9月3日(火)はロシア当局が定めた「軍国主義日本に対する勝利及び第２次世界大戦終了の日」

　　２－３週間前外務省海外旅行登録「たびレジ」簡易登録を行ったら、世界各地の日本大使館或いは総領事館からリアルタイムで『注意喚起』情報が入信する。　最近で注意を惹く案件は
（シーシェパード首謀者の日本引き渡しへの反対＆捕鯨抗議デモ）（エムポックス流行）への注意喚起などが多い。　海外旅行前に限らず、その他の注意喚起も参考になるので、お薦めする。

　今朝、在ハバロフスク総領事館から≪明３日「軍国主義日本に対する勝利及び第２次世界大戦終了の日」に関する注意喚起≫が入った。ご存じのようにソ連は９月３日を対日戦争終結日とした。
昭和天皇の『終戦の詔勅』（8/15）は国際的に終戦ではない。8/15 が終戦と思うのは日本国内だけの理解であり、ミズーリ号での降伏調印式が終戦なのだ。ここを間違えてはいけない。

「南樺太・千島列島から国後・択捉・歯舞諸島に兵を進め占領したのは戦争状態が終わってない期間の事だから当然。非難される余地はない。唯、４島は９/３以降の占領ゆえ返還への含みは交渉事」
というのが旧ソ連＆ロシアのスタンス。この解釈は米国も同じだから日本の「北方領土返還要求」に同意していない。
ポツダム宣言で日本の領土は明治維新時に戻すとあるので、江戸末期の（千島樺太交換条約）からすると４島だけでなく千島全部が返還対象になり得る。現に毛沢東はそう言っていた。
　ここを衝けば困るのはアメリカほか連合国なので、此の議論は封じられてきた。

　ソ連そして現在のロシア人のIdenntity&Pride はナチスドイツ＆軍国日本を破ったこと。９月３日は対日だけでなく世界大戦を勝利で終えた記念日なのだ。従い、ウクライナ侵攻に反対する欧米日を、
第二次大戦のようにソ連と敵対し攻めてくる連携とみなすのは＜独・日＞への反撃を思い出させるのだろう。日本人は戦争の区切りを誤って8/15 にした。これがトラブルの源である。

モンゴルがプーチン訪問を断れない資源依存のリスク 関東大震災時の朝鮮人虐殺を無かったことにしたい右翼と自民党政権

【読売新聞】戦争犯罪で逮捕状のプーチン大統領、ＩＣＣ加盟のモンゴル訪問へ…「ルール無視」で逮捕しない約束か
・　ロシアのプーチン大統領が３日、モンゴルを公式訪問する。モンゴルはプーチン氏に戦争犯罪の疑いで逮捕状を出した国際刑事裁判所（ＩＣＣ）の加盟国でプーチン氏の加盟国訪問は、逮捕状が出て以来初めてとなる。
　　両国は逮捕しないと約束したとみられ、加盟国の「ルール無視」は、法の支配の強化を目指すＩＣＣにとって痛手になりそうだ。
　　　露大統領府の発表では、プーチン氏の訪問はモンゴル側の招請によるもの。１９３９年に旧日本軍とモンゴルを支援した旧ソ連軍が武力衝突したノモンハン事件から８５年となるのに合わせた式典に出席する。
　　モンゴルは、石油製品の９割超をロシアに依存し、ウクライナ侵略後もロシアと一定の関係を保っている。
・　ウクライナ外務省は３０日、ＳＮＳに「モンゴル当局に逮捕状の執行を求める」と投稿した。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は３０日、記者団に、モンゴルが加盟国である点は「心配ない。モンゴルと素晴らしい対話をしている」
　　と語り、逮捕状の扱いを協議したことを示唆した。
　　⇒　モンゴルの対応は「小国の悲しさ」というほかない。資源の９割をロシアに依存するだけに＜訪問を断れば石油製品の供給を止める＞と脅されるだろう。
　　　　だが、日本とて重要資源を外国に依存する同じリスクを戦後８０年生きている。今は資源供給に加え製造業のサプライチェーンまで中国に依存する二重のリスクに身を任せているのだ。
　　　　ここを、ともすれば此のリスクを忘れ≪まるで空気のように資源や製品が自動的に入ってくる≫と思い込んでいる太平楽な日本人だ。　『以って他山の石』としよう。　

【毎日新聞】朝鮮人虐殺、小池百合子知事今年も追悼文送らず 関東大震災101年
・　東京/新宿区の「駐日韓国文化院」で１日『第101周年関東大震災韓国人殉難者追念式』が行われ、式典には福田元総理大臣や公明党の山口代表、韓国の朴喆熙駐日大使ら約300人が参列し、関東大震災で亡くなった韓国人を追悼した。
・　東京都文京区の区民センターで　31日「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺101年犠牲者追悼大会」で開かれた。市民団体などでつくる実行委員会の主催。約400人（主催者発表）が黙とうをして犠牲者を悼んだ。
・　前日の30日夜には、「関東大震災101年朝鮮人虐殺責任追及を求める集会」が千代田区の連合会館で開かれた。「フォーラム平和・人権・環境（平和フォーラム）」などでつくる実行委の主催で、約250人（主催者発表）が参加。
　　遺族を代表して曺光煥（チョガンファン）が思いを語ったほか、法政大の愼蒼宇（シンチャンウ）教授の講演などがあった。
★　朝鮮人虐殺、小池百合子知事今年も追悼文送らず 関東大震災101年
　東京都慰霊協会主催の大法要や、虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典が1日、都立横網町公園（墨田区）で営まれた。その後、公園内の朝鮮人犠牲者追悼碑前では日朝協会などの実行委員会が主催した
　追悼式典が開かれ、韓国伝統舞踏家による鎮魂の舞が披露された。　　小池百合子知事は歴代知事が式典に寄せてきた追悼文を8年連続で送らなかった。
　　　⇒　先の東京都知事選挙で小池百合子に票を投じた人は、これをどう思っているのか？　支持するにはどうでもよい事なのか？　福田元首相/山口代表の出席をどうみるのか？
　　　　意図的に追悼の意を表さない事が何を示すかといえば、それは虐殺の否定・もみ消しであり、外国人特派員の写真まであるのに『南京虐殺』はなかったと強弁する態度と全く同じなのだ。
　　　　それは旧日本軍が諸国で繰り広げた暴力をも無かった事と言いくるめるものであり、日本軍国主義は消えてないと外交カードに使われる愚を犯し続ける元凶だ。
　　　　
　　　　「迷惑をかけた」「戦争を起こして及ぼした被害をお詫びする」といくら首相や政府高官が言おうが、片方で慰霊を無視し追悼メッセージを送らないこのような自治体レベルの応対こそ、
　　　　外国から観れば日本人のホンネだとられるのが、どうして解らないのだ？　これは右翼が太平洋戦争と呼んで朝鮮や中国での戦闘に敢えて触れない態度そのままである。