詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

 夜の笛~

2009年05月28日 11時01分58秒 | Weblog
 大切な 人との哀しい 別れの日

     淋しくて 名残の尽きぬ 追悼歌~    


   【短 歌】 夫逝きて二十四年経れど寂しさの少しも減らずと友は言うなり

   【冠 句】 夜の笛 名残の尽きぬ追悼歌

   【冠 句】 夜雨匂う 命の日記濡れ尽きて

   【冠 句】 会いたくて 形見の小袖肩に掛け

   【冠 句】 遠き人 手繰り寄せたき地平線


              もう一度 叶うならば 会いたくて 

                  思い出の 一つ一つを 抱き寄せる・・・


          

         誰も避けて通れない大切な人との別れが、何度かありました。
         絶ち難い思いを引き摺りながら、歳月に少しずつ癒されながら
         も、長い夜に胸が痛みます・・・・・
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 五月の風♪

2009年05月21日 11時20分31秒 | Weblog
 人生を 一緒に歩くと 決めた人

     懐かしく 二十歳のあのころ 思い出す~   


    【冠 句】 風に佇つ 藍より青く新たな日

    【俳 句】 金屏にお色直しや牡丹花

    【川 柳】 もう一度気力吹き込み弾む鞠

    【冠 句】 明日に賭け 風に揺るがぬ新天地

    【短 歌】 息子より誕生祝いに贈られしデジカメ下げて花を撮りに行く


               歳重ね 労わり合うこと 多くなり

                  睦まじく 静かな余生に 花を添え・・・

        
            
         夫婦の絆を益々深くし、互いの杖となりながら、毎日を
         新たな気持ちで過ごしていきたいなぁと思います・・・
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姉の背に・・・

2009年05月14日 10時33分59秒 | Weblog
歯痒くも 母の本心 量れずに

    少しずつ 見知らぬ姿に 変わりゆき・・・   


     【短 歌】 姉よりの土付く野菜を洗い終え姉を思ひて今日も食ひたり

     【冠 句】 影動く 母の本心推し量る

     【冠 句】 背を丸め 素顔の弱さ見せる日も

     【冠 句】 気丈な背 母を委ねる姉に詫ぶ

     【冠 句】 風に問う 昨日と違う窓を開け


              先見えぬ 暗闇背負う 姉の背に

                   今日も又 そっと詫びて 風に問う~


 老いて自活出来なくなった事を受け入れられず、日に日に意固地になって乱れる
 母を見て、いっその事「痴呆」の為す術と要って欲しい気持ちが募ってきます。
 穏やかな終世をと、母に願う気持ちの裏側に、母を看る姉の苦労を思うと、、、
 胸が痛みます・・・

          
コメント (2)
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 陽と翼

2009年05月06日 10時36分33秒 | Weblog
 学ぶこと 遊ぶことに 夢を追い

    真っ青の 明日の空へ 翔び立つ子    


    【俳 句】 窓青葉九九繰り返す声高し

    【冠 句】 遊び耽け 未だ飛び足りぬ鯉のぼり

    【冠 句】 陽と翼 大地を蹴って翔び立つ子

    【冠 句】 花菖蒲 夢を訊きあう老姉妹

    【冠 句】 歩も軽く 未来を開く地図広げ


               歳重ね 絆深める 老姉妹

                    夢広げ 未来の旅を 誘い合う


     

            色々と問題を抱える老いた母の事で、三姉妹が寄り合う
            事が増えました。
            いつかきっと、みんなで静かな旅に行ける日を楽しみに
            して、母を看る姉を支えていきたいと思います・・・


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