詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

きっと いつか・・・

2016年10月27日 14時24分03秒 | Weblog

 秋晴れの爽やかな一日です。

 何事も、一歩ずつでも前向きに動かないと、気持ちが落ち付かない私、

 今日は、中々回復しない傷めた腕と指の診察に、行ってきました。

 関節の炎症は、半年ぐらい掛かって、自然と落ち着いて来ると、医師より聞きました。

 まだ2ヶ月、もう少し月日が要りそうです。

 腕は、「MRI検査」を来週に予約しました。原因をはっきりさせて、向き合っているギターの

 今後の過ごし方を、考えらればいいなぁと思います。 

 何でも、突き進まないと納得出来ない性格のため、つい頑張りすぎて、、、今回は反省!

 気持ちは逸っても、体力が追い付かない年齢を、日毎に寂しく感じますが、まだまだ!!!

 少し引く妥協も含めながら、前向きに自分らしく、過ごして行きたいです。

 大勢の患者さんで、中々順番が廻って来ないのを我慢しながら、2時間待ち。

 その間、素敵な本を見つけ、一気に読みました。

 

       『 今日は いいこと ありそうだ 』        南 久美子 作品集

 

         ・  気にしない 気にしない なんとかなる

         ・  やるだけやったら ケセラセラ 風にまかせて ケセラセラ

         ・  寄り道も 道だよね

         ・  人の幸せよろこべる わたしが好き

         ・  倖せは あきらめたころに やってくる

         ・  あなたに 会えてよかった

         ・  きっと乗れる 波が来る

         ・  いつか花咲く そのままで このままで いいんだよ

         ・  独りじや ないよ                 

                              、、、、、、、、このような、本です。

       きっと花が咲く   Your time is sure to come.

            言葉には魂が宿っているといわれます。

            辛い時ほど プラス思考を 心がけたいものですね。

                           ( 作者の言葉です)

    

      可愛い挿絵に添えられた、さり気ない言葉に、ほっとした時間を感じます。          

      ふとした場所で出会う本に、心に留まる言葉の優しさに、癒されました。

 

     < 思いを重ねる、私の冠句 >

 

              若葉映ゆ 挨拶清し登下校

              道尋ね 辿り着きたし詩の山河

              怖れふと 助詞の一字を読み違え

              紙一重 黒い刃で切るジョーク

              良い予感 ひと文字添えて待つ返事

              甘い癖 照れ笑いして濁す語尾

              戻れぬ地 刺した一語の罪咎み

              言葉選る 一つの鞭を敢えて児に

              言葉選る やさしく消しぬ傷の跡

 

             <連冠句> 

                  雲晴れる

              あっけなし 悩んだ事が嘘のよう

              あっけなし 涙の和解すんなりと

                笑み戻す 心の広い人ばかり

                            

                            ( 振り返れば、色々な時がありました )

            

                        

   

 

   さぁ~ 来月に控えている秋の華やかな行事に、今、私に出来ることをそれなりに、

   一所懸命頑張ろうと、意気込んでいます。 

                     皆様に、きっと良い報告が出来ることを願って・・・

 

  秋の味覚のお菓子を持参して、母の所に行ってきます。 落ち着いて過ごして

  くれれば良いのですが、、、 先日のこともあり、ちょっと心配も。

  

           

             今日も、お立ち寄りいただき、有難うございます。

           

    


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ただ ひたむきに、、、

2016年10月20日 14時04分41秒 | Weblog

 半袖の服でも良いと思う位の10月とは思えない気候に、昨日は少し動くと汗ばみ、

 夜も蒸し暑く、窓を少し空けて寝ました。

 何だか昔と違う季節感に、体調管理の難しさを感じ、秋の文化祭や芸術祭等の

 行事を色々控えている今、油断せず毎日を元気に過ごせるように、心がけたいと

 思います。 

 ギター、コーラス共に、本番モードでの練習になっています。

 まだまだ、未完成ですが、仲間と心を合わせ、素敵な曲に仕上がるように、

 一生懸命頑張ろうと思いますが、、、練習で痛めた手の回復が遅れ、歯痒いです。

 

