静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

☆ 2016.04.15. ≪ 小学生に増える暴力事件 ≫   ≪ 大平透さん 逝く ≫

2016-04-15 08:36:57 | トーク・ネットTalk Net
 ☆ 小学校の暴力最多 14年度1万1468件 「低学年化」進む http://mainichi.jp/articles/20150917/ddm/012/100/138000c
 ☆ 意識不明 校内でけんか、小4重体「掃除の時間中に」 http://mainichi.jp/articles/20160415/k00/00m/040/066000c?fm=mnm
・ ヒトが暴力衝動に包まれ、実際に暴力を振るう時、それは不満/ストレスへの反撥が背景にあるからだ。不満やストレスの対象は様々だろうが、心に苛立ち/満たされない
  状態があるからだ。 こんなことは改めて述べるまでもない。だが、暴力を振るうのが低年齢化している昨今、この背景心理分析は、もはやこじつけでも何でもない。
・ 嘗て「荒れる学園」などと云われた暴力行動は小学生ではなく、中学生や高校生だった。其の背景は古今東西共通の「大人/社会への反抗」「親からの精神的自立への闘い」
  であった。だが、中学/高校生の暴力事件が減る一方で小学生層で増えている最近の変化には、明らかに家庭崩壊または親の愛情が足りない家庭の増加があろう。 

愛情不足の原因はといえば、男親の非正規労働者増大による生活苦が招く女親のパート労働/または離婚増加に伴う母親不在、逆に生活苦は無くて両親は揃っていても少ない子供への過剰な教育熱による塾/習い事強制への反撥などなど、これまた50年前には存在しなかった家庭環境の変化である。 こういう変化のもたらした負の側面が校内暴力の低年齢化であり、アナクロ的女性蔑視発言を繰り返す保守政治家が愚かな暴言をせぬよう望む。

 ☆ 訃報 大平透さん86歳=声優、「ハクション大魔王」 http://mainichi.jp/articles/20160415/k00/00m/040/021000c?fm=mnm
・ <ラジオのアナウンサーを経て声優になり、テレビの草創期から活躍。1956年に放送された米国のテレビ「スーパーマン」の主人公クラーク・ケントの吹き替えを担当。
 アメリカドラマ「スパイ大作戦」で主人公にテープの音声で指令を伝える「おはよう、フェルプス君」というせりふで注目を集めた>。
    いま60代後半以上の年齢層には、「クラーク・ケント」、50代後半あたりには「おはよう、フェルプス君」の吹き替えが真っ先に思い出されるだろう。 

 マスメディアにおける芸能ビジネスの拡大・隆盛にともない、「声優」は独立した職業になり、専門学校が林立する時代になった。ラジオドラマで活躍した徳川夢声、森繁久彌
といった先輩のあとを追い、大平氏は「声優」の地位を確立した貢献者だ。大平氏は声優養成学校の隆盛に眼を細めていたことであろう。           合掌!
コメント
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