詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

歌こころ

2021年11月26日 17時42分51秒 | Weblog
一気に寒くなりました。
綺麗な紅葉も少し色あせ、冬の樹々に風の声に、季節が移り変わります。

庭畑に「正月菜」が元気に育っています。
爽やかな風味でデリケートな食感の初めて食べる野菜ですが、
癖も無く朝食にピッタリ!です。
土に埋めたキャベツの芯からも芽が出て、小さなキャベツがそれなりに
葉を丸めて凄い生命力です。多分収穫出来るかな?と思います。


     



23日、○○県文学祭の表彰式に行って来ました。
華やかな雰囲気の会場に、受賞を喜ぶ笑顔が満ちて、着物姿の方も沢山
おられ日本の文化を感じる装いが一段と映えていました。
コロナ禍の中での式典に進行が例年とは異なり、受賞者が壇上に上がる事なく
名前を呼ばれると椅子から立ち、お辞儀をすると大きな拍手が湧きましたが、
賞状などは受付で頂き、ちょっと寂しく感じました。

文芸講演会は「流行病と文学」、人類と流行病との闘いを文学はどの様に
捉え表現してきたか、今の時世に合わせ興味深く聴きました。

各部門ごとの選者との懇談会、あと閉会となり、夕方帰宅しました。
ナビに頼っての運転に疲れましたが、良い日を過ごせて良かったです。
またこれを励みに、頑張って行こうと思います!


1昨日、疲れが残る中コーラスに行って来ました。
こちらもコロナ対策をしての練習、緊張もある中での2時間、長い間の休会で
発声も弱く、腹筋の衰えがあります。

「また逢えて良かったね」コロナで会えなかった友人達との再会を喜ぶ歌を
先生が準備して下さって、気持が一つになって和みます。

年々、役を受ける事が負担になり、退会される方が増えています。
これも年齢を重ねると仕方ないことだと思いますが、、、
そういう日が待っている淋しさを、私も同じ様に感じています。


 今日の冠句は「歌」「詩」 句帳から開きました。

 殻を脱ぐ 真青な風を詩に吹き
 若い声 空へ響かす応援歌
 風光る 詩心漲る新春の湖
 湖の貌 一つの命詩に生き
 さらさらと 墨鮮やかに詩を称え
 青む古都 残り香詩に風にのせ
 
 目を転ず 蠢く詩心覗き見る
 低く歌う ジレンマ捨てて厭う椅子
 低く歌う 老いの立ち位置問いながら
 低く歌う 逆風屈せず力溜め

 冬の色 歌人を誘う寒椿
 往く二人 思い出綴る愛の詩
 
 肖像画 揺り籠の歌聴こえくる
 黙すのみ 見あぐる空へ鎮魂歌
 風に向く 命の讃歌聴こえくる
 氷雨寂ぶ 悔いと涙で詠む挽歌
 波の精 湖畔の窓に撫ず情歌

(色々な歌こころに思いを詠みました)
 

  
   


 来週はギター教室、整形外科の通院、週末にコーラスがあります。
 続いて所属結社と各支部の冠句の選者の仕事が重なり待っているため、
 かなり多忙になりますが、時間を組み立てて頑張りたいと思います。

 皆さま、いつもありがとうございます。
 

 

 
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音を響かせて

2021年11月12日 16時22分30秒 | Weblog
日々に紅葉が映えて季節の移り変わりを感じます。
コロナの終息が待ち遠しいですが、まだまだ不安が拭えず、少しずつ暮らしの
変化を感じながらも、様子を見て過ごしています。

ほぼ2年近く休会の続いたコーラスが1昨日再開しました。
久し振りに仲間と共に歌うことが出来て、皆この日を待ち兼ねていたのだなぁと、元気な声を聴きながら、取り敢えずほっとしました。
新調したコーラス用のシルクの長いマスクを付けて、少し違和感がありましたが、歌いこんだ数々の曲を綺麗に合わせ、団員の気持ちが一つになり、とても楽しく歌えました♪ 
来年の合唱祭は開催されるかどうかは世情によって判らないですが、大切な趣味をみんなと一緒に頑張って続けていきたいと思います。

