自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

野菜が高い~賢く買わねば、使わねば

2004-10-23 | 社会・時事
[関連したBlog]
みんみんさんのタイトルに脱帽!

きのう寄った、京都のデパ地下。うわさには聞いていたけど、
レタス1個780円なり。手をのばす主婦は少ないと思うけど、
売れ残ったらもっともったいない。

野菜全般、高騰していると、夜のニュース番組で。
野菜をちゃんと使い切らないとバチが当たりそうだ。





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テレマン室内管弦楽団~新しいモーツァルトの幕開け~

2004-10-22 | コンサート・音楽・宝塚
10月18日(月)
いずみホールで日本テレマン協会第160回記念定期演奏会

曲目はモーツァルトの
交響曲第40番、ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」、
シェーナ「どうしてあなたが忘れられましょう」、
ロンド「恐るるな、愛する人よ」、
2台のピアノの為の協奏曲

ピアノソロはイリーナ・メジューエワさん、高田泰治さん
ソプラノは中村朋子さん

日本テレマン協会は関西に拠点を置き、精力的に公演活動を続けています。
解説に立った中野振一郎さんによると、モーツァルトのころの演奏会は歌舞伎のように、1日使ってゆったり開かれていたとか。

さすがにそこまではできませんが、交響曲40番も1・2楽章と3・4楽章を分け、その間に別の曲をはさんで演奏されました。
休憩時間も2回設けられ、いろいろなモーツァルトを、どこからでも楽しんでくださいという企画でした。

ピアノのイリーナ・メジューエワさんはロシア人ですが日本を拠点に活躍されている方。
CDもたくさんリリースされています。


終演時間は遅くなりましたが、オフィスビルには、こうこうと電気がついています。
日本経済はまだまだ大丈夫と思えた夜でした。

私のカメラではその光景を写真に収められませんでしたが、
失敗作をミニギャラリーemichan/suへ。
タイトルは光のシャワーです。


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神も仏もありませぬ

2004-10-21 | 
佐野洋子さんの神も仏もありませぬ(筑摩書房)を読んだ。

自分が読んだ本をひとさまにお薦めするのは差し出がましいのだけれど、
この本は老いへの一歩を踏み出した人に読んでほしい本だ。
団塊の世代なんかに。
もちろん、若い人にだってじゅうぶん楽しめる。絵本のような本だから。

この本にさし絵はないけれど、絵が見えてくるのはこんな部分だ。
…………
 ここの春はいっぺんにやってくる。山が笑いをこらえている様にすこしずつふくらんで来て、茶色かった山が、うす紅がかった灰色になり、真白な部分と、ピンクのところとが、山一面にばらまいた様に現れる。こぶしと桜がいっぺんに咲くのだ。くそ面白くもない毎日をすごしている私は、いとも軽薄に、腹の底から踊り狂う様に嬉しくなる。やがて山がサラダ菜の様な若葉になると、私はまた来年のこぶしの咲く山を待っている。
 私が死んでも、もやっている様な春の山はそのままむくむくと笑い続け、こぶしも桜も咲き続けると思うと無念である。

ことばの一つ一つに色がついて、はずんで、ぽんっと絵の一部にはめ込まれていくようだ。
こんな、いきいきとした文章が随所に出てくる。
そして、ホロリとする、笑う、うなずく、我が身を振り返る。

老いることをあきらめるんじゃなくて、容認していこうと、少し前向きになってくる本だ。

この本で、佐野さんは第3回の小林秀雄賞を受賞した。
エッと思える賞だけれど、ご本人が喜んでいるようなので、私もうれしい。

佐野洋子さんは65歳。
年齢をたずねると「4歳ぐらいかしら」と答える母上を施設にあずけていらっしゃる。






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N響・神田寛明さんのフルートリサイタル

2004-10-20 | 展覧会と音楽
10月17日(日)
●ドルチェアーティストサロンで神田寛明さんのフルートリサイタル

曲目は
シュテックメストの歌の翼、
オネゲルの牝山羊の踊り、
カルク・エラートのソナタ「アパッショナータ」、
グルックの精霊の踊り、
タファネルのミニヨンの主題によるグランドファンタジーほか

神田寛明さんはNHK交響楽団の首席フルート奏者です。露出度の多いN響ですから、もう顔なじみ。といってもこちらから一方的なんですけどね。

大阪茶屋町のドルチェ楽器の9階が100人ほど入れる、音響設備の整った小さなホールとしてオープンしました。
神田さんは当日、パウエルの木管フルートを使われました。
きれいなフルートの音色を聴くには絶好の環境のホールです。

