アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんが亡くなりました。94歳でした。
この本を読んだのは今年3月。
病気だらけの“十病人”mapでは、72歳での白内障手術に始まって、80代、90代での手術の履歴が載っていました。
それを見せた上での、50の長寿法です。
「思いついたらすぐにやる」行動力で、「これは健康によさそうだ」と思ったら、まず試してみたようです。
毎朝恒例、オリジナル“ダン爺”体操のやり方や、毎日食べるという「たまねぎの酢漬け」、「特製野菜スープ」のレシピも載っています。
“ダン爺(ジィ)”はダンディをもじったもの。
自分で着るものは自分で買い、コーディネートも自分でします。
病院に行くときはイッセイ・ミヤケの服を着るくらい、おしゃれに気を遣ったそうです。
街で親子連れに「いっしょに写真を撮って」と言われることもあるから、正義の味方のアンパンマンを描いている人間が、カッコ悪いおじいさんじゃ、子どもががっかりするでしょうから、なんですって。
満身創痍のやなせさんでしたが、今年4月にオープンした神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールのセレモニーに来神されて、背筋もピシッとされた写真を新聞の記事で見ました。
8月には「ほぼ日刊イトイ新聞」で糸井さんと対談していて、その記事を読むことができます。
まだまだ元気で子どもたちの「夢と希望」づくりに手を貸してくださるだろうと思っていました。
ご自身も戦地に行った体験があるし、弟さんは22歳で戦死しています。
戦争体験が「飢えた人を助けることこそ正義」という思いがアンパンマンにたどり着きました。
娘が卒業した小学校で、歌い継がれ、地域の音楽イベントなどでも歌われる「光る海の城」というポートピア’81のときに生まれた、やなせたかしさん作詞、いずみたくさん作曲の歌があります。
10月末に行われるイベントでも歌われるでしょうか。久し振りに行ってみたくなりました。
東日本大震災のこともとても気にかけていたそうです。
きっと天国で子どもたちに囲まれているかもしれませんね。
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