詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

立ち止まり・・・

2013年10月28日 11時40分05秒 | Weblog

暫く休ませて頂いている間も、多くの方々からのご訪問を頂きまして本当に有難うございます。

心よりお礼申し上げます。

 

秋の夜長に、私の大好きな趣味の一つである読書も、時間を探して楽しんでいます。

理想の死に方を問う本 『無言の旅人』 (仙川 環 作) を、一気に読み終えました。

尊厳死を希望する意思に対し、残された家族の葛藤に揺れる苦しみを書かれた本ですが、

出ない答えを探す難しさに、尊い死のあり方を考えさせられました。

今は亡き、父母の終末の姿を重ね合わせ、当時を振り返り詠んだ冠句を並べてみました。

 

               低い嵩 長い闘病よく耐えて

            ひと呼吸 眠るかのよに逝きし父

            夜が沈む 払えぬ無念もどかしく

            身を責める 背面に負う咎ひとつ

            霧の中 消せぬ迷いに行き戻り

            見送り後 追慕の寂光胸に揺れ

            過ぎて行く 渇かぬ泪悔い残し

            闘病記 心の葛藤繰り返し

            

            涙拭く 母を叱って知る疼み

            行き来して 迷いごころの裏表

            揺れている 割れた心に残る嘘

            聴き直し 歪む鏡に問う自戒

            濡れる窓 我を張る母に泣く本音

            愛ほのか 刺さる助言は厳しくも

            母の笑み 愛の灯ともし待ちくれし

            人に酔う 迷路に明かり点す著書

 

 

                      

 

 秋の色々な行事に取り組み、多忙な日々を過ごしていますが、一つ一つの目標に向かい、

 精一杯努力をし、充実感を感じています。

 合唱祭も近付いてきました。今年の発表曲は、金子みすヾさんの詩より2曲と、アニメソングから

 「君をのせて」の3曲、練習を重ね暗譜も出来ました。明日は本番モードでのリハーサルに行って

 コーラスを楽しんできたいと思います。

 他の行事も次々に控え、日々の練習にも熱が入ります。そんな中、文学祭の方から、嬉しい通知が

 届き、時にとても苦しく感じる創作の趣味ですが、頑張れる励みになりました。

 万全でない体調の歯がゆさに、悔しい思いが大きく、弱音も時に吐き、自己嫌悪に陥りますが、

 大好きな趣味を何時までも続けられるよう、健康管理を第一にして、一日一日を大事にして、

 過ごしていきたいと思います。 

 

                   

                   今日もお立ち寄りいただきまして有難うございます。

          

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