会期終了間際のフェルメール光の王国展に行ってきました。
神戸会場は6月2日までだったのですが、続けて阪急うめだギャラリーで、6/26(水)~7/15(月・祝)の間、フェルメール光の王国展in OSAKAが開催されます。
この展覧会、フェルメールオタク^^を自認する、分子生物学者の福岡伸一さんが監修しています。
福岡さんはフェルメール作と言われている37作品ののうち34点を、所蔵する美術館まで出かけて行って、見ているそうです。
日本人にファンの多いフェルメールの作品を「リ・クリエイト」した複製原画全37点は原寸大で所蔵美術館と同じ額装を施して、制作年順にならべているのが、今回の展覧会です。
「リ・クリエイト」とは最新のデジタルマスタリング技術によって、フェルメールが描いた当時の色調とテクスチャーを推測して再現すること。寺院の襖絵なんか結構こういった技術をつかって、レプリカにとって代わられているみたいですね。
とはいっても、この展覧会を開催するまでのメイキング映像をテレビ番組で見て、かけられた手間ひま、コストは半端ではありません。
ただ、最新の技術を駆使しているのは分かるのですが、ひび割れしていないひび^^も含めて、どこかのっぺりしている感じは否めません。
だから、やっぱり海外で日本で、本物を見る楽しみは残っているというわけです。
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