円満字二郎さんという辞書編集者さんがいます。
まるで、ペンネームのような円満字というのは本名だそうです。
円満字さんが岩波書店のPR誌「図書」に漢字の植物園in広辞苑という連載を持っていて、(連載は昨年終了)、ほったまま今になって読んだ号に、エノコログサが取り上げられていました。
『広辞苑』にはこうあるようです。
「イネ科の一年草、路傍に普通にみられる雑草」と。
たしかにエノコログサやオヒシバ、メヒシバは大昔から都市近郊の野原や道端に生えている由緒ある^^雑草で、令和の今でも隙あらば^^生えてきます。
私はモリモリ生えてたら、即カメラを向けます。
上の2枚目の写真は昨日のブログに使った写真と同じ場所で、以前撮ったものです。
穂先が長くて垂れる、アキノエノコログサという種類もあるようです。
さてエノコログサ、漢字で書くと「狗尾草」。「夏、緑色の犬の尾に似た穂を出すから」。
もともと中国での名称です。
日本語の「えのころ」は「犬の子」のことなので命名の発想は共通しています。
ただエノコログサ、別名は「ネコジャラシ」。
円満字さんは、犬と猫のコラボレーションに嬉しくなってしまいます。と、記していました。
イヌジャラシでもよかったかな?
イエイエ、絵柄からいったらネコのほうが似合いますね。