【産経新聞】林官房長官「国民感情から受け入れられない」 靖国神社に落書きの男、中国で拘束
・「(石柱への落書きは)わが国の国民感情からも受け入れられるものではない。中国政府には中国国民に現地法令の順守や冷静な行動をとるよう注意喚起を要請してきたところだ」と述べた。
⇒ 「国民感情から」というのは駄句で、A級戦犯合祀を軍国主義非難の拠り所とする中国・韓国にとり格好の口実を蒸し返させるだけだ。現地法令の順守に違反せねば逮捕すると言わねば。
私は前からA級戦犯合祀に反対であるが、それは中国や韓国がイチャモンをつけるからではない。合祀は、戦後の政府が極東軍事裁判&戦争責任議論否定を意味した象徴だからだ。
だが、それと落書きをさせないよう取り締まり、刑罰を与える必要性は別次元の話であり、法治国家として当然の措置だ。
【現代ビジネス】なぜ硫黄島は「上陸禁止」なのか…日本人がじつは知らない「不都合な現実」 酒井 聡平(北海道新聞記者)
・ 核を巡る日米交渉の結果は今も生きている。一方で、交渉時と大きく変わったことがある、と名古屋外国語大学の真崎翔氏は指摘した。それは、核戦略上の硫黄島の重要度だ。
「おそらく秘密の核保存場所としての硫黄島の役割というのはほとんど終わっていると思います。ほとんど形式的なものなんだろうと。もはや、いざ戦争になったら原子力潜水艦で戦う時代です。
硫黄島に核兵器を置ける場所があるということが分かってしまっている今、秘密の核貯蔵基地としての役割はもはやほとんどないのではないでしょうか」
・ 硫黄島はかねてから、「ロランC」が置かれるなど電波通信の軍事施設の拠点だった。その重要度はソ連崩壊による冷戦終結後も変わらなかった。中国の軍事的行動が太平洋方面で活発化したためだ。
真崎氏は言う。「レーダー基地という繊細な基地を置くにあたって、人が自由に入れる状態は都合が悪いんだろうと思います。日本人の自由な上陸を許すことは結局、外国人の上陸を許すことになりますから、機密上の理由で許せない
のではないかと考えています」。
・ 「日本政府が遺骨収集のために滑走路を剥がさせてくださいと言った場合、僕はおそらく米国側は認めると思います。米国では、戦没者に敬意が払われるし、硫黄島戦は敗者も勇敢であったという歴史認識がされているからです。
なので、上陸禁止は偏に、日本側が忖度というか『触らぬ神にたたりなし』という思いがあるのではないでしょうか」日本側は米国側に積極的にアプローチしないのはなぜなのだろうか。
★ 「米国にお願いしたら、別のことをお願いされるのではないかとか、日本側が、腰が引けて言えないというのが実際であるような気がします。結局、米国側は滑走路を剥がさせてくれたとしても、
必ず代替地はあるのかということを聞いてくるはずです。そうなるとそこを用意するのに、ものすごい労力がかかるでしょう。役人としても、遺骨収集というのは生産的に感じないと思うんですね。
さらに、ものすごく仕事が増えるし、そうなると出世の足が引っ張られてしまうかもしれない。
つまり(遺骨収集は)時間が解決する問題だと思っている。その時間を待っている状態なんだろうというふうに思います」
⇒ 九州南方に続き、小笠原諸島が対中レーダー基地の重要性を増している。これは不可避な展開であり、硫黄島の戦略的重要度も高まるだろう。
他方、骨回収に遺族が拘る風土。骨を墓に入れないと供養にならないと思う習慣。これは将来無くなってゆくのか? 石碑型墓地の減少は「遺骨収集」への拘泥もなくすであろうか?
・「(石柱への落書きは)わが国の国民感情からも受け入れられるものではない。中国政府には中国国民に現地法令の順守や冷静な行動をとるよう注意喚起を要請してきたところだ」と述べた。
⇒ 「国民感情から」というのは駄句で、A級戦犯合祀を軍国主義非難の拠り所とする中国・韓国にとり格好の口実を蒸し返させるだけだ。現地法令の順守に違反せねば逮捕すると言わねば。
私は前からA級戦犯合祀に反対であるが、それは中国や韓国がイチャモンをつけるからではない。合祀は、戦後の政府が極東軍事裁判&戦争責任議論否定を意味した象徴だからだ。
だが、それと落書きをさせないよう取り締まり、刑罰を与える必要性は別次元の話であり、法治国家として当然の措置だ。
【現代ビジネス】なぜ硫黄島は「上陸禁止」なのか…日本人がじつは知らない「不都合な現実」 酒井 聡平(北海道新聞記者)
・ 核を巡る日米交渉の結果は今も生きている。一方で、交渉時と大きく変わったことがある、と名古屋外国語大学の真崎翔氏は指摘した。それは、核戦略上の硫黄島の重要度だ。
「おそらく秘密の核保存場所としての硫黄島の役割というのはほとんど終わっていると思います。ほとんど形式的なものなんだろうと。もはや、いざ戦争になったら原子力潜水艦で戦う時代です。
硫黄島に核兵器を置ける場所があるということが分かってしまっている今、秘密の核貯蔵基地としての役割はもはやほとんどないのではないでしょうか」
・ 硫黄島はかねてから、「ロランC」が置かれるなど電波通信の軍事施設の拠点だった。その重要度はソ連崩壊による冷戦終結後も変わらなかった。中国の軍事的行動が太平洋方面で活発化したためだ。
真崎氏は言う。「レーダー基地という繊細な基地を置くにあたって、人が自由に入れる状態は都合が悪いんだろうと思います。日本人の自由な上陸を許すことは結局、外国人の上陸を許すことになりますから、機密上の理由で許せない
のではないかと考えています」。
・ 「日本政府が遺骨収集のために滑走路を剥がさせてくださいと言った場合、僕はおそらく米国側は認めると思います。米国では、戦没者に敬意が払われるし、硫黄島戦は敗者も勇敢であったという歴史認識がされているからです。
なので、上陸禁止は偏に、日本側が忖度というか『触らぬ神にたたりなし』という思いがあるのではないでしょうか」日本側は米国側に積極的にアプローチしないのはなぜなのだろうか。
★ 「米国にお願いしたら、別のことをお願いされるのではないかとか、日本側が、腰が引けて言えないというのが実際であるような気がします。結局、米国側は滑走路を剥がさせてくれたとしても、
必ず代替地はあるのかということを聞いてくるはずです。そうなるとそこを用意するのに、ものすごい労力がかかるでしょう。役人としても、遺骨収集というのは生産的に感じないと思うんですね。
さらに、ものすごく仕事が増えるし、そうなると出世の足が引っ張られてしまうかもしれない。
つまり(遺骨収集は)時間が解決する問題だと思っている。その時間を待っている状態なんだろうというふうに思います」
⇒ 九州南方に続き、小笠原諸島が対中レーダー基地の重要性を増している。これは不可避な展開であり、硫黄島の戦略的重要度も高まるだろう。
他方、骨回収に遺族が拘る風土。骨を墓に入れないと供養にならないと思う習慣。これは将来無くなってゆくのか? 石碑型墓地の減少は「遺骨収集」への拘泥もなくすであろうか?
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