静 夜 思

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斎藤兵庫県知事パワハラ言動の源は霞が関官僚風土にあり  <元大阪府知事:橋下徹氏>

2024-09-01 09:15:13 | 時評
【スポニチアネックス】橋下徹氏 “パワハラ疑惑”兵庫・斎藤知事の元凶を指摘「自分は何も悪くないと信じ切っている」
 私は、X(旧ツイッター)やFacebook アカウントを嘗て開いたことがあるが、閲覧者層との思考次元の違いがわかり直ちに閉じた。それは(コメント)として返してくる内容に辟易したからだ。
  本ブログに極めて稀だがコメントを寄せて下さる方もいるが、其の中身は建設的であり感謝している。 従い、私はいろいろな方々の言説がXなどに挙がっても間接的にしか知る由がない。

 今朝取り上げる橋下徹氏の内容もスポーツ日本新聞社がWeb 上で流す記事を通じて知った次第。橋下氏は大阪府知事&大阪市長経験者ゆえ、斎藤兵庫県知事の振る舞いの背後を見透かしている。
 同氏自身は霞が関官僚の経験がないからこそ、余計に斎藤知事の悪癖の由来がわかるのだろう。
 以下、橋下氏の述べる要点を掲げる。
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* 知事への報告前にメディアに出た記事について、担当者を呼んで叱責したことについて問われた知事は「新聞の1面に出たときは、すぐに想定問答を作って大臣室に入れておくのが当たり前だった」
  などと、官僚経験をもとにした行動を指導したことを説明した。これについて橋下氏は「やっぱり永田町霞ヶ関文化が元凶やね」と合点がいった様子。「やっぱり斎藤さんのこの仕事のスタイルは
  総務省でかたち作られたんやな。だから斎藤さんは自分は何も悪くないと信じ切っている。これじゃ、官僚と国民がどんどん乖離(かいり)する
」と、失望感を示した。

  「僕が知事、市長のときに新聞に出るたびに想定問答なんか作らせてたら、役所はそれだけの仕事になるから、大阪では想定問答なんて廃止にした」と、自身の経験をもとに人員の無駄遣いを指摘
  「全て知事、市長の責任。斎藤さん、やっぱり民間企業に勤めてから知事になるべきやった。あなたの感覚は現代において相当ズレている」と問題視した。

* 「でもそれは総務省という組織、霞ヶ関の世界、国会議員が作りあげたもの。あなたが正しいと信じている国会議員や総務省のやり方がおかしいんやで。それに気付いていない斎藤さんはある意味、
  可哀想や」と同情も示した。あらためて「これが永田町・霞ヶ関教か。そりゃ合理的で優秀な官僚たちが続々と辞めていくし、そもそも合理的な若者はやってこないわ」と指摘。
  「類は友を呼ぶ」と投稿を結んだ。
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 橋下氏の分析は『なぜ斎藤氏はあのようなパワハラを平然と行い、自分は悪くないと信じ切れるのだろうか?』という根本的疑問に鮮やかに答えている。これを超える解説はたぶん出ないだろう。
 かつて斎藤氏に投票した兵庫県の有権者はこれを読み、深く反省すべきだろう。それは昨日も書いたが≪ 投票する責任の重さ ≫であり、兵庫県民に限らず全国民おなじである。
 此の騒動で無駄に費やされている時間と労力が日本の国力を削ぐ片棒を担いでいること、投票した人はそれに結果的に加担してしまったのだ、と反省してもらいたい。
コメント
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