兵庫県立美術館でベルギー奇想の系譜展を観てきました。
毎度のことながら、会期(7/9まで)ギリギリの観覧でした。
現在のベルギー・フランドル地方とその周辺地域で中世末期から発達してきた幻想絵画から現代のコンテンポラリー・アートまで約120点の展示されていました。
その源といえるヒエロニムス・ボスから、ブリューゲル、マグリット、ヤン・ファーブルなど、作品が制作された期間はおよそ500年と長いのですが、新旧の隔たりをそう感じません。
ちらしや看板に取り上げられているヒエロニムス・ボス工房のトゥヌグダルスの幻想は53.6×71.9cmと、さほど大きい作品ではありません。
小さい作品が多く、展示点数も多かったのですが、ところどころ遊びを入れた映像での鑑賞スペースがあって、見逃した部分の補完をしてくれました。
県立美術館から最寄りの駅に向かう途中に、BBプラザ美術館という小さな私設美術館があります。
そこでは7月30日まで、拡がる彫刻熱き男たちによるドローイングの植松奎二さんの部が開かれていたので寄ってきました。
小さなスペースに大きな作品はいくらも置けませんが、彼の作品はBBプラザ美術館が入っているシマブンビル正面玄関ロビーに常設されています。
置ー水平・軸
まちがってつかわれた机ー垂直ー水平