ギター教室もそれぞれがコロナ対策に気を付けて、憧れのアルハンブラに日々の練習を重ねています! 
受講者も少し減り淋しくなりましたが、ギター大好きな仲間達との自主練習に、中々思うように弾けず落ち込んでも、又やる気がが湧いてきます。
素敵な仲間たちに出会えたこの教室に、私の席がある事を嬉しく思います。

そして、とても嬉しい連絡がありました。
○○県文学祭の『冠句部門』に入選して、表彰式の案内状が来ました。
冠句の奥義を深めながら、難しい道を歩いていますが、一歩一歩刻んで来た足跡が閉じた
句帳に残っている事に、今日も生き甲斐を感じます。
後日に楽しみな式典が待っていることに、新たな元気が出てきます! 


今日は、「 音 」を詠んだ冠句を並べました。

   風の音 句誌に師の聲響くかに
   絵の曲に 寺の鐘の音郷愁う
   風の音 流砂に消えし名を呼べば
   旅一夜 一つの恋を消す瀬音
  
   ノクターン 雨音を聴き自我を問う
   音ばかり 虚勢が言わす捨てセリフ

   幻想曲 澄みゆく調べ異次元へ
   夢萌やす 天に響かす槌の音
   音響く 足踏み勢みデイの窓  
         (母を偲んで)
   余韻抱く 青き詞海に波をのせ


コーラスに、ギターに、冠句に、それぞれの音に生きる力を感じます。


      


 

   
    楽しく歌って来ました。


皆さま、いつもありがとうございます。
穏やかな暮らしが戻って来ることを願っています。
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心鎮めて  

2021年11月01日 19時37分37秒 | Weblog
市会議員選挙に続き、衆議院選挙も終わりました。
大切な1票を無駄にせず、期日前投票を済ませました。
思った通りの大きく変わる事の無い結果でしたが、新政権の風によって
コロナで変わった暮らしが、良い方向に吹いてくれればと願います。

色々な場所が人で賑わって来ましたが、まだ不安があるので元の生活には
戻せていませんが、11月より幾つかのサークル活動が再開になります。
出来れば今暫くは様子を見たいと思っていますが、、、流れに沿った動きに
合わせていく事になると思います。

冠句の選の仕事が、結社と2支部で重なり、向き合うのが大変ですが、
家事共に上手に時間を割いて、それぞれに精一杯に、と思っています。

頑張っているギターも難易度が高くなり段々厳しい状況になっていますが、
仲間と一緒に頑張って、楽しんで行きたいと思います。
♪ アルハンブラの想い出 ♪ 夢を追いかけて~~~練習しています!


西国巡礼の「勝尾寺」の大きな仕事を済ませた娘からの写真を見て、
荘厳な世界を醸し出している作品に、感慨深いものを感じています。
雲の台座に乗っている観世音菩薩像、とても難しい仕事に携わり
絵師として自信に繋がる経験になったと思います。
親バカですが、主人と一緒に娘を労い喜んでいます。

今回は、句帳から「お寺」に寄せた冠句を並べました。


  歌の札 初春の調べに華ぐ寺
  
  粛々と 眩しむ陽光山門に
  言葉澄み 煩悩を説く朝の寺
    
  灯座る 雑念鎮め寺の講
  祖を偲ぶ 寺の過去帳香を残し
  
  余生の譜 古刹巡りに史を深め

  野辺の花 風に寄り添う無縁塚


 西国巡礼を満願し、表装した掛軸を床の間に、朱印の奉納帳を時折開き、
 それぞれのお寺を思い浮かべて、、、心が癒されます。
 


   



        


  秋色が日に日に深まっています。

  皆さま、いつもありがとうございます。
コメント (4)
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