詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

出会いと別れ

2014年09月17日 14時56分27秒 | Weblog

 すっかり秋の空になりました。

 私の大好きなコスモスが散歩道に風に揺れ、憂う心が和みます。

 ”人との出会いと別れ” 色々な人生に避けて通れない道、

 ちょっとした言葉の綾で生ずる誤解、修復できない心の創、戻せぬ距離に悶々として、、、

 人生の難しさを、今、淋しく感じています。

 

 今迄にこのような気持ちに陥った時に詠んだ冠句を振り返り並べてみると、

 暗闇に希望の光が射して出直せた日々に、私の笑顔が友達の笑顔によって、

 取り戻せてきたように思います。

 

 まるい言葉で、生き方や進み方を教えてくれる人生の先輩、同じ目線で喜び、悲しみを

 分かち合って大好きな趣味を一緒に楽しんでいける友人、家族の支え、、、挫折しそうな

 苦しい山や谷、坂、壁を乗り越え、自分らしく生きてこられた事に感謝し、乗り越えてこられた

 事に感謝することを忘れず、一日一日を大切に刻んでいきたいなぁと思います。

 

 

                    

 

             

             汗まみれ 素直になれぬ胸に棘

             悔いを引く 素直になれず逃げた道

             歪む影 自分の甘さ弱さ悔い

             曇る窓 修復の時期見失い

             秋の影 間遠くなった友をふと

             一人行く 曲がった角で拭く涙

             深い渕 一つの和解急がねば

             濃く薄く 戻れぬ日々に残す悔い

             流れ見る 戒め渡る戻り橋

             風を避け しこりの詫びは此方から

             又も雨 嘘の言い訳二つ三つ

             負けそうな 細い気骨に活を入れ

             迷い無く 詫びの言葉は飾らずに

             坂の雲 赦される日も信じ馳せ

             そよぐ葦 やり直すこと出来るかも

             気も新た 明日を拓く分岐点

             花期長く 心に萌ゆる芽木を挿し

             草いきれ 苦を転機とし道拓く

             気遣って まるい言葉で風を入れ

             映ゆ若さ 明日に見倣う友ばかり

  

 翳った一本の道が再び光を戻し、次の道へと繋いでくれることを信じ 、またいつかきっと

 茜色に染まる事を願って、落ち込んだ気持ちを切り替えたいと思います。

 夫々の持ち味を生かし、より高めあって楽しんでいける仲間との触れ合いを大事にし、

       私の周りに良き友人が沢山いてくれる事を、とても幸せに思います。

          

 

                       

                   今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます・・・

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移ろう心に・・・

2014年09月03日 12時07分43秒 | Weblog

 大きな災害をもたらせた広島の被災者の方々の悲しみを思うと、自然の牙の恐ろしさに

 胸が震え、東北の復興と重ね合わせ、早く安穏の日が戻ることを、日々祈っています。

 泥で汚れた写真をきれいに洗い流して一つでも多くの思い出の宝物を、一人一人に届けて

 あげようと頑張っておられるボランティアの皆様の姿に、心がうたれます。

 幼き頃、体験した伊勢湾台風、近くの学校へ避難し恐怖の一夜を過ごして自宅に戻ると、

 崩れた壁土で階段が埋まり、途方にくれていた両親の姿を今も思いだします。

 

 うだるような暑さも季節の移ろいと共に薄れ、心地よい秋風が頬に触れるようになりました。

 新学期も始まって、真っ黒に日焼けした孫たちも、一回り大きくなって元気に登校しました。 

 孫たちと一緒だった長い45日、かなり多忙で大変でしたが、無事私の役目を果たせ、今

 ほっとして、届いた2冊の句誌を読み返し、大切な趣味を一層深めています。

 

 (所属支部句誌より)

          夜を刻む 戻せぬ日々に咬む責め苦

          白い浜 見果てぬ夢をときめかす

          舵を切る 光る抱負を漲らせ

          風熱し 夢を雄雄しく駆ける子ら

          悔い少し 言い訳すまいと決めたのに

         

 (所属結社句誌より)

          白む午後 ひとつの星に心寄せ 

          白む午後 一息いれるひとり旅

          人と猫 難語も何故か通じ合う

          人と猫 何処か似ている媚たる瞳

          祝う席 陰膳ひとつそっと置き

          光る朝 朗報ふいに遣ってくる

          なお遠く 拉致の吉報祈り待つ

          なお遠く 惰性に逃げぬ風求め

          木道行く 心の月を先立てる

          岬にて かけた心に陽もま見ゆ

          星の唄 人恋しさに蛍追う

 

   一句一句に自分の人生を重ね合わせ、その時々の気持ちを、詠んでみました。         

 

 

                   

 

 

    先日、見つけた新聞コラム欄、難しいギターの練習に”ガンバレ”と、私を励ましてくれる

    ような、ボーカリスト「鈴木重子様」の素敵な記事をご紹介します。

                ・・・自分への水やり・・・

    どんなに頑張っても、うまくいかない。周りの人がみんな、うまくやっているのに、

    自分だけは決して、望むところにたどり着けない。そう思うことはありませんか?

    「自分は十分ではない、どこかがおかしい」。私は長い間、こう考えて苦しみました。

    どうして頑張れば頑張るほど、どんどん落ち込んで、疲れてしまうんだろう?

    思い起こしてみたら、最初はそれが進歩するための燃料だったのです。

    「私はまだまだだ!」と考えることで、もっと努力することを促す。

    でも最近になって、そのメッセージは翻訳する必要があると思うようになりました。

    歌を練習するとき「お前はダメだ!」と自分に言うと、身体がが不要な緊張を起こして、

    自由な発想や表現力をなくしてしまうのです。続けていくと、深いところで、努力の源と

    なる自分の精神や尊厳を傷つけ、壊していまう。植物を育てようとして、土壌を踏みにじ

    り、干からびさせるようなものです。

    まず自分の根っこを認め、励まして、さらに成長できることをお祝いすること。

    「私は努力して、ここまで進歩したからこそ、さらにもっと学べる」。

    そう思うとき、人生はずっと喜びに満ちた、ワクワクするものになり、自らの進歩の

    プロセス自体が面白いからこそ、他人と戦わなくとも、自由に成長できるようになります。

    これからの世界で活躍するために、不可欠なあり方ではないでしょうか。

 

             今日もお立ち寄り頂きありがとうございました。

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