合五勺の米を研ぐ二人となりし膳寄せ合いて


  【俳 句】  対の杖声掛け合ひて夏遍路


  【川 柳】  倦怠期褪せた恋文読み返す


  【冠 句】  熱帯夜 夫としみじみ人生を


      ~互いにいたわり合って、<本当の夫婦> に少しずつ・・・    

           
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朝の音

2008年07月14日 22時37分11秒 | Weblog
 清清しい一日の始まりに
      “おはよう”の挨拶があちこちに
             響き合えばいいですね。    



  【短 歌】  おはようと声掛け行きし少年のペダルの速さ 風を見送る

                                                           
  【川 柳】  リズムよく女の城の朝の音


  【冠 句】  並木道 ジョギング今日も軽やかに   


  【冠 句】  扉を開く ごめんとやっと言えた朝


   自分の周りにいる大切な人・・・忘れていませんか  



               
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故郷

2008年07月12日 20時50分19秒 | Weblog

窓から夜空を見上げると、故郷と同じ星が光っている。   

心がちよっと疲れたとき、窓から見えるあの雲が、優しい父と母の顔にみえてくる。

一緒に遊んだ幼友達は、今どうしているだろう。
                                        


  【短 歌】   父・母も身近き人も身罷りて故郷遠くなりし思ひす
             

  【俳 句】   古里に焦がれて集ふ宵ばやし


  【川 柳】   立ち直る里にはいつも甘い風

           里の友何も言うなと肩を抱く


  【冠 句】   里の味 兄と地酒を酌み交す                


  疲れた心を思い出の、風がそっと私の昨日を、癒してくれる    


          

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離れ住む娘へ

2008年07月11日 12時01分39秒 | Weblog
誕生日を仕事の主張先で迎えた娘。       

悪夢のあの日から3年、今笑顔も見えるようになってきているが、、、

運命の悪戯に奈落の底へ落ちていった娘を抱きしめ、

ただ時が過ぎるのを一緒に祈った私・・・


  <短 歌>  突然の哀しみに胸裂けるとも
              念仏口称にこころ委ねる      


  <冠 句>  菊捧ぐ ふっ切る為の紅をさし  


  <川 柳>  壁越えて しみじみ分かる 生きる意味  



 




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宝物

2008年07月10日 14時05分48秒 | Weblog
コーラスサークルの友人とお喋りランチ、話の花が咲き3時間・・・

ストレス全開して、ハミングしながら帰宅。      


  【冠 句】  友ありて 活きる枝道 太くなり
  

  【冠 句】  友情に 萎んだ風船 膨らます      

               
                ~人との出会いに感謝して~

       

  
   
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紫陽花の花が燃え尽きて

2008年07月09日 00時28分14秒 | Weblog
女の生き様を思う紫陽花の花、強かで艶やかで、そして儚く燃え尽きる

根には命の精気を携え、静かに眠る・・・
                                

 【冠 句】  無表情 強い女を 演じきり 

      <試練を乗り越え、悲しみの儀式を終えた、一人の女>          
    

   明日を信じて、一歩ずつ・・・                  
                       

                         
      

                     
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七夕の短冊に願いを 

2008年07月08日 00時11分49秒 | Weblog
家族の幸せと健康を祈り、今ある幸を見直し感謝する事が多くありました・・・


【川柳】  腰痛の 二人になって 会話増え  
  
【冠句】  丘に立つ 本当の答え 見えてくる       

【俳句】  あかね空 家族を探す 蜻蛉かな       


  日本にずーと残したい風習ですね。七夕の夜に願いを・・・
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はじめまして

2008年07月06日 21時40分38秒 | Weblog
日々のちよっとした感動、発見、つぶやき・・・を句の中に彩っていきたいと思います。

今日は子供の誕生日~                 

   ≪冠 句≫

    灯に寄りて 手作りケーキ切り分ける          

    陽が透ける 夢を追う子のシャボン玉

いつまでも、温い絆を大切に、母心を読みました


          
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