詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

 許し合う

2009年03月31日 11時56分44秒 | Weblog
 つまらない 意地を張った 空しさに

      ぎこちなく どちらともなく 許し合う    


     【冠 句】 花の雨 一つの傘で仲直り

     【冠 句】 人許す 垣根を外す本音吐く

     【冠 句】 夕日落つ すんなり言えた詫び言葉

     【俳 句】 母を背に戻りし道の霞みけり

     【短 歌】 夕飯の後片付けを夫婦なる夫が無言でなしくるるなり


                  しみじみと 心が通じる 嬉しさに

                        大切な 絆の強さ 深くする


            

             素直な気持ちをいつまでも~
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 病 窓

2009年03月24日 10時48分20秒 | Weblog
 初めての手術に臨んだあの日から、15年の月日が過ぎました。
 
 3ヶ月余りに及ぶ入院生活を、家族や姉妹に、そして多くの友人達にも支えられ

 普通の暮らしを送れる幸せを、今しみじみ噛み締めています。 


    【冠 句】 夕焼ける 病窓癒す一閃の絵   

    【冠 句】 夕茜 明日の手術を祈る空    

    【川 柳】 望遠鏡病窓からも初春の星

    【川 柳】 見舞い終え見上げる窓にVサイン

    【冠 句】 春めく日 病衣に似合う薄化粧


            キラキラと 夜空に煌めく 星の灯に

                 不安抱く 術後の涙を 癒されて・・・


          

           笑顔を忘れず、明日に向かって一歩ずつ
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別れの日

2009年03月17日 11時07分43秒 | Weblog
卒業シーズンになりました。 

希望の道へ一歩を踏み出す子供達に、父母として祖父母として、夫々の立場で餞の拍手を惜しみなく送り、

今ある幸せに<感謝の気持ち>を新たにしたいと思います。


  温かく 恩師と友らに 囲まれて

       思い出の 一つ一つを 懐かしむ 

 
     【俳 句】 戯れの落書きを消し卒業す

     【冠 句】 光満つ 今日で最後の母校章  

     【冠 句】 芽木の唄 こころ一つになる答辞

     【冠 句】 白い歯に あの日と同じ答辞聴く

     【冠 句】 穹清ら 針路はみんな違うけど 


            父母の 深い慈愛に 見守られ

                     胸を張り 母校を後に 卒業す


          
                   ~清らかな心を忘れずに~
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 里の友

2009年03月09日 20時01分08秒 | Weblog
 青春を 分かち合った 里の友

     助けられ あの日に残した あの笑顔    


    【冠 句】 聞きなれて 里を寄せたき波の音

    【冠 句】 懐かしく 恐いもの無く走った日

    【冠 句】 気を許す 友に幾度涙見せ 

    【冠 句】 席があり 人の慈愛に支えられ

    【川 柳】 罪の無い秘密をばらす同窓会   


              ちゃん付けで 今も呼び合い 温かく
                  
                  変らない 心の支えを ありがとう・・・



          
             ~いついつまでも馬酔木(アセビ)の様な可憐さを~
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 桃の節句

2009年03月03日 11時04分10秒 | Weblog
 雛人形 仏間に飾り 亡姑偲び

    桃の花 絆深める お嫁さん    

    
   【短 歌】 ひなの歌孫を囲みて繰り返し姑の遺影も綻びており

   【俳 句】 桃の花姑を偲びて一枝添え

   【川 柳】 雛飾る我が家の灯嫁が告ぐ

   【冠 句】 陽に和む 育児に迷い泣いた日も

   【冠 句】 ゆとりの日 一役だけの母になる


               愛らしく 育ってくれた 孫むすめ

                   目を細め 桃の節句に 嫁に添う


       
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