静 夜 思

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☆ 2016.03.21. ≪ 成績選考前提で給付型大学奨学金主体への転換を ≫ 低成長に見合う財源で

2016-03-21 09:23:14 | トーク・ネットTalk Net
 ☆ 奨学金と政治=山田孝男 http://mainichi.jp/articles/20160321/ddm/002/070/074000c?fm=mnm
・ 此の記事は、元大平首相が旧大蔵省に居た頃、給付型を主張したのにも関わらず、貸与型となり、中曽根内閣から現在の「有利子の貸与型奨学金」になった経緯を紹介。
・ 就職難、或は、非正規型採用の増加で借りた奨学金が返せなくなる卒業生が増加。
  <「3カ月滞納すると、サービサー(債権回収の専門業者)に売られてブラックリストに載り、クレジットカードがつくれなくなったり、住宅ローンとかも組めなくなったり
  してしまう」「奨学金という名前が本当に適切か。これはローンなんですヨと、もう少しキチンと伝えねば」 
  「法務省のガイドラインで業者が取り立てるのはおかしい。文部科学省が責任を持ってやるべきだ」>と民主党の桜井充議員が14日に追究。
  給付型に転換した場合の財源問題にも触れている。 <OECD(経済協力開発機構)加盟34カ国中、政府が給付型奨学金を提供しないのは日本とアイスランドだけだ>
  とは知らなかった。  ご存知でしたか?

 <小渕内閣の99年、財政投融資改革を背景に、有利子奨学金の貸与基準が大幅に緩和された。大学進学率はなお右肩上がり。利用者は飛躍的に増えた。
 日本学生支援機構から大学、短大などの奨学金を借りている人は全学生の38・7%だという。
 経済が停滞し、貧困が広がる中、貸与型奨学金を抑え、厳格な審査で「量より質」を選ぶ給付型を増やさねば、という考えが強まるのは自然である>と山田氏。

  在米時の二男の進学を巡る体験から、恐らく、私は給付型と貸与型の使い分けが現実的だと思う。教育内容の低下を防ぐ目的と併せ、短大含む大学進学率の上昇につれ
  奨学金の「量から質へ」の転換は当然であり、桜井議員が指摘するように<有利子ローン>と<特待生給付金>の峻別が望ましい。
  少子化及び安定成長経済という環境を考えると、<有利子型>にも量的制限を加えざるを得まい。
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