詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

生かされしこと 日々に・・・

2016年09月30日 17時40分51秒 | Weblog

 秋の芸術文化祭参加事業の「句会」に参加してきました。

 当日は朝から素晴らしい秋晴れ、夏に戻ったような暑さに、半袖の服でお洒落して、

 気持ちも華やかに、楽しい一日を過ごして来ました。

 片道1時間40分、今回は電車を利用せず、初めてマイカーにて行きました。

 途中、ナビの案内を素直に聞かず、ちょっと迷いましたが、遅刻することなく

 無事、到着しました。 家で心配している夫に

       「ちゃんと会場に着いたよ!」

       「おめでとう! 帰りも気をつけて」  

      (迷子になった私を助けに行くこともあるかと思い、待機していた主人に感謝)

 

 久し振りに出会った句友たちとのお喋りも楽しく、近況などを交わしながら、

 順番に進められる<披講>にドキドキし、一句一句に感動や学ぶこともあり、

 自分には詠めない句風には、新たな感性も呼び起こしながら、聴きました。

 

 さぁ~ 私が今回、選をした冠句の披講に! 

 かなり緊張した声で、一句一句心を籠めて、順次読み上げました。

 天位句を最後に読み終えると、作者を讃えて、拍手!!! 

 良い雰囲気の中、何とか私の役目を終えました。 (ほっとしました。)

 和やかに座を閉じ、皆さんとお別れし、 車で帰途へ。

 来た道を戻ればいいから、少しは気持ちに余裕もありそうな気分で発車!

 途中、道の駅に寄り、美味しそうなお弁当をお土産に買って、 (夕食の手抜きです)

 1時間35分かかって、無事自宅に到着しました。

 

 昨日、早速、その句誌も届きました。   当日の私の掲載冠句です。 

 

              すすき原 悩みも愚痴も陽に透かし 

              すすき原 光をあつめ径探る

              湖に生き 篤き師の声波の音に

              湖に生き いのち愛しむ詩を編む

              長く住み かかりつけ医の瞳に和む

              長く住み 軽く重くも情に触れ 

              歩を数え 生かされしこと日々切に

              歩を数え 目標はあの光る峰

 

                        日常を振り返り、心に残る思いを、詠みました。

 

 

                     

 

 

 句会の翌日は、コーラスの練習日。 あまり疲れも感じず、行きましたが・・・

 そして、徐々に、長時間運転の疲労感が出てきました。

 ちょっとゆっくり休み、やっと元気回復しました。

 

 痛めた指と肩の治療にも行き、色々医師に質問して、ギターの練習もぼちぼちと、

 遣り過ぎないように注意しながら、始めたいと思います。 テーピンブが、弦に触れて

 弾き難いですが、焦らずゆっくり、、、今日の注射は、痛かった~~~~

 

 明日は、順番待ちの「老人施設」の見学に行ってきます。

 母の晩年が、一日も早く、優しい環境になることを、願っています。

 

        今日も、お立ち寄り頂きまして、うれしく思います。

                  有難うございます。

 

 

 

 


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少しずつ・・・

2016年09月26日 19時18分46秒 | Weblog

 昨日は、母の所へ行って来ました。

 比較的、気分が良いらしく、いつもと違って、表情が和らいでいました。

 私たち3人の名前を尋ねてみると、はっきり間違えずに答えてくれました。

 持参したゼリーを包装したまま食べようとしたり、ボロボロお菓子を溢したり、

 一杯口に入れたり、出したり、幼児の仕種と同じです。

 会話は中々通じないのは同じですが、

 「来てくれたの?」 「ありがとう」 「また来てや」 といった言葉がありました。

 帰る時には、車椅子から、手を振っていました。 日によって違います。

 廊下に靴が一つ落ちていたり、勇ましい軍歌が響いたり、怒声、罵声、唸り声、

 手拍子に音頭、本当に大変な環境の中にいる母に、心が痛みます。

 職員の方々にお願いして、、、連れて帰れぬ事に自分を責めながら

 重い足取りで帰宅しました。

 一日も早く、待機中の施設の入所が決まればいいのですが、、、遅々と進まず

 待ちかねています。 施設の見学の申し込みを済ませたので、少しずつ前に

 進めばいいなぁと思います。

 

               昼も夜も 枯れぬ涙に悔い重ね          

               確かめて 我が角まるめ踏む一歩

               傷疼く 思わぬ誤算纏い付き

               夜の雨 自我の重さを持て余す

                                      (今日の気持ちです)

 

                 <連冠句>

                   良きひと日 

                案内状 チケット四枚買い求め

                案内状 一つ出来そうな親孝行

                 母囲み 叙情歌一緒に口遊む

                                     (こんな日もありました)

 

                     

 

 

 痛めた手の治療に行き、ギターの練習はセーブしていますが、中々直らなく

 一生懸命、頑張りたいのに頑張れないのは、歯痒いですが、今暫くは我慢し、

 楽譜を目で追っています。少しずつ、、、こちらもそんな感じでいます。

 

 さぁ、明日は「句会」に行って来ます。 ナビを点検して、準備完了!

