詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

負けまいと!

2016年12月29日 20時11分16秒 | Weblog

 年々、1年の速さを怖いように感じます。

 とても忙しい毎日ですが、体調や体力と妥協しながら、60~70%の事が出来れば

 よし!として、今日も「お餅つき」を少し量を減らし、孫たちに手伝ってもらい搗きました。

 お善哉、きなこ、砂糖醤油、大根おろし、納豆、海苔 など、好みのお餅をお昼に食べて

 恙無く、家族で良き新年を迎えられそうです。

 孫娘の進路も既に決まり、4月からの通学にキラキラと夢を馳せております。 

 みんな元気に、新たな気持ちで希望を抱き、頑張れればいいなぁと祈っています。

 私も、腰痛にめげず、大好きなギターや冠句を楽しみ、更に深めていこうと願っています。

 

 一年を振り返り、今、心に添う冠句を並べてみました。

 

             母に灯を 施設の入居待ちあぐむ

             軽い罪 認知の母に嘘で逃げ

             丸い背な 声を荒げた日は悔いに

             断ち切れず 絆の温み背なに手に

 

             (連冠句)

                 それぞれに

            嘘許す 庇いあってる傷と創

            嘘許す 躓くこともある人生

              もの思う 泣いて笑って今日も生き

 

            川枯れて 寄せる想いは遠き日に

            色と香と はんなり老いて舞う扇

            おおらかに 彩り混ぜる嫁姑

            河に沿い 嫁に感謝の日々満たし

            自家野菜 皿にたっぷり今日の幸

 

            (連冠句)

                 負けまいと

            腰痛む ジーンズ穿いて気分変え

            腰痛む 趣味に没頭救われて

              切り替える 私の人生それなりに

 

  先日、母の様子を見に行きました。 何を聞いても、しきりに頭を押さえたり目を閉じたり

  ずっと 「なに? わからん、、、わからん、、、」と、言って、会話にならず、

  持参した好物のお菓子も、一口食べただけ、今までとは様子がかなり違います。

  でも私たちの事は、何とか分かっているみたいです。 夜、ベッドの柵を自分で外して

  床に落ちて、目の下の顔面半分が青あざになっていました。 ベッドから落ちた事も

  忘れて、手を振っている母に、「又、来るしね」と、視線を合わせて、帰宅しました。

  看護士さんから、「ちょっと見て欲しいものがある」といわれ、展示物を見ると

  病院の文化祭で、母のキットで作った手編み手提げバッグが、ピカピカ『金賞』!

  昔、母は編み物が好きでした。 作品を見て、「本当に母が編んだのかな?」と

  思いましたが、編み棒で目を揃えて、花のモチーフもちゃんと出来ていました。

  こうした事に、なんだかはっとさせられました。

  色々悩みが尽きませんが、小さくなった母と、また向き合っていこうと思います。

 

                   

 

 

       101歳で大往生された硬骨のジャーナリスト・むのたけじさんの

       『99歳の一日一言』は、365の滋味あふれる警句集。

       12月29日の言葉は<一生を結ぶ最期に何を言う。生かし続けて

       来てくれた一切への「ありがとうございました」が最もふさわしくないか>

                 ・・・ しみじみ、読みました ・・・

 

       皆様、この1年にわたり、私の拙いブログにお立ち寄り下さいまして、

       本当に ありがとうございました。

       まずは健康に留意し、来年も色々なことに、前向きに一歩ずつ、

       頑張ろうと思います。どうかよろしくお願いいたします。

       皆様方も、<佳き新年>をお迎え下さいますよう、心から祈っています。

                   

            ・・・いつも、 いつも、感謝の気持ちで一杯です・・・

  

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夢果てず・・・

2016年12月17日 15時18分50秒 | Weblog

 昨日は当地に初雪が降りました。

 とても寒く、こんな日は家の中で、いろいろ効率よく頑張れました。 

 夫々の投句の締め切りが年末のため通常より早まるので、その準備もしました。

 

 年末の大掃除は年々大儀になって、今年もカーテンは洗えそうにありません。

 朝から、照明器具を大雑把に拭いたり、窓も少しだけ拭き、、、また今度! 