 やなせ たかしさんの素晴らしい詩集に、出会えました。

 アンパンマンなどの、キャラクターを残した漫画家でもあり、童話画家、詩人であり作家。

 図書館の棚にあった、<大きな活字で組まれた詩集>、偶然目に入ったこの本ですが、

 ほんわかと、心の中を温かくしてくれました。

 その中の一つ、、、

                     光

              せっかく生まれてきたのだもの

          絶望するのはもったいない

          なんとかなるさと辛抱して

          まぐれ、幸運、喜怒哀楽

          とにかく一日生きてみて

          明日は明日で

          また生きる

 

  可愛いイラストにまた気持ちが和みます。

  タイトルに、帯の文字にも、心が響きます。

 

          足が弱くて すぐころぶ 

          耳は遠いし 眼はかすむ

          まいにちあぶない つなわたり ~~~~(老後のたのしみより)

 

          ふりむくことはしなかった

          ただひたむきに歩いたが 

          いささか疲れてひと休み

          ここはどこかと見わたせば

          老化峠のくだり坂 ~~~~~(花咲く峠より)  

 

 こうした詩集が幾つか組まれた本に、今、触れる事が出来た事、本当に嬉しく思います。

 

 今の気持ちを、私の冠句に探すと、、、

 

                  指人形 上手に出来た仲直り

                  ほろ苦し お世辞さらりと言える業

                  闇を抜け 筋道一本貫いて

                  譲り合い ずるい打算は封じ込み

                  丸く生き 聞き役になり譲る席

                  老夫婦 まるく労わる言葉尻

                  少し寄る 垣根外せば情に触れ

 

 そして、、、

 老後の楽しみを見つけ、心の中があたたかく、生きていることが嬉しく、愛おしく、

 こころがどんどんやさしくなる。 気付けば、「孤愁の道」、たそがれの色は濃いけれど、

 今日一日は、けんめいに、生きよう。     そう思います・・・

          

 

                     

 

             今日もお立ち寄り頂きまして、有難うございます。

             皆様からのお声を聞かせて頂ければ、嬉しく思います。

             色々な秋の催しに向けて、心を充たして頑張れること、

             日々の活きる力となって、自分を励ましています。

                 


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生きる力に・・・

2016年10月14日 12時45分19秒 | Weblog

 少し肌寒さもありますが、秋の陽射しが窓に温かく感じます。

 朝から、母の介護認定に立ち合ってきました。 

 市の福祉課から見えた担当の方、病院の担当の方、姉と私が、車椅子の母を

 囲み、幾つかの質問に答える様子を、見守りました。

 名前、今の季節は、大きな声でちゃんと答えられました。

 年齢、誕生日、今日の日付・曜日、今居る場所、朝食確認、病室の把握は、

 ぐちゃぐちゃでした。 

 職員の方から聞いた院内での日々の様子は、私が想像していた以上に酷く、

 生活する上の殆どをお世話になっているらしく、ベッドの起き上がり、寝返りは

 柵に捕まり自分で出来ているみたいですが、着替えから洗顔、入浴・トイレ等

 全て介助して貰っています。

 食事は途中で遊んで中断している事が多いようですが、職員の人数も限られて

 中々其処までは構ってもらえないみたいです。

 先日、様子を見に来た時からまたぐっと老けて弱って見えました。

 認定の手順が色々あり、結果が手元に届くのは、1ヵ月位後との事です。 

 今日は、いきなりぐるっと母を囲んだ環境に、母もびっくりしたらしく、目を見開き、

 「何や?」と叫んでましたが、上手く対応して下さり、無事終えて帰宅出来ました。

 どのような認定になるか分かりませんが、早く安心できる施設に入居出来る事を

 願って、母の晩年が少しでも穏やかになればと祈っています。

 

 今の母を思うと、浮かんでくる亡き父の姿に哀しい思いも、、、決して願った事では

 無くとも、難しい老いの現実に胸が塞ぎます。

 そんな気持ちの中での、冠句を拾い集めました。

 

