詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

安らかに・・・

2015年09月28日 10時53分49秒 | Weblog

 鎮魂歌が山腹に響きます。

 あれから1年、昨日は御獄山の噴火の爪跡を残す麓で、慰霊式が行なわれました。

 必死の捜索も行なわれましたが、行方不明の方が今も寂しく眠っておられます。

 涙の枯れぬ日々を過ごされておられるご遺族の方々、

 本当に辛い気持ちを胸に引きずりながら耐えておられる事と思います。

 自然災害の恐ろしさを感じ、追悼を深め、手を合わせました。

 哀しみを込めて作られた鎮魂歌 『岳人に捧ぐ』が、披露されました。(新聞記事より)

  

                  岳人に捧ぐ

                あの青い空輝く峰

                木々は色付き秋の風舞い

                穏やかな

                こんな日に

                ああ人々の生きた証を

                突然の暗青空おそい

                穏やかな穏やかな

                こんな日に

                御山よどうして

                御山よどうして

                どうして怒る

                どうして怒る

                何故に何故に

                1歩1歩ずつ歩み登った

                山を愛する岳人達を

                見つめてた見つめてた

                紅葉悲しい

                ああ幾多の御霊よ

                安らかに

                ああ幾多の御霊よ

                永久に永久に

                                           (宮下孝さま作詞・作曲)

 

                    

 

  

  同じ思いの私の冠句です。

            陣を組む 災地へ赴く使命感

            名残惜し 菊の香残し逝き人

            木肌撫づ 無念の遺志を風化せず

 

  

  母の病院へ行ってきました。

  辛かったです。 

  一生懸命廊下を走り回っておられるお爺さん、床に寝そべるお婆さん、なにやらつぶやき

  ふらふらされてるお婆さん、奇声をあげるお爺さん、、、そんな周りの様子を正視するのが

  辛くて、、、あらためてアルツハイマーの厳しさを思い、介護職につかれておられる方々の、

  優しいお気持ちに頭が下がりました。

  数秒前のことを忘れ、何度も何度も同じ事を言って、母との会話が出来ません。

  皮をむき持参した「栗」も、食べてくれませんでした。

  ただ寄り添う事しか出来ませんが、、、切なくて気持ちが沈みます。

 

                       

 

  

   相次ぎ、句誌が届きます。楽しみに待ちながら、今日は創作とギターに練習に

   頑張ろうと思います。           

   今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。

  

       

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平和の尊さ

2015年09月26日 19時20分25秒 | Weblog

 家の栗の木から今年は大粒のが沢山採れました。

 もち米で栗おこわを作り、旬の味を家族で楽しみ、茹でたも半分に切り、スプーンで掬って

 食べるのですが、これも又甘くて美味しく3時のティータイムに添えています。

 食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、色々なイベントが沢山待っています。

 人と触れ合い、音楽を奏で、文学に親しみ、私のワクワクするこれからの季節。

 投稿済みの各種文学祭の結果も待ち遠しく、一つでもキラッと光れば嬉しいのですが・・・

 

 さて、支部の句誌が届いています。

 一句、嬉しい位置に掲載があり、また気脈が湧いてきます。

 

             朝が来る 珈琲・味噌の香居間に満ち

                (講評) 我が家のように二人暮らしではまず考えられないが

                      核家族というのは夫婦とその未婚の子女というのが

                      定義らしいが、ならばこんな匂いの朝は二世帯家族

                      あたりでは当たり前のことかも知れない。匂いと慌しく

                      声が入り混じる朝の一刻。

 

          遠き灯に 平和の祈り幾重にも

          朝が来る 手術に耐えて乗り越えて 

          意思固し 土に根を張り咲かす花

          蚊を叩く 秘密の基地で燥ぐ児ら

          意思固し もがき足掻いて正念場

          とぼとぼと 世の風読めず列外れ

          悶々と 狭き心に光欲し

          なみだ川 精霊流し影連ね

          夫婦川 睦まじく添う花筏

              

             (連冠句)

                 二人して

            まわり道 糸を結べる日を信じ

            まわり道 支えてくれし友一人

             やり直す 一緒に笑う陽を求め                             

                                             (掲載句)

 

 

                           

 

 