 ということにしました。

 

 先日、支部の句会(納会)に行って来ました。 当日は纏まった雨が降り、予定していた

 私の車で行くのは止め、丁度、主人の予定がキャンセルになって送迎してくれました。 

 (お父さん、優しいやん~ と、娘からメール。 無口でシャイな人なんです)

 遠方でかなり大変でしたが、多くの皆さんと一緒に、楽しい句会を過ごしてきました。

 通常の句会と違って、年間成績の発表・表彰もあり、緊張感も一杯でした。

 美味しい料理も味わい、後は自慢の歌をかっこよく歌われたり、詩吟も朗々と披露されて、

 最後に「頭の体操ゲーム」を上手に進行され、ゲラゲラ笑いながらみんなで頑張ってやり、

 あっという間に時間が過ぎました。 

 「今度はギターの弾き語りをしてや」 と言われ、しっかり断って来ましたが・・・

      (いつか、そんな日が来ることを密かに願って、ガンバロウ♪)

 和やかな句会でした。 成績は??? 色々反省やら刺激やら、、、また頑張ります。

 途中、夕食を済ませて帰宅。 朝がかなり早かったので、睡眠不足と疲れもあり、

 早々に休みました。一つ大きな行事を終え、ほっとしています。

 

 

                        

 

 

  今日の社説欄に、「積ん読」という、良い日本語を見つけました。

 

        「読めない本は、読める本より大事なのかもしれない」

    <人は、いつか読みたいと願いながら読むことができない本からも影響を受ける>

    <私たちは、読めない本との間にも無言の対話を続けている。

     それは会い、話したいと願う人にも似て、その存在を遠くに感じながら、

     ふさわしい時機の到来を待っている>

    いい言葉だなと思い、こういう本はじっくり噛みしめるように読もうと、枕元の本の

    山の一番上に置く。かくして積ん読の山は、また高くなる。

 

  私も、同じ思いの本が、本棚に埃を被りながら、沢山積んでいます。

  

  そして、、、

             落ち葉みち 心のあり方ふと思う

             何か待つ 今日の一歩は小さくも

             夢果てず 万丈の気炎一心に

             きっぱりと 殻を破って出直そう

             身を癒し 陽の優しさに気付く朝

                      

                            自分へのエールの冠句です・・・

  

   遅々と上達しないギターですが、無理をしないで、毎日練習しています。

   孫が、私のフォークギターを持って行き、学校の音楽の時間に演奏するらしいです。

   コードを教えてやり、早急にそれらしく弾けるコツ?を特訓!=== 

   若い子は呑み込みが早く、、けっこう様になってきました。 

   思いがけず、孫とギターを楽しむ事が出来て、ワクワクしています。

   さて、控えているクラシックギターの個人演奏の方の練習は、、、

   とても、とても、、、大変ですが、孫から良き刺激を日々貰っています。

   

 

            皆様、今日もお越し頂きまして、ありがとうございます。

  

 

 

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心の中に今もなお

2016年12月08日 12時04分45秒 | Weblog

12月に入り、日に日に寒くなってきました。

何となく慌しく過ごす中、重い腰を少しずつ上げ、年末年始への準備をしています。

以前の様に、あれこれと頑張れなくなりましたが、気持ちはまだまだ前向きに・・・と !!!

