静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

今日のオメザ 3題: ≪ 子供の なりたい職業 ≫ ≪ 岩波「文学」の廃刊 ≫ ≪ 奨学金の公平性 ≫

2016-04-05 08:57:09 | トーク・ネットTalk Net
 ☆ 新小1なりたい職業 男の子、女の子も18年連続トップ http://mainichi.jp/articles/20160404/k00/00e/040/252000c?fm=mnm
・ 男の子は「スポーツ選手」が24.2%を占め1位となった。女の子は「ケーキ屋・パン屋」が32.6%でトップ。いずれも調査を始めた1999年から18年連続で
  首位を維持した。  
 ⇒ まず、<18年連続で首位を維持>に驚く。男の子の2位は「警察官」で12.5%。3位は「運転手・運転士」で8.6%。女の子の2位は「芸能人・歌手・モデル」で12.7%。
   内訳はアイドル(65.7%)が最も多かった。3位の花屋は5.5%。
 * 待てよ、此の調査・・・中3、或は高2、対象だとどうなるのだろう? オトナの世界により近い年齢の子供たちに 職業は、或は社会がどう映っているのか?

 ☆ 岩波書店「文学」休刊へ 「部数減少のため」 http://mainichi.jp/articles/20160405/k00/00m/040/024000c?fm=mnm
・ とりたてての愛読者でなくとも、このニュースに時代の変遷を感じるのは私ひとりではないだろう。 別に「文学青年」でなくても、様々な文芸誌、同人誌、詩集など、
  書店や古本屋の店頭で手にした世代が在った。 それすら 廃れた、ということか。 合掌!

 ☆ 返済不要の給付型奨学金、自公も提言 参院選にらむ http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H2D_U6A400C1EA2000/?n_cid=NMAIL001
・  この報道に関連して<菅義偉官房長官は4日の記者会見で「高校卒業後に働く人がいる一方で、大学進学者に返還不要の奨学金を給付することの是非や、
   対象者をどう選定するかの課題がある」と指摘した>とある。  私は昨夜のTVニュースで此の発言を耳にし、腑に落ちないものを感じている。
 (1) 高卒で働く人との「公平性」というのは、家庭の経済事情が理由で進学を断念した人との比較論議で有効な論点であり、それを解決するための(給付型奨学金)だ。
  官房長官発言が【進学できない家庭ではなくても敢えて進学しなかった人、または成績不良で進学できない人】を念頭に置いているならば、「公平性」論議は成り立たない。
    ・・・・まるで往時の社会党などが言いそうな論法に聞こえるのは私だけか?
 (2) (給付型奨学金)がないのはアイスランドと日本だけ、世界でも稀有な少数派だという。では多数派の諸国は其の【公平性議論】について、どう対策を講じているのか? 
  国民の前に明らかにしない限り、まともな議論にはなるまい。(公平性)とは、誰に給付するかの選定基準において問われるべきものであり、給付型導入の是非議論ではない。

 これに関連して思う事: 大学全入実現により、大学教育の質低下が云われて久しい。そこで、どうだろう、次のアイデアは?
 入学試験における共通試験と同様、大学学部生として最低限の基礎学力と初歩専門性を測定する<大学共通卒業テスト>なるものを実施し、
 それにパスすることが<卒業資格>であり、同時に給付型奨学金受給学生への<無返済保証>にもする、というアイデアは。   如何?
コメント
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