静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

「たばこ休憩は不公平」は“時間労働者的”な考え方?   事務職の生産性とは?   休憩時間と関係ある?

2024-08-06 09:42:45 | トーク・ネットTalk Net
◎【キャリコネ・ニュース】「たばこ休憩は不公平」は“時間労働者的”な考え方? 「そりゃ日本は生産性が低くて当たり前だよな」と語る男性
 何かと議論になる「たばこ休憩」。喫煙者と非喫煙者双方が納得するにはどうすればいいのか。

A) 大阪府に住む30代前半の女性(事務・管理/年収450万円)は、職場の喫煙者について「5~10分は必ず喫煙所にいる。長い人は15分以上帰ってこないことも」とたばこ休憩に物申す。
  女性は「吸うことがだめだと思っていない」として、吸わない人にとっての不公平感をこう訴える。「非喫煙者にも喫煙所に代わる○○ルームのようなものが欲しい。休むところがない

B) 大阪府に住む40代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収650万円)は、「決められたタバコ休憩はない」と職場の状況を語り、こう指摘する。
  「時給で働いているなら休憩時間が不公平だという声は理解できるが、正社員で月給制であったら、喫煙者は非喫煙者より休憩が多いという発言をしている時点で、時間労働者的な考えだと思う」
  「こんな事が賛否両論だと言う時点でそりゃ日本は生産性が低くて当たり前だよなと感じる。仕事はできてなんぼ、時給制でない限り時間で働くものではない

C) たしかに、休憩を取ることで逆に生産性があがるとも考えられる。 ← これは【キャリネコ】の意見。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  太字にした3箇所。これが本件を論じる上でのキーポイント。個人事業主でなく企業組織で働いた経験を持つ人は似たような感慨や疑問をもたれたことだろう。
(A) 事務所スペースの中に休む場所を設けられないか? 職種によっては顧客等の視線をはばかり設けられない場合もあろう。ならば別室は?それなら喫煙者と同じ待遇だ。
(B) タバコ休憩そのものを認める方針か否か。これは拘束勤務時間中の休憩を食事時間帯以外に認めるかどうか?の選択だ。 それを時給制の考え方だと断じるのは正しいか?
(C) これは古くから言われている「オフィス労働における生産性の尺度」をどう測るか?である。数値に置き換えられる職種とそうでない職種が有ることは不変。
   従い、休憩を取るから生産性が上がるかも?という議論自体も、抽象的一般論でしかないのでは? 

◆ 喫煙ではなく自席で飲料を飲む時間は? それも許さない企業は現在あるのか? 昔は<給湯室>と呼ばれるスペースでお茶やジュースを飲んだものだが、いまも水分補給を禁じる職場はあるまい。
 (B)の男性は水分補給をどうしているのだろう? 彼が喫煙者ならどこで一服ふかしてるのだろう? 自他ともに席をはずそうが何も言わない人で「できてなんぼ」が測れる会社なんだろうな。
  だが、世の中には生産性を測りにくい職場・職種がゴマンとある。・・・日本のオフィスの生産性が国際比較で低い原因は別にあるので「タバコ休憩」云々ではない、とだけ申し添える。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中・高校教育におけるクラブ... | トップ | SNSでの誹謗中傷発信者は即刻... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

トーク・ネットTalk Net」カテゴリの最新記事