               肩車 ふと懐かしむ父の影

               風邪の夜 粥に梅干し母をふと

               夜の話 母の引きずる悲の戦史

               砂ぼこり 心の襞は読み切れず

               砂ぼこり 何とか妥協済ませても

               径灯し 華を遺して眠りたき

               水の肌 無垢に誕まれて無漏に死し

               蜃気楼 迷い揺らぎし視野に陽も

               諸人よ 辿れば命花に似て

               花の吐息 晩年に知る死の心情

               北斗星 拓く光線視えてくる

               皿の数 納戸に懐き幸の日々

               皿の数 窓の灯ほのと睦み合う

   

   色々な人生が人それぞれにありますが、心の中に温かく灯せる楽しい思い出が

   生きる力となっているのだろうと、母を見て思います・・・    

 

 

                        

 

                       今日もありがとうございます。


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哀愁 ・ 郷愁 

2016年10月10日 13時29分05秒 | Weblog

 朝の気温が、季節の移ろいを感じます。

 大変だった夏の暑さが嘘のように思え、厳しい慢性腰痛の装具に日々耐えた事を、

 ”本当によく頑張れたなぁ~”と、変な自信を持ちながら、また前向きに!と思います。

 

 秋の憂いを、色々なことに感じながら過ごしていますが、この季節だから詠める冠句を

 句帳を読み返しながら並べてみました。 9月から10月にかけての思いを・・・

 

              墓参り 恙無きこと父母に告げ

              暑き秋 ギブス取れる日待ちあぐむ

              騒ぐ街 病窓に映ゆ遠花火

              音が澄む 過ぎし日染める遠花火

              暑き秋 糠床母の味になる

              暑き秋 畝を立てたと農談義

              西日中 稲穂に映える赤蜻蛉

              町暮れる 嬉しきことをこの星に

              我が山河 深み重ねて織り成す陽

              つなぐ糸 過疎に児の声ひこばゆる

              慕いつつ 傍らに置く篤き本

              秋立ちて 想い寄せ繰る万葉集

              遠く来て 閉ざす心に沁む夕陽

              深緑 木漏れ日に癒ゆ一人旅

              この命 ふと献体を惟みし

              亡友の詩 まろやかな思惟積み重ね

              山の湖 湧き立つ夢を映す雲

   

  一緒に歌った仲間が、寂しく逝った、あの年の秋が思い出されます。

  今年も<合唱祭>が迫っています。 リハーサルを兼ねた練習も、立派なホールを

  お借りして、本番モードで「課題曲2曲」の、仕上げに掛かります。

  1曲は追悼歌ですが、、、今日の生きる喜び、幸せを曲の奥に秘めて、そして

  しみじみ亡き友を偲び、心から歌いたいと思います。

  続いて ”熱き志” に願いをのせる歌・・・同じ思いを寄せて歌いたいと思います。

  どのようなコーラスを演奏できるかを楽しみに、頑張って練習を重ねていこう♪

          (暗譜も終えて、曲の飾り付けや表現の段階に入りました) 

 

 

                    

              仲間と一緒に ♪         澄んだハーモニー♪

 

 先日、見学してきた施設、とてもよい環境の優しい所でした。

 沢山の方が、入所を待っているとの事ですが、一日も早く良い日が来ることを願い、

 母の介護認定の見直しを、近日にして頂く予定になっています。

 一つずつ、前に向き進めていければ、きっとそう遠くない日に、母をお願い出来るかなと

 希望を持っています。 職員さんから温かいお言葉を頂き、気持ちがほっと和みました。

 

        秋晴れの今日、可愛い園児たちの運動会があちこちで開かれています。

        幸せなひと時を、お過ごし下さいますように・・・

        

        合唱祭の案内状を、大切な友人に届けに行きました。 

        いつも前向きに過ごされている姿を見る度、もう一人の姉の様に感じ、

        教えられる事が沢山あり、いつも励まして貰って、嬉しく思います。

        人と人との触れ合いを <たからもの> の様に、ほっこり温めながら

        これからの人生の中で充たして、生きたいなぁと思います。

        

      

                       今日もお立ち寄り頂きありがとうございます。

 

 


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