詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

  姑

2008年09月26日 19時44分04秒 | Weblog
 最後まで 姑との距離が 埋められず

        淋しく残る 悔いの数数・・・・   


   【冠 句】 忌日来る 姑との軋み枯れていく

   【冠 句】 言いそびれ 亡姑への悔いが埋められず


   【冠 句】 近づく日 姑になる顔問う鏡   

   【川 柳】 姑になる心支度の本を読む


            ~長年の 嫁と姑との 確執を

                 繰り返さないと 胸に置き 
  
                       今わたしも 姑になる 


            
            

             
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 夢

2008年09月22日 10時56分21秒 | Weblog
  若き日に 指に数えて 抱いた夢 

     今そっと 一つ一つを 振り返る   


    【冠 句】  断ち切れず 若き日の夢開けたまま

    【冠 句】  靴弾む 晩学の夢追いかけて 

    【冠 句】  空青く 病にめげず夢を詠む

    【冠 句】  坂を越え 余生の夢を積みなおす 


             ~人生に 思わぬ病が あったけど

                   夢追うこころ 無くさずに 
                        
                      私らしく 生きてゆく・・・    


        
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  私の町

2008年09月17日 12時22分25秒 | Weblog
  嫁ぎ来し 町の名前は 市となって

        ここにも福祉の 優しさ見える   


    【俳 句】  川跨ぎ合併の町小鳥来る

    【冠 句】  町の地図 馴染んだ里の名は消えて

    【川 柳】  病んでみて町の優しさよく見える 

  
    【冠 句】 陽を讃え 挨拶響く町に住む       


            ~ 朝夕に 行き交う人との 挨拶に

               ここは<ふるさと> 夫と私の 終の地に・・・


          
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 秋に触れ

2008年09月12日 12時31分17秒 | Weblog
  あの日から 生きる希望を 見失い

        足元ばかり 見つめている      


    【冠 句】 虫を聴く 前を向けよと影法師          

    【冠 句】 詩拾う 淋しさ埋める秋に触れ  

    【冠 句】 美術館 人生語る色深く

    【俳 句】 手を翳す稲も夕日も黄金色  


               立ち直る あの子の背中に 少しずつ

                     確かな 明日が 見えてくる



        
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 ほのぼのと

2008年09月08日 12時50分13秒 | Weblog
 笑顔の 可愛い お嫁さん

     窓越しに 元気な声を 聞きながら 

         和やかに 孫を囲んで 余生の幸せ


  【短 歌】 年金にて成りし改装に新婚の頃思ひて夫と座りぬ

  【冠 句】 響きあう 嫁とのリッズム合うキッチン

  【川 柳】 ほのぼのと絵本の中へ孫を連れ     

  【川 柳】 ほのぼのと節目を祝う家風告ぐ


              ~ しみじみと 小さな幸せ 手の中に

                   ほのぼのと 守り続ける 家庭の灯 ~


       
       
             
              
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 清 流

2008年09月04日 11時55分50秒 | Weblog
  悶々と 自分の嫌いな 自我を張り

      頑なに 素直になれない 自分が居て   

             白々と 重い自分を 持て余す


    【短 歌】 添削に流れる如く句のなりて詩詠む日々を励まされをり

    【俳 句】 我忘れ痩せし手を入る清水かな

    【俳 句】 山霧や雑念払う那智の瀧        

    【冠 句】 水の音 邪心流して瀧を聴く


             清らかな 流れの中に 身を委ね

                 本当の 私の心を 呼んでみる


          
          
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