詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

葛 藤

2013年11月09日 14時38分12秒 | Weblog

  『介護退職』 楡 周平 作

 ”その時” あなたは生活を、家庭を、絆を、守れますか?

 突然介護を託された男の人生に、光は射すのか? 今そこにある危機感を真正面から

 見据えた問題作!

 絶望のどん底から抜け出して先に見えるもの・・・それが希望であることを願う・・・

 ある時は呪いもした母に降りかかった病が、実は疎遠になっていた私達兄弟の絆を修復し、

 かつ平和の絆を深めるための<神の思し召し>であったのではないかと思えてくる。

                                 _____本の一部分より

 

 多くの人間関係に悩み、苦しんだことは誰にでもあって、争うことも無く、穏やかな人生を

 全う出来ることを、願っていると思います。 

 来し方に残すその人の人柄、生き方が、その後の人生において、色々な形となって、

 良くも悪くも 表れてくるのかな~と、近頃よく思います。

 悲しくも、難しい病に臥す余生が待っていたとしても、、、穏やかな日々を過ごし、その人

 らしく生きられれば、こんなに幸せな事はないでしょう。

 前回の本と同様に、一気に読み終えたこの本に、一杯考えることがありました。

 介護に触れた<創作冠句>も、今までに沢山詠みました。

 

           流れ見る 子を待つ親の背なも老い

         人行き来 都会に呼べぬ母も老い

         椅子固し 介護の葛藤ままならず

         事もなげ 親との同居切り出され

         遅い膳 待ち侘ぶ母に詫び介護

         女居て 痴呆の母の朝化粧

         昼も夜も 時差があるよな母に泣き

         少し寄る 楯突くことも無き余生

         辿り着き 母を託するユートピア

         老いの背 小さくなったと孫からも

         河に沿い ゆっくり老いて生かされて

         そよぐ葦 十人十色の佳き余生

         君と行く 余生のレール煌々と

         波静か 一度の人生穏やかに

 

                          

 

    合唱祭に向けての練習もあと少しとなりました。 色々な秋のイベントも暫く続き、

    当分、時間との追いかけっこの日々となると思います。 

    健康に留意し、一つ一つの達成感に、最高の笑顔を願って、頑張ろうと思っています。 

                           

              今日もお立ち寄りくださって有難うございます。                     

   

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