このごろの音楽家さんはたいていそうなんですけれど、おしゃべりもお上手です。
また話に来てくださいと声がかかるとか。

ところで、今月9日(土)の日経新聞夕刊に、こんな記事が載っていました。
主なオーケストラの40歳楽団員の標準年収です。

ダントツなのが神田さんの所属するN響で、1000万円弱。大分差がついて読響、都響、OE金沢と続きます。
逆に低いほうでは関西フィル。給与システムの関係で低く発表されているのかもしれませんが、配偶者にはなりたくないような安さです。次いで400万円強で山形響、東フィル、神奈川フィルといったところです。

今話題のプロ野球選手とは比べようもないことですが、あまりといえばあまりの安さです。
N響は客演としてのお呼びも多く、私も今年何回もN響団員が出演するコンサートに出かけました。恵まれています。N響さんは。

そういった客演や個人レッスンの副業もあるでしょう。
だから、楽団から支給される給料の額面以上の収入があるとは思うのですがヤリクリは大変そうです。
高額な楽器や普段の勉強にもお金がかかりそうです。
ディスクの売上を期待できる人もそう多くはないでしょう。
どうにか持ちこたえてくださいと励ますしかないんでしょうか。
好きな音に囲まれて恵まれた職場だとは思うのですが……。




●大丸ミュージアム・梅田でKITTY EX.PARTⅡ梅田展
ごく一部を除いて、神戸のPARTⅠとは別の作品の展示です。
現代アートは申し訳ないのですが、私にとっては瞬間風速的な感激しか残しません。

でも、大きな大きなカンバスにセピア色の浜辺の絵。
その中の1本のヤシの木の根元に、寄りかかる小さな小さなキティちゃんのシルエット。
通り過ぎてしまう人もいるそんな絵を見つけて楽しんでしまいます。

何か必ず面白いものに出会えるものです。




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芦屋交響楽団~「新世界より」

2004-10-19 | コンサート・音楽・宝塚
10月16日(土)
●松方ホールで関西マンドリン合奏団の第46回定期演奏会

曲目は
モーツァルトの「6つのウィーン・ソナティナ」よりソナティナ1番・5番・6番、
ヴェルディのリゴレットより「女心の歌」、
ビゼーのカルメンより「間奏曲」、
グリーグのペールギュントより「オーゼの死」「アニトラの踊り、
プッチーニのジャンニ・スキッキより「私のお父さん」、
マダムバタフライより「ある晴れた日」ほか

マンドリンとウッドベース1本のアンサンブルです。
トレモロで聴く歌曲もなかなかいい味を出していました。



●ザ・シンフォニーホールで芦屋交響楽団の第62回定期演奏会

曲目は
バーンスタインの「キャンディード」序曲、
コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲、
ドヴォルジャークの交響曲第9番「新世界より」

ハーリ・ヤーノシュでツィンバロン客演は斉藤浩さん。

芦屋交響楽団は団員120名、高いレベルのアマチュアオーケストラです。
コントラバスを数えたら10本、今回の出演者だけでもステージからあふれんばかりです。

ツィンバロンは初めて聴きました。中国の楊琴と同じような仕組みのようです。
水平に張られた弦をバチで打って音を出します。
大編成ですから楽器が一斉に鳴ると、音が埋もれてしまっていました。
「新世界より」は元気過ぎてちょっとやかましいかなと思うほどでした。

プログラムノートにこんな記事がありました。
日本語ではドボルザークと記されることが多いのですが、比較的原語に近いのはドヴォルジャーク、もしくはドヴォジャークだそうです。

それにしても、年2回、ザ・シンフォニーホールを満員にする力は大したものです。







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トリアングル

2004-10-18 | 
俵万智さんのトリアングル(中央公論新社)を読んだ。

去年、男の子のお母さんになった軌跡を辿っているような気がした。
フィクションだと言われても、
読んでいる方はこうやって母親になっていったんだと思い込んでしまう。

ところどころに置かれている歌が
文章以上に、その一刻、一刻を表現している。

こうやって言葉を紡ぐことのできる人に憧れる。
ず~っと年下の人なんだけど……。
決して生き方じゃなくて、言葉遣い人の彼女にだ。






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小さな展覧会

2004-10-17 | 展覧会
10月16日(土)
外出の途中でふらっと小さな展覧会に寄ってみた。

これは写真クラブのグループ展
テーマのある写真がお好きなグループのようだ。
私の「写真撮りたいモード」をそそってくれる。






お次はカルチャースクールのボタニカルアート教室の作品展
ボタニカルアートはヨーロッパで生まれた植物の肖像画。
うわーっと驚くほどの細密さだ。
私の老後の趣味にはちょいとムリ。見て楽しむだけにしておこう。