 運転も披講もドキドキの緊張の一日になると思いますが、無事終えられる様に

 頑張ってきます。 安全運転!!! しかし家からかなり遠いなぁ~~~

 ☆久しぶりの句友との再会が、楽しみです☆

 

                 皆様、今日もありがとうございます。

 

 


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慕情

2016年09月22日 19時41分31秒 | Weblog

 今日は 秋分の日、朝から義父母の眠るお墓へ、お参りに行ってきました。

 草を引き、花を手向け、心の会話を暫し、、、、色々心配しているかなぁと思いながら、

 家族の恙無き事を報告し、気持ちが軽くなりました。

 少し落ち込んでいた子も元気を取り戻し、明るい笑顔で帰ってきてくれました。

 「おはぎ」を皆で一緒に食べ、香りのよいお茶に憩い、一日和やかに過ごせました。

 新米や色々季節の野菜やお菓子、手作りの料理など土産に持たせ、家族の絆を

 深められたこと、<小さな幸せ>ですが、嬉しく思います。 

 

       

                     

 

 

 支部の選者の仕事、頑張って終え、投函できました。 

 来週の句会で、緊張の披講が待っていますが、旨くできるかな? とても心配ですが、 

 遠方への運転、こちらの方がもっと、心配!!!  とにかく安全運転に徹します。

 皆様に、良い報告が出来ればいいのですが・・・

 

    < 今日の気持ちと重ねる冠句です >

  

                 支え合う 夕陽に安らぐ影ふたつ

                 愛しむ日 灯影に重ね抱く慕情

                 そっとして 傷口癒える日もきっと

                 秋立ちて 彼の日を偲ぶ風の音

                 手の中に 手向けし花の香に念い

         

   今日は、ブログ開設3000日の記念日

   あらためて、読み返してみると、感慨深いものがあります。

   多くの皆様にお越し頂きまして、本当に嬉しく思います。

   有難うございます。

   また、私の冠句の足跡を、一つずつ、残して生きたいと思います。

   《詩の雫》 とても拙いブログですが、これからもお願いします。

                            

               あ り が と う ご ざ い ま す


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視えてくるもの

2016年09月18日 13時34分19秒 | Weblog

 すごく蒸し暑く、過ごし難いですね。

 昨夜も寝苦しく不眠状態で朝になりました。台風の影響の雨でしょうか、古傷も痛み

 スカッと気持ちが晴れぬ日が続きますが、気持ちの切り替えをしながら、今日から

 暫く、支部の選句にかかります。

 毎回、難しさを感じながらの選ですが、いつも心掛ける事は、自分に詠めない句の

 詩想を見つけ、余韻を感じる一句を選べればと思います。気持ちを真っ白にして・・・

 頑張ります。

 

   <冠句から広がる想いの色々>  以前に詠んだ冠句です。

 

                              直向に 句歴十年攀じ上がる

               柿青し 逸る闘志がうずうずと

               柿青し 初心は褪せず心(うら)に秘め

               風通る 響く余韻に残り香も

               広がる輪 深める詩心光帯び

               森の声 こんなに優し里の風

               滲ませて 語り継がれし一代記

               良い予感 一気に詠みし句の響き

               眼がうるむ 気丈な姿文字に視え

               叱咤かも 翳りし一句受け止める

               又も雨 句談義弾み長電話

   

 

                    

 

 

  投句の付箋を机に並べ、「 三才、五客、秀、佳 」を、決めていきますが、

  それぞれのお人柄が浮かんでくる句に、色々な場面に隠れる心の動きが見えます。

  人生図を見るような気持ちで、じっくり考え込んだり、感動したり、自分に置き換えて

  みたり、、、今回も一生懸命向き合いたいと思います。

  後日の句会の場に於いて、「披講」をすることになっていますが、かなり緊張!です。

 

           今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。

 


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問いかけて・・・

2016年09月15日 14時17分19秒 | Weblog

台風の今後の進路が心配ですね。

当地は比較的自然災害が少なく、住み良い環境に感謝していますが、福岡や他の被災地の

復興が一日も早く進むことを祈っています。

 

少し前の新聞記事です。

熊本地震への義捐金として、新聞に掲載された 「榊原大世 1000円」。

18歳の少年が新たな一歩を踏み出した証しと両親の願いが込められている。

生後六カ月で国指定難病の小児慢性疾患・ミオクロニーてんかんを発症。

頻繁な発作で脳が損傷を受け、問い掛けにわずかに反応する以外は、

話すことも歩くこともできない。

特別支援学校を卒業。動かせる両腕を使って、福祉施設で週に五日間、

染め物に取り組む。初めての給料が出た。千九百円だった。

その使い道に、両親は悩んだ。 幼児並みの知能の大世さん。

それでも彼が将来、何に使ったかを理解できる形にしたかった。

「募金に充てたいけれど、いいかな」。

「ああ、ああ」 と答える彼。

千円を義捐金に、残りの九百円は、通っていた身障児施設に贈った。

施設代表は 「申し訳ない気もしたが、それ以上にうれしい。大切に使いたい」。

七年前、大病をした母の厚子さんは、家族をはじめ多くの人に救われたと感じている。

だからこそ、息子には「生きている以上、人のために尽くしてほしい」と願う。、

「十年先でも二十年先でも、息子が理解してくれれば、うれしい」

 

