☆ 東京消防庁救急記録の交付拒否 不搬送、認知症男性遺族に http://mainichi.jp/articles/20160404/ddm/001/040/185000c?fm=mnm
・ 「死者プライバシー」が交付拒否の理由に。 長女にあたる人が<遺族の権利>として救急記録のコピー交付を求めたのに対して。記事によると、
<東京消防庁は「搬送の必要性はあったが本人が拒否した」として、本人署名の同意書を取り、搬送しなかったことが判明している。東京消防庁は「死者のプライバシーの保護」
などを理由に拒否し、不搬送の根拠とした同意書すら見せなかった>そうだ。
さて、<死者のプライヴァシー>とは何か? プライヴァシーを日本語の語彙として平易にいうなら「本人以外に知らせる必要がない、他者が本人の同意なくして知ることを許さない情報」ということになろうか。 ここで、生きていない人に此の定義が適用可能か?という疑問は残る。
残るが、此の定義が死者にも適用されるとしても、例え認知症患者であったにせよ、本人が署名した同意書を不搬送の根拠にしたことは法的に問題ない、と確認したうえでの救急隊への指示であろうから、東京都は何をためらっているのだろう? ・・・・どなたか都の論拠を解説可能ですか? 教えて下さい。
☆ 三菱重工の巨額特損、知られざるもう1つの理由 <綻んだ多国籍の現場が示すニッポンの危機>
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/033000027/033100002/?P=1
<三菱重工が2011年に受注した大型客船「アイーダ・プリマ」の建造現場に、当時の面影はなかった。仕事は工程表どおりに進まず、大量の作業者で現場は混乱、しまいには3度の火災が起きた。3月14日に何とか客先への引渡しを終えたものの、当初の予定からは1年遅れだ。客船事業の特別損失は累計で1800億円を超え、事業を存続すべきか否かの議論が始まっている>。 此の特集記事は「ああ、やはりな・・」とため息を突かせるに十分過ぎるほど 重い。
* 詳しくは引用サイトをお読み願うことにして、要点を圧縮すれば、作業マナーと安全意識の相違、英会話力不足(三菱重工社員の)、現場判断の出来ない日本的指示系統、
残業/休憩など勤労慣習の相違など、即ち『異文化』に三菱側が対応できなかった、に尽きる。
<現在建造中の二番船(=今年3月に引き渡した客船と同型の2隻目の船)では、ITを用いた現場管理や、人員が増えすぎないように作業を平準化すること、工法の改善といった対策を進めているという。ただ、問題は人数や作業工数だけではない>。全く、記者の指摘どおり。 却って零細企業の方が外国人と共生できるのかも。
* 人口減少による労働人口不足が既に始まっているのに、其の実態は『低廉な労働力利用』でしかない「技能研修制度」で誤魔化そうとし続ける。
ブラジルなど日系移民出身国だけを別扱いする理由など無いのだが、理由など構わずに受け入れる一方で、本格的な移民を嫌う日本人。従い、政府は移民政策を論じない。
然し、定住する外国人と共に暮らすことなく、どの文化であろうが、受け入れる側に異文化対応能力が身に就くことなど、有り得ない。
<三菱重工の客船に限らず、日本のなかでも海外の人と一緒に働く現場は増える一方だ。それを混乱の火種にしてしまうのか、多様性を成長に生かす好機にするか。
その差はあまりにも大きい>。 御意!
・ 「死者プライバシー」が交付拒否の理由に。 長女にあたる人が<遺族の権利>として救急記録のコピー交付を求めたのに対して。記事によると、
<東京消防庁は「搬送の必要性はあったが本人が拒否した」として、本人署名の同意書を取り、搬送しなかったことが判明している。東京消防庁は「死者のプライバシーの保護」
などを理由に拒否し、不搬送の根拠とした同意書すら見せなかった>そうだ。
さて、<死者のプライヴァシー>とは何か? プライヴァシーを日本語の語彙として平易にいうなら「本人以外に知らせる必要がない、他者が本人の同意なくして知ることを許さない情報」ということになろうか。 ここで、生きていない人に此の定義が適用可能か?という疑問は残る。
残るが、此の定義が死者にも適用されるとしても、例え認知症患者であったにせよ、本人が署名した同意書を不搬送の根拠にしたことは法的に問題ない、と確認したうえでの救急隊への指示であろうから、東京都は何をためらっているのだろう? ・・・・どなたか都の論拠を解説可能ですか? 教えて下さい。
☆ 三菱重工の巨額特損、知られざるもう1つの理由 <綻んだ多国籍の現場が示すニッポンの危機>
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/033000027/033100002/?P=1
<三菱重工が2011年に受注した大型客船「アイーダ・プリマ」の建造現場に、当時の面影はなかった。仕事は工程表どおりに進まず、大量の作業者で現場は混乱、しまいには3度の火災が起きた。3月14日に何とか客先への引渡しを終えたものの、当初の予定からは1年遅れだ。客船事業の特別損失は累計で1800億円を超え、事業を存続すべきか否かの議論が始まっている>。 此の特集記事は「ああ、やはりな・・」とため息を突かせるに十分過ぎるほど 重い。
* 詳しくは引用サイトをお読み願うことにして、要点を圧縮すれば、作業マナーと安全意識の相違、英会話力不足(三菱重工社員の)、現場判断の出来ない日本的指示系統、
残業/休憩など勤労慣習の相違など、即ち『異文化』に三菱側が対応できなかった、に尽きる。
<現在建造中の二番船(=今年3月に引き渡した客船と同型の2隻目の船)では、ITを用いた現場管理や、人員が増えすぎないように作業を平準化すること、工法の改善といった対策を進めているという。ただ、問題は人数や作業工数だけではない>。全く、記者の指摘どおり。 却って零細企業の方が外国人と共生できるのかも。
* 人口減少による労働人口不足が既に始まっているのに、其の実態は『低廉な労働力利用』でしかない「技能研修制度」で誤魔化そうとし続ける。
ブラジルなど日系移民出身国だけを別扱いする理由など無いのだが、理由など構わずに受け入れる一方で、本格的な移民を嫌う日本人。従い、政府は移民政策を論じない。
然し、定住する外国人と共に暮らすことなく、どの文化であろうが、受け入れる側に異文化対応能力が身に就くことなど、有り得ない。
<三菱重工の客船に限らず、日本のなかでも海外の人と一緒に働く現場は増える一方だ。それを混乱の火種にしてしまうのか、多様性を成長に生かす好機にするか。
その差はあまりにも大きい>。 御意!