詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

 郷 愁

2008年11月30日 11時45分26秒 | Weblog
懐かしき 幼きころの 思い出が

     ここにも そこにも あちらにも     


   【短 歌】 青空に鈴生りの柿の色づきてふるさとの道に昔を思ふ

   【俳 句】 茶の花や哀れを止む棄て畑

   【川 柳】 父母の背中も老いてUターン

   【冠 句】 蒼い空 秋の一コマ焼き付ける    


            温かく 迎えてくれる ふるさとに

                  昔日の 記憶の景色が みえてくる


          
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 いのち燃ゆ

2008年11月23日 12時21分56秒 | Weblog
 儘ならぬ 運命を漸く 受け入れて

     詩詠む日に 自分らしさを 取り戻す

 
   【短 歌】 骨の歪む不治の病を道連れにせむ思ひして詩を詠みゆかむ

   【俳 句】 鉢の梅命燃やして枝を張る

   【冠 句】 虫絶える あの子迷わず空の星

   【冠 句】 いのち燃ゆ いま夢咲かす遺作展

          
            頑張って 頑張り過ぎて 散り急ぎ

               煌いて 燃え尽きし命を 今もう一度~


          

             
                  

                 
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明日への一歩

2008年11月17日 12時13分39秒 | Weblog
山もあり 谷にも落ちて 泣いた日も

    しみじみと 辿りし径を 振り返る  


   【俳 句】 隙間風争う背なを合わせ来し

   【川 柳】 老いの窓開けば窓がもう一つ

   【冠 句】 里の風 明日への一歩賭けてみる

   【冠 句】 立ち上げる 種蒔き終えて充ちる胸   


              幾度と無く 迷った径の 足踏みに

                   明日の道 心を開いて 繋げたい~


           
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 訣れ

2008年11月10日 14時39分13秒 | Weblog
 哀しくも 老いを重ねて 病む日々に

     淋しくも 友との距離が 埋められず      


   【短 歌】 こぞわれの訪ねしことも忘れゐる友をいたはり電話を置きぬ

   【冠 句】 酒の客 老いてお開き早くなり

   【冠 句】 窓越しに 病む友残し退院す
  
   【冠 句】 眼に残る 悔いなく生きて散る花弁  


             ~ざわざわと 心の中に 吹く風も

                  いつかは 静かな 思い出に~


        
              







      
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 本

2008年11月04日 11時10分16秒 | Weblog
 一冊の 本から広がる 新世界

     友の輪の 中から知った 本もある    


   【川 柳】 偶然に手にした本が命の師

   【川 柳】 輪読でぱっと広がる新世界

   【冠 句】 老樹炎ゆ 傍らに置く電子辞書
   
   【冠 句】 教えられ 敗れた夢も継ぎ足せば 

            ~明日に向き 見果てぬ世界の 扉を叩き

                 キラキラと 余生の夢を 継ぎ足そう~

          
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