この記事を読み、とても、、、とても、、、感動しました。

誰もが、生きている意味を深め、満ちた人生と、感じらればいいなぁ~

と、思います。 

   

   以前詠んだ冠句です。

               待ち遠し 一朶の雲に塔せる思惟

               見え隠れ 秘めし善行人徳に

               心地よく 鎧うこと無く自適の歩

               青田風 案ずるも子は颯爽と

               環状線 逸れずに進む人の道

               戦ぐ葦 生命の連鎖煌かす

               幸祈る 信じ待ってる親心

               眼笑む 信じ待ちたい親ごころ

               暁の空 まほろばの風掌に崇む

               影に添う 行く先々に触れる情

               広がる輪 誠の心音重なれば

 

 

                                    

 

 

痛めた手が中々治らず、治療しています。今は無理をせず、ギターをセーブして

過ごしています。ギターの新しい課題の「楽譜の譜読み」をしながら、気持ちは

焦りますが、もう少し我慢です。

先日の演奏会の様子を友人がDVDにしてくれました。 反省点がよく判り、今後の

励みになりました。こうして残せることは嬉しいですね。 有難うございます。

かなり緊張している私の顔に苦笑!!! 難しい曲に四苦八苦して頑張った結果、

関節炎になって、、、困っています。 中々思うように事は運ばず・・・

 

  こんな思いの中での冠句です。

 

              老い淋し 趣味の一つを片付ける

              無理はせず 素直に甘え気負い捨て

              痩せ我慢 苦労束ねた影が揺れ

              在るがまま 今の私が好きだから

              頑張れる 目標一つ待っている

 

                      

 

 秋の行事が待っています。 健康があっての叶える夢、あちこち老いの弱りを感じる

 歯がゆさも多くありますが、程よい妥協点を決めながら、楽しめればいいなと思います。

 

 日々に浮かぶ一句を、自然な形で、また更新していこうかなと思っています。

 喜怒哀楽、春夏秋冬、沢山詠んできた作品に色々な思いが篭っています。

 今日もお立ち寄り頂き有難うございます。

 

           


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もどかしく・・・

2016年09月04日 15時43分22秒 | Weblog

朝晩、少し凌ぎ易くなったかと思えば、また昨夜は蒸し暑く、中々眠れない長い夜でした。

持病の腰痛に加え、ちょっとギターに夢中になり過ぎて、腕、肩、指に痛みが続いています。

レントゲンを撮り、骨には異常なく、関節炎症を起こしているとの事。

親指が見事に腫れて、まるでウインナーソーセージか、おでんで煮込んだ牛蒡天の様に

なって曲げるのが痛みます。 

かなり大層だなと思う包帯をして貰い、これはテーピングの役目らしいですが、少しずつ

腫れも引いているので、無理をしないで様子をみながら過ごしています。

暫く、なるべく手を使わないようにと言われ、ギタースタンドに置いたままのギターを見て

歯がゆく思って、、、ぼつぼつ弾いてみようかな? 焦ったら長引くかな? 無理かな?

 

今、演奏会が終わって、教室では次の課題が待っています。

早く弾きたい曲に、気持ちが逸りますが、もう少し、我慢!我慢!

 

秋の文学祭の冠句の投稿準備もあり、指の痛みで筆圧が掛けられなく持ちにくい鉛筆を

工夫しながら、今日は清書を済ませました。 各支部の投句の創句も少し頑張りながら

進めています。

 

来週は、コーラス。 いよいよ合唱祭に向け、ピアノの先生が来られます。

発表曲の暗譜がまだ完全で無いので、こちらの方も、さぁ~集中! 

色々趣味に追われていますが、体調を崩さないように、、夫々楽しみたいと思います。

 

先日、母の病院に行って来ました。

顔の表情が無く、目が据わり、話せる会話も無く、ただ持参したお菓子を食べるのを

見るだけでした。 幼児のようにボロボロと零しながら食べるのを見かねて介助し、

ロールケーキや果物ゼリーを、無心に食べ終わるのを待って、、、

「じゃ、また来るね 」と言って帰りましたが、母は以前の様に手を振ることも無く、

うつろな視線で違う方向を見ています。だんだん症状が進んでいるのがよく分かります。

なんか、哀れで切なくて、重い気持ちで、姉たちと別れました。

 

              何気なく 本音隠せぬ溜息が

              頼りたく 主治医の優し瞳を信ず

              噎ぶ夜 遣り切れぬ悔い責め続け

              少しずつ 心の整理畳み掛け

              雲行方 瞼に浮かぶ笑顔ふと

 

 

                       

 

 

   気持ちを切り替えて、また日々を満たしながら、過ごしたいと思います。

   今日も有り難うございます。


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