その次はJR神戸駅構内でなつかしの鉄道写真展
明治、大正期の鉄道関連写真が展示されている。
古い写真の中からでも、きちっとした日本人の仕事の質の高さが伝わってくる。


最後にミニギャラリーemichan/suへの出品
タイトルはSORAとでもしておこうか。


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ワケルくん vs ワケトン

2004-10-16 | 社会・時事
この11月から神戸市でもごみの分別収集が始まる。

今までは燃えるごみ燃えないごみという大雑把な分け方だった。
そして、今年7月からのペットボトル・びんなどの資源ごみ分別を経て、いよいよ6分別だ。

缶・びん・ペットボトル
大型家具・自転車
粗大ごみ/金属系ごみ
燃えないごみ
カセットボンベ・スプレー缶
燃えるごみ



その他に
新聞・雑誌・ダンボールなどは地域の資源集団回収へ
食品用トレイ・牛乳パックなどは店頭回収へ
大型電化製品・消火器・オートバイなどはメーカー引き取りや市のごみ処理窓口で相談の上、処分ということにあいなった。

そこで、先日配られたのがルールを記したワケトンBOOK。


全国的な有名人、仙台市のワケルくんに対して、神戸市のキャラクターはミニブタのワケトン

……してる?の神戸弁語尾とんをかけているみたいだ。
ワケルくんはごみ分別先進国ドイツのシュツットガルト生まれの七三わけ。
ワケトンの出自はまだ不明だが、それぞれにファミリーいる。

どちらにしても、子どもっぽい気はするけれど、子どもから大人まで、ごみの行く末に、関心を持たなきゃいけない時代ではある。





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旧乾邸~茶と花の会

2004-10-15 | 旅・おでかけ
10月11日(月)
旧乾邸で催されたお茶会に出かけました。

旧乾邸は阪急神戸線、御影駅の山手にあります。
商船三井ビル、一部を残して建て替えられた朝日会館を設計した渡辺節の設計で1936(昭和11)年に建てられました。

乾汽船の社主であった乾新兵衛氏の自宅として使われたもので、
阪神間における代表的個人住宅として有名です。


所有者の没後、税金として国に物納され、現在は神戸市が維持・管理を委託されているそうです。

今の季節、邸をおおうツタは枯れていますが、初夏のころの写真がネットにありましたので、借りてみました。


お茶席は豪華なシャンデリアと暖炉のある、2階まで吹き抜けのゲストルームに立礼で設けられていました。


花の会でもありますので、広いお屋敷のそれぞれの部屋に生花が生けられていましたが、茶花の清楚さはまた格別です。


玄関ホールから2階に上がる階段の手すりも重厚です。
神戸市への委託は2005年の春までですが存続が危ぶまれているようです。

旧乾邸の周りは狭い道路が入り組んだごく普通の住宅地ですし、維持管理費をふんだんに使える時代でもなくなっています。
少なくとも、デジタル映像などでしっかり記録しておく必要はあると思いました。






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ほっ

2004-10-14 | 展覧会
10月10日(日) 台風一過、絶好の行楽日和です。

加古川総合文化センターで、書とマンガのデュオ展~南久美子の世界
書の一部が絵です。また、絵の一部が書です。
それだけではなく、風刺を利かせている作品もあります。

「麗」という字がオードリー・ヘップバーンの似顔絵になっています。
「喜」はチャーリー・チャップリン、
マリリン・モンローは「唇」です。

アイディアいっぱいの135点でした。
タイトルの「ほっ」は南さんの屏風絵に添えられたことばです。


●明石市立文化博物館でヨーロッパ絵画名作展~宮廷絵画からバルビゾン派へ
山形市にある、山寺・後藤美術館のコレクションが、初めて館外へ出てきました。
コロー、ルソー、ミレー、クールベ、聞きなじみのある画家の作品が並びます。
分かり易く、落ち着いた絵です。


●舞子ビラ テラスレストラン・サントロペのディナーバイキング
土・日・祝は税・サ込みで3500円ですから料金ほどは食べられないでしょう。
でも、和、洋(フレンチ・イタリアン)、中華、デザートで、それぞれがとても豊富な品揃えです。
メインの料理は目の前で仕上げてくれるので良心的ですし、味も及第点でした。
デザートだけでもこの2~3倍の種類がありました。

明石海峡大橋が目の前という、抜群のロケーションもごちそうです。






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