学ぶ

どんどんと　未知の世界の　視野広げ

　　　　　まだまだ　知りたい事が　待っている　　　　


　　　【俳　句】　秋の空九九繰り返す声高く

　　　【川　柳】　独学に辞典を並べ日々挑む　　

　　　【川　柳】　晩学に一直線の坂上がる

　　　【冠　句】　その一語　敗者の涙ばねにして　

　
　　　　　　　　　　　　諦めず　コツコツ学び　積み上げて

　　　　　　　　　　　　　　　　　もう一度　空に架けたい　夢の坂


　　　　　　　　　　

父の声

　ふと見れば　母の影から　さり気無く
　
　　　　　　温かく　いつも守って　くれたひと　　　　


　　　【短　歌】　念願の端渓硯を得し夫の写経する背に父を憶ひぬ

　　　【俳　句】　茸狩りや昨日のように父の声

　　　【冠　句】　幾曲がり　声なき声に叱咤され　

　　　【冠　句】　樹と語る　あの日の鞭は父の愛

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　それぞれに　感じる色は　違うけど

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　懐かしく　二人の父を　思い出す

　　　　　　　

　　　　　　　　　　

手 紙

様々な　人と人との　行き違いに

　　　　　悶々と　悩み迷って　痛む胸・・・　

　　　
　　　　【冠　句】　女文字　言い足りぬこと匂わせて

　　　　【冠　句】　迷いあり　切手貼れずに置く手紙　　　　

　　　　【川　柳】　一枚の切手ストレス軽くする

　　　　【冠　句】　夕茜　故郷浮かべ読む手紙　　　　


　　　　　　　　　　　　　　もう一度　心の中を　吐き出せば

　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつかは　きっと　分かり合える　


　　　　　　　　

秋 思

　世渡りの　下手な私の　生き方を

　　　　　　何度も　何度も　問いかける　
　　　

　　　　【冠　句】　先読めず　言葉の波紋広がりて

　　　　【川　柳】　饒舌の裏の企み推理する

　　　　【冠　句】　悔い少し　一本の傘貸しそびれ　

　　　　【俳　句】　老ゆる日々肩を寄せ合う紅葉路　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　何気なく　ふっと口に　した言葉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無くしてわかる　大切なこと・・・


　　　　　　　　　　

旅

　活き活きと　勤めた仕事を　惜しみつつ

　　　　　　やっと今日　一つの区切りを　つけました　　　
　　　
　　　　　　　　
　　　【冠　句】　　夕焼ける　一人の旅の夢序章

　　　【冠　句】　　道の駅　旅の楽しみ一つ増え　

　　　【川　柳】　　やりくりの家計簿まとめ小旅行

　　　【川　柳】　　人生の余白を埋める旅続く　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　～新しく　始まる私の　人生に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夢追う旅に　出かけます～　　


　　　　　　　　
　　　　　　　　　

三姉妹

　それぞれに　人生の苦を　背負う今　　　　　　

　　　　　互いに　呼び合い　吐き合って　

　　　　　　　　　　労わりながら　大きな荷物を　助け合う
　　　　　　　　　　　
　　　
　　　　【短　歌】　農を知らぬ姉の嫁ぎて三十年か姑の亡き今新米届く
　　　
　　　　【俳　句】　三姉妹揃ふ日を待つ彼岸かな

　　　　【冠　句】　耳を貸す　老母看る姉労わりて

　　　　【冠　句】　秋桜　夢を訊き合う三姉妹　　


　　　　　　　　　　　　　　～年毎に　絆深める　三姉妹

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　温み合うこと　しみじみ思う～