神戸市立博物館で松方コレクション展を観てきました。
いつものことながら滑り込みで、会期は27日に終了しています。
神戸市立博物館近くでは12月2日から開催される神戸ルミナリエ2016の準備が着々と進んでいました。
東遊園地は今年の夏芝生でおおわれ、寝そべることのできる憩いの場所になっていましたが、約320万人の来場者を見込むルミナリエで、芝生消滅の恐れもあります。
松方コレクションは神戸の実業家・松方幸次郎がヨーロッパで1916~27年に収集した油彩画、彫刻、浮世絵版画などです。
そのうちから約160点の作品が展示されていました。
松方コレクションといっても、コレクターの好みで特定の画家の作品を集中的にそろえているわけではありません。
松方が「美術館を作るという目的でまんべんなく集めた」からだそうです。
昭和初期の金融恐慌などで、ヨーロッパから日本に運ばれた約1300点の美術品は国内外に四散しました。
展示目録を見ると、国内外の多くの美術館、企業、個人からこの展覧会のために、集められてきたことがわかります。
神戸市立博物館を出ると、すっかり日が落ちていました。
神戸ルミナリエのスタート地点です。
遠方から神戸ルミナリエに来る人たちが拍子抜けするのが心配になるほど、光の回廊は短くなりました。
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