    混乱の中で行なわれた安保法案の「採決無効」の賛同署名が、呼びかけられた日より

    五日間で3万2000筆を超え、参院側に申し入れがなされるとの新聞記事があり、

    聖路加国際病院の名誉院長の日野原重明さん記者会見でも語られています。

 

    「私は絶対反対です」今の憲法を変えるべきではない。

    「中国の脅威」をめぐって「聖書は殴られても殴り返すな、と教えている。

    日本国憲法の精神は、聖書の精神に非常に似ていることろがあります」と指摘。

    「強力な武器を、より強力な武器でたたこうとすると悪循環になる。結論が出なくても、

    話し合いを続けることが必要」と延べ、武力を行使しない「非戦」の立場を貫くべきだとの

    考えを明らかにした。

 

    戦争の悲惨さや命の大切さ、平和の尊さを説いておられます。

    若者の声が全国に響いています。みんなの願う世の流れを、いま強く願います。

    

   大好きなギターのレッスンを切っ掛けに、長く弾く引きずっていた夏バテの体調が漸く元に

   戻りつつあり、ほっとしています。

   やはり好きな事が思い切り出来るという幸せは、健康あっての事、加齢の弱りも日々に

   感じますが、気持ちの余裕を持ちながら、家事と共に色々なことに楽しめればいいなぁと

   思っています。

   演奏会の曲も少しずつ、弾けるようになってきました。ワクワクです♪

   明日は、母のところへ行ってきます。一つでも会話がかみ合えばいいのですが・・・

                今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

        

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本当の力!

2015年09月20日 13時19分50秒 | Weblog

秋晴れの良き日、相次ぎ孫の運動会が行なわれました。

一生懸命走り、踊り、跳び、音楽に乗ってリズムを刻み、そして振り分けられた任務にマイクを

手に進行の目配りをして、、、幼き日の姿を思い浮かべ、スクスク育った児達に、感動の涙で

胸が一杯になりました。

夫々の場面に、それぞれのドラマがありました。先生にフォローされて皆と一緒の輪の中で

踊る子、走る子、体に抱えるハンディーにも負けず、笑顔が満ち溢れて、その頑張る姿に、

先生の温かさと共に、生きる素晴らしさ、大切さも、ジーンと感じました。

未来に向かい、大きな夢を胸に描き、子供達の広く長い道に、明るい陽がさす事を願わずに

いられません。 さぁ みんな がんばって 自分の道を切り開いて行こう!

 

今までに詠んだ冠句から、今日の思いの句を並べてみました。

 

             若い風 挫折怯まず立ち向かう

             匂い立つ 自立す誉れ満身に

             青果実 挫折の種を吐き飛ばす

             登り坂 脇目も振らぬ我が闘志

             日々新た 良きライバルに煽られる

             馬駆ける 一心不乱に拓く道

             低い嵩 ハンディーに克ち満つ誉れ

             躍動す 大役を終え湧く自信

             遠響き 児に継がれゆく伝統芸

             引き継いで 花に緑に萌ゆる町

             山に向く 親に逆らう道なれど

             青む河岸 瞼に浮かぶ木の母校

             話し好き 孫の自慢はさて置いて

             独り立ち 思惟を重ねる道標

             煌きて 拓く子の夢天真に

 

           みんな 笑顔で            

 

                   

 

  季節の変わり目に崩した体調に、やりたいことが出来なく臥せっていましたが、

  孫たちから元気を貰い、少しずつ、気持ちを立て直しています。

 

  今日の新聞に「試される知性」として、美輪明宏さんの思いが書かれていました。

  安保法案に反対し、平和を訴え続けてきた歌手ですが、ヨイトマケの唄を、絶唱された姿を

  目に浮かべながら読みました。

      

