詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

惜 別

2010年10月30日 10時09分25秒 | Weblog

               惜しまれて 花に抱かれ ひとり逝く

                   果かなくて 辛く哀しい 別れの日


    【冠 句】  夜の電話 怒涛となりしエプローグ

    【冠 句】  思い詰め 悪夢にしたい檻の中

    【冠 句】  夜の笛 気丈に喪主を務め終え

    【冠 句】  花の中 ひとり逝く旅淋しかろ

    【冠 句】  菊捧ぐ 思い出の詩届けたく

                                


 ” 生と死 ” 神より授かった一つの命の始めと終わり

 誰しも明日の運命を知る術も無く、生きている。

 無常の涙に送られて、ひとり旅立つ花の棺に、、、合掌・・・





     大切な人を送る哀しみの儀式を耐え、喪主の務めを果たされた方も多くおられると思います。

     最後の無言の会話を済ませ、未練を断ち切り、ただ成仏を祈るしかない無念さに、胸が痛みます。

     10月20日.... 義妹が突然の事故で....亡くなりました.....
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夕匂う

2010年10月20日 11時50分19秒 | Weblog
いつの日も 見上げる空に 支えられ

    明日に向き 問い掛けてみる 生きる道

                              


   【冠 句】  置き去りに 生きる支えが欲しい夜

   【冠 句】  置き忘れ 泣いて諭してくれた恩

   【冠 句】  明日に問う 誇る生き方唯ひとつ

   【冠 句】  少し触れ 手紙で言えるありがとう

   【冠 句】  夕匂う 故郷は心の拠りどころ



 長い人生行路には幾つかの別れ道がありました。

 行ったり、戻ったり、やり直したり、、、様々な選択に一喜一憂し、

 それぞれの道に花を咲かせたり、枯らせたりしながら、模索しながら生きてきました。

 今こうして穏やかに過ごせる日々の中で、温かく触れ合えた<絆>に感謝して、

 これからもず~と心をつなぎ、大切に過ごしていきたいと思います・・・




          




     .................................................................................................................................................


「こころ」は だれにも見えないけれど

      「こころづかい」は 見える

                     「思い」は 見えないけれど

                         「思いやり」は だれにでも 見える  

                                    宮澤 章二 <行為の意味より>       
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慈 愛

2010年10月10日 15時25分57秒 | Weblog
躓けば 温い言葉に 支えられ

    行く道に しみじみ深く 知る慈愛


               
   

   【冠 句】   秋暑し 言い訳の捻子また弛め

   【冠 句】   鍛えられ 誤解と悟る愛の鞭 

   【冠 句】   伴走者 声無きこえに叱咤され

   【冠 句】   道遥か 温い一語に支えられ

   【冠 句】   読み返し 一行深く師の慈愛



   
                    人生の師と仰ぐ方達との出会いが折々にありました。

                    何度か挫折して、又新たな一歩を踏む切っ掛けになった
                    温い言葉からは、それぞれに籠められた深い慈愛を感じます。
                    
                    人と人との触れ合いから生まれる<絆>を大切にして
                    ”活きた余生を辿っていきたいと願っています・・・



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      一年に、「おめでとう」といわれる日は、何回ありますか。
      あけましておめでとう。
      お誕生日おめでとう。
      もしかしたら、それくらいかもしれません。
      だけど、そんな「おめでとう」がたくさんある人生って、しあわせですよね。

      昨日より遠くまで歩けた。    おめでとう。
      毎日メシがうまい。       おめでとう。
      一緒に笑える友がいる。     おめでとう。
      学び続けたいものに出会った   おめでとう。
      叶えたい夢がまだまだある。   おめでとう。

      小さなことでも「おめでとう」という言葉にすると、人生はもっと、楽しめる。

      「おめでとう」といっぱい言える人生、
      「おめでとう」といっぱい言われる人生。
      それは健康で元気だからこそ、味わえる。
      それ自体も、とても「おめでとう」なこと。

                              (新聞記事より)
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風のみち

2010年10月01日 13時51分08秒 | Weblog
     闇の日も 肩を寄せ合い 生きてきて

                         睦まじく 優しく触れる 秋の風


       【冠 句】  明るい灯 迷路抜け出す本に会う

       【冠 句】  風のみち 数多の星に照らされて

       【冠 句】  闇の中 互いの杖になる覚悟

       ≪川 柳≫  人生の紆余曲折を夫と越え

       【冠 句】  闇を越え 笑顔があればそれでいい

       【冠 句】  日々新た 萌え出ず感性研ぎ澄ます




めっきり秋めいて、朝夕は肌寒く感じるようになりました。

互いの気持ちを信じ合い、色々あった葛藤の日々を乗り越えてきて

しっかり結んだ夫婦の絆は、揺るぎない生きる支えとなっています。

折に触れ、老いの不安を寂しく感じるようになってきました。

余生の道をそっと寄り添いながら、互いの杖になり辿っていきたいと思います。


                        




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     若い樹は放っておいても葉を茂らせる。
     つやつやした若葉は育ちゆく命の力を放っている。

     一方、成長の盛りを過ぎた樹は、一年一年、年輪を重ねながら、
     環境に適応して自分らしい枝の張り方を心得てゆく。

     西向きなら西日に耐えて強くなり、北向きならその逆境に耐えてそれなりの茂り方をする。
     
     いつもスポットのあたる日当たりの良い場所に植わった樹のような派手さはないが、
     しぶい名脇役にも似た、いわくいいがたい魅力を秘めた存在になる。
     
                                           < 新聞記事より >
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