詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

 迷い捨て

2012年08月26日 10時23分44秒 | Weblog

         迷い捨て....

                                        もう一度

 

         【冠 句】      胸の奥 戻せぬ過去に沁む汚点

         【冠 句】      砕け散る 同じ過ち省みず

         ≪連冠句≫    「迷い捨て」

                     遠花火 儚い夢と知った夜

                     遠花火 悔いを引かず生くと決め

                          もう一度 明日への道を照らさねば

 

   厳しい残暑が続きますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

   少し弱音を吐きそうな私ですが、涼しい秋の風を待ち焦がれ、日々頑張っています。

   今回は「連冠句」も入れました。

   いつもの「冠句」とはまた違う奥域があって、少しずつ学んでいます。

   奥山景布子 作  「びいどろの火」を、心熱くして読みました。

   決して恵まれた環境に生まれた訳ではない主人公「佐登」、武家の日陰者から富商の

   内儀となったけれど、、、

   体に触れぬ夫に途惑う中、江戸下りの役者と深闇に落ちていくが、

   「ともに生きていく人のもとに戻るため、一度は身を灼く恋も必要なのではないか」と、、、

   一つの夫婦の姿を問い掛け、深い愛の形を知ったよい本に出合えました。

   今回の句に、主人公の生き方を重ねてみる事ができました。

 

   孫達の長い夏休みも、いよいよ最後の週になりました。 

   私も来週は色々趣味の行事が続きます。 時間を追いかけて頑張れる楽しいことに、

   とても救われて、 <秋の文化祭>に向けての冠句の投稿も、進めています。

   ”心に張りを持って” 過ごせば、いい日がきっと待っていると思います。

   今日もお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます。

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 つぶやき  (ささえ合って)

2012年08月16日 13時26分15秒 | Weblog

 <23日のつぶやき>

 夏バテも、そろそろ出始めて、今日は日課のウォーキングもさぼり、気力がダウン気味。

 ふとつぶやいた短歌に実感がでました。

          身を覆う装具に流る玉の汗我慢比べの長い一日

   

                  

                                        

    孫達の長い夏休みもあと1週間ほどになりました。

          ....................................................................

 

    15日は京都の五山の送り火、しみじみと霊を悼み、夜空に消えていく灯りに、、、

    淋しさも増すと思います・・・

   

                        

 

        『俳 句』   墓参り絆深めし三姉妹

        《川 柳》   耐えてきた日々を活かせば越せる夏

        【冠 句】   冷奴 体力つけよと母に匙

        【冠 句】   真面目顔 言葉で足りぬ手の温み

        【冠 句】   道灼ける 笑顔戻す日信じねば

        【冠 句】   片隅に 生きる支えの一行詩

        【冠 句】   影動く 我が身一人の命ならず

        【冠 句】   街歩き 癒ゆ日信じて見上ぐ空

 

  67年目の終戦記念日、、、、、過酷な戦争を体験し、言葉で言い表せない苦節を

  耐えてきたであろう多くの戦没者、遺族の方々の無念の叫び声が、鎮魂の鐘の音に

  響き、、、平和という意味を、夫々が問い直していると思います。

  戦争を知らない私ですが、昭和に残る傷跡を、色々な形から、目や耳に触れる事に

  よって、同じ過ちを二度と起こしてはならない思いを、”強く 強く” 感じます。

  

  長い人生の道程にあった山や谷にも負けることなく、頑張って乗り越えてきた日々を

  振り返ると、いつも傍らで支えてくれた慈愛の大きさに気付き、優しく触れ合える <絆>

  によって、こうして生きてゆける幸せに、感謝の気持ちで満たされると思います。

  無限に光る真っ青な空を見上げる瞳は、みんな輝きを失わず、明日に生きる希望を抱き

  見えない力でお互いに支えあって、ちょっと泣きたい日も、頑張って歩いて行けるでしょう。

 

  哀しい涙を私も何度も流して生きてきました。

  その時 その時に、揺れた心を暖かく支えてもらった<手の温み>に笑顔も戻せて

  前向きに生きる力を湧き立たせ、今こうして時を刻んでいます。

  大きな心の柱は、決して朽ちることなく、愛の枝を伸ばして・・・ そう思います。

 

                  

 

 

  高校野球の熱戦が繰り広げられています。 

  球児たちの力漲るプレーに、爽やかな笑顔、眩しい汗に、私も元気を一杯貰って、大きな

  声援を送っています。 選手たちの青春に、いい思い出を刻んでくれる事でしょう。

  

            今日もお立ち寄り頂きまして、有難うございます。

 

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 沈々と・・・ 

2012年08月03日 20時29分01秒 | Weblog

 今日はお盆の「棚経」、朝からお寺の僧侶に来て頂きました。

 子供達、孫達も揃って、ご先祖様の霊に手を合わせ、恙無く過ごせる日々への感謝を深め

 ました。 皆で楽しい食事を囲み、孫達と一杯遊び、賑やかないい日でした。

 明日は、私の父のお墓参りに行ってきます。  (14日 記)

 

 <思い通りにならぬ人生なればこそ、生き甲斐のあるを悟る日   8日に記>

 

              *************

   6日、朝から孫達を連れ、家のお墓参りに行ってきました。

   お盆にふさわしいお花を手向け、綺麗に流した墓石に義父母の好物を供えて、

   お坊さんの読経の中、数珠を手にお焼香をして、日々の平穏の感謝と祈りを

   それぞれ心をこめて、お参りを済ませました。

   お寺の境内には、大きな鉢に見事な蓮が咲き、坂村真民さんの石碑を慈しんでいる様に

   見えました。     ....念ずれば花ひらく.....      生きる支えの言葉です。

 

              

      お寺の境内の蓮と石碑 お線香の香りが風に優しく抱かれ、癒されました 

                           

             6日に書き加えました....    (ブログの写真は拡大出来ます)


 

   

                           

           沈々と                              魂に

       

        【冠 句】     盆迎え 亡姑に習いしこと嫁に

        【冠 句】     ありのまま 遺骨無き叔父眠る墓

        【冠 句】     ありのまま 語り部も老い敗戦記

        【冠 句】     沈々と 六十七年追悼す

        【冠 句】     奔放に 戦時を知らぬ自己主張

        【冠 句】     道灼ける 新たに増えし原爆忌

        【冠 句】     慎ましく 四方への謝意を身の奥に

 

   哀しみを多くの人の心に残し、計り知れない苦しみを齎した 1945年8月15日の

   太平洋戦争の終戦記念日がやってきます。

   母方の叔父も、凛々しい軍服姿の写真を遺し、遺骨も無い淋しい虚しい帰還でした。

   私が生まれた時は、すでに遺影となっていた叔父でした・・・

   

   6日には孫達も連れ、家のお墓参りに行ってきます。 

   お墓の下で眠る義父母も、成長したひ孫達の姿を見て、きっと喜んでくれると思います。

   何不自由なくスクスク育っている孫達ですが、小さな心に大きな痛みを残した 3・11の

   地獄絵を思うと、、、、、今日の幸をしみじみと感謝しなければと、深く深くその胸に刻み、

   生きることの一番大切な意味を、それぞれに問い掛けた事と思います。

   今年は近しい人との別れもありました。 追悼の意を捧げてきます・・・

 

                      

            やすらかに                    常しえに

   

                    ありがとうございます

   

コメント (6)
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