       安保法は数のごり押しで成立しました。与党は最初から自信満々でしたし、

       野党だって通ることは分かっていたはず。成立の時の混乱も茶番劇にすぎないん

       です。強引に物事を進めるやり方は結局のところ、あの戦争に突き進んだ軍事

       内閣と同じじゃないですか。

       ですが、そういう人(国会議員)を選んだのも選挙民。支持した人にも責任は

       あるんです。法律を通した国会議員も、閣僚も、そしてその人らを選んだ人も、

       自分が戦争に行くと思っていない。 だから、こういう法律が成立する事態に

       なるんです。

       今回の安保関連法の成立では、けがの功名もありました。それは、これまで

       政治は分からないと言って参加してこなかった主婦や若者ら「政治のアマチュア」

       たちがデモに参加したりして、声を上げるようになったことです。与党の人たちも

       びっくりしているんじゃないでしょうか。

       日本は「大和の国」。

       文字通り、大きな「和」を持って成す国です。金持ちも貧乏人も、醜い人も美しい

       人も、分け隔てなく、いさかいなく、上手にやる国なんです。それなのに今の時代

       は、争いばかりの国になってしまった。

       権力者と政治を変えるには、一人一人が考え『知性』を持って行動することです。

       「知性」を持った人が選挙で投票すれば、それが民主主義の力になるはずです。

       果たして今回の法律の成立が、その民主主義の力を取り戻す起爆剤になるか

       どうか。今はまさにそれが試されているんじゃないでしょうか。

 

  心に残る同じ思いの記事でした。 テレビで放映された議員達の乱闘の姿を見て、

  孫たちは、「大人の議会でどうしてこんなケンカと同じ事をするんだろう」と疑問を口に

  していました。子供達の澄んだ瞳に残った今回の無様な映像に、目を背けました。

  多くの不安が消えないこれからの日本に、嘆き悲しむ日が来る事の無いよう、祈るばかり

  です。 

 

                 いつも読んでいただきありがとうございます。

       

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迷わずに・・・

2015年09月07日 11時34分41秒 | Weblog

 新学期が始まり、子供達は元気に運動会、体育祭の準備に頑張っています。

 6年生恒例の「〇小ソーラン節」、夏休み中の特別練習では、振り付けが中々覚えられないと

 困っていた下の孫も、生き生きと爽やかな笑顔を見せて、毎日楽しんでいます。 

 小学生最後の運動会、よき秋晴れを祈り、大きな声で一杯応援してやろうと思います。

 

 ちょっと落ち込んでいた創作ですが、届いた結社の句誌に、とても嬉しい掲載をいただき、

 また新たな気脈が湧いてきます。 句作に苦しい時もあり逃げたいと思うこともありますが、

 自然と出来なくなる日がくるまで、積み重ねてきた詩を大切に温めていきたいと思います。

 

             白表紙 いのちの句集いつの日か

               (講評) 句集の句は多くあったが、いのちの句集という思い入れが

                     伝わってくる句。私の生存中にぜひ拝読したいもの。

 

             白表紙 メリハリも欲し闘病記

             凭れ合い 片意地張らず心寄せ

             凭れ合い 無風の幸を求め来し

             花の道 乗り継ぐ電車に疲れて

             空転す 通した意地の虚しさに

             水澄みて ことばの深みふと気付く

             水澄みて パステル色の空映す

                                             (当月句誌より)

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

            海のこえ 男泣きする戦士たち

             背を慕う 重ぬる一歩迷いなく

             太い幹 何度勇気を貰ったか

             太い幹 一喝激す真の愛

           

                                            (記念句会の掲載句)

 

 

                   

 

 

    いよいよ、コーラスも”合唱祭”本番モードになって、練習に熱が入ってきました。

   今年は去年の反省を踏まえ、難しい詩ですが暗譜して臨みたいと思っています。

   素敵な衣装の準備も進み、華やかな舞台でキラッと輝きたく、一人も欠ける事無く元気に

   練習の成果が本番に出せるよう、心を一つに奏で、頑張りたいと思います。

 

   ギターの演奏会に向けての練習も、すごく大変ですが、頑張っています。

   歌詞がないクラシック曲は、リピート記号が多く、暗譜できないと、とても難しく感じます。

     教室での3パートの合奏に四苦八苦していますが、ひたすら練習のみ! です。

   少しずつですが、リズムについていけるようになってきたかな?と思って、

   エデンの東  美しく青きドナウ  マイ・ウェイ  スカロボー・フェア/詠唱

   予定されている4曲、まだまだ日があるので、何とか落ち毀れず ガンバロウ!

 

     

                今日もお立ち寄りくださり有難うございます。

 

     

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