 

『合唱祭』の<反省会・打ち上げ>を兼ねた「忘年会」が、先日ありました。

一日、皆と一緒に美味しい料理に幸せを思い、大笑いするお喋りに時間を忘れ、

とても楽しく過ごしました。

夫々が来年への抱負を述べ、今年の発表曲の反省、感想、先生からの思いも聞きました。

仲間との触れ合いと歌から繋がる ”絆” を、又しっかり結び直せたように思います。

来年の課題曲も、先生が既に準備して下さっていると聞きました。 

京都の情景が浮かぶコーラス曲らしく、新年の皆揃っての<稽古始>が楽しみです。

気持ちはみんな本当に若く、大好きな趣味をいつまでも続けて楽しい日々をと願います。

 

先日、母の所へ行きましたが、とても疲れました。

憂鬱そうな表情をしていたので、ほとんど話しが出来ず、わずかな時間でしたが、

とても長く感じました。 持参した好物のお菓子も飲み物も、一口しか口にせず、

「あんないし(此方の方言で不味いこと) いらん」 

姉が準備した母の好きな筈のホットココアも 「こんなまずいもん、いらん」

と言うのを聞き、病気とは判っていても、思わずムカッ!ときました。

希望施設への入所は捗らず、一つ一つの書類をクリアしていくのに、時間が掛かります。

優しくなれない自分を責め、重い葛藤がずっと続いています・・・

次は、穏やかな顔を見られるといいのですが、、、

 

来週、冠句所属支部の句会(納会)が、開催されます。 今回も選者をすることもあり、

かなり遠方の冬季の運転に不安がありますが、良き天候を願って出席して来ます。

そのための「選句」に先日から取り組み、昨日、発送を済ませ、ほっとしています。

当日は、また緊張の披講が待っていますが、皆さんと一緒に楽しい一日を過ごしたいな

と思います。 この一年の成績も発表されるので、こちらもドキドキです。

 

ギター教室では来年、恐怖の個人演奏があるらしいです。大きなプレッシャーがかかり

逃げ出したい気持ちと、何とか頑張らないと思う気持ちが交差して、 時に練習意欲を

あげる刺激も要りますが、ストレスにならないように、日々の練習を楽しく出来ればと

思います・・・ (本音は、出来れば当日欠席したいなぁ~)  

 

今朝の新聞に掲載された<平和の俳句> に、心がうたれました。

今月下旬に安部首相が訪問する真珠湾、戦争は知らない私ですが、

色々な思いがしてきます。

 

            草も枯れ みたま寒かろ 満蒙の秋

            復員し 先ずはお棺を 担ぎけり

 

俳句を詠まれたお二人は、それぞれに平和への思いを、一句に寄せられています。

 

私も、<命>を見つめ詠んだ冠句も沢山あります。

        

            枇杷に花 ひそと抱きたり一つの灯

            別れ際 一語噛み締め棺に花

            

             (連冠句) 

                 世に刻む 

            叫びたし ひとつしかないこの命

            叫びたし 戦火は要らぬ九条よ

              終戦忌 昭和の哀しみ忘れまい

 

                 咽び泣く

            肩落とす 遺憾ながらと訃の報せ

            肩落とす 夢を半ばに逝きし人

              逆縁に 胸が千切れて立ち竦む

 

            遠汀 哀しみの笛聴こえて来

            遠汀 埋る嘆きも幾年か

            遠汀 切なき離別また一つ

            噎ぶ夜 野火に命を読み耽る

            噎ぶ夜 弔う窓の明明と

 

              (連冠句)

                    安らかに

            ありのまま 想い深めて詠む挽歌

            ありのまま 積み重ね来し徳光る

              友眠る 心の中に今もなお

 

  惜別の寂しさを、色々な人生の中で噛み締めながら、より深めています。

 

                     

 

 さぁ~これからアンンサンブルギターの練習にかかります。

 中々うまく飛んでくれないコンドル  (コンドルは飛んでいく) を猛練習♪

 泣きたいような下手なギター     (私を泣かせて下さい) も頑張らないと

 クラシックギターも、課題の3曲から1曲選び、ソロ演奏の練習!

 大変ですが、情熱を萌やし、頑張ろうと思います。

 

          今日もお立ち寄りくださって有難うございます。

                       いつも感謝の気持ちで一杯です・・・

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