10月1日(土) 兵庫県立芸術文化センターでシプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル
~親和力~つながる、変化する、融合する
関連性を持った作品の組み合わせで、プログラムが構成されています。
曲目は―
ベートーヴェン◆エグモント序曲
メンデルスゾーン/リスト◆7つの歌より「ズライカ」
シューマン◆ノヴェレッテ 第1番
プーランク◆ノヴェレッテ 第3番
ジャン=バティスト・ルイエ◆クーラント ホ短調
ゴトフスキー◆ルネッサンス 第10番 ルイエのクーラントの自由な編曲
リスト◆ハンガリー狂詩曲 第13番
J.シュトラウス2世◆ウィーン気質
ラヴェル◆「マ・メール・ロア」より第3番パゴダの女王レドロネット
中田喜直◆ちいさい秋みつけた
フォンタナ◆マズルカ ホ短調
ショパン◆マズルカ 嬰ハ短調
シューマン◆謝肉祭 作品9より 第8番
カツァリス◆ありがとう ショパン
パンチョ・ヴラディゲロフ◆印象 作品9より第8番 パッション
ガーシュウィン◆私の彼氏(The Man I Love)
エイブラム・チェイシンズ◆プレリュード 変ロ短調
ラフマニノフ◆プレリュード ニ長調
カツァリス◆さよなら ラフマニノフ
アンコールで―
先日亡くなった、中村紘子さんへの献奏
ショパン◆ピアノ・ソナタ第2番第3楽章「葬送行進曲」
シプリアン・カツァリスさんは日本での演奏会が多いピアニストです。
マスタークラス向けのレッスン「ショパンを弾く」を何回か観た記憶がありますが、NHKでの放送は1993年のことだったんですね。月日の経つのはほんとに早いです。
壮年のイメージだったカツァリスさんは、いいじいさん飄々と現れるといった趣きでした。
ところが、音はなめらかで若々しく、滞ることがありません。
今年65歳ながら、目まぐるしく指が動き、超絶技巧をいかんなく発揮していました。
腱鞘炎も、脳梗塞も、ピアノを弾きながら乗り越えてしまったという「超人」です。
今公演はたまたまチケットを買ってみた、というアプローチでしたが、次回は待ってて買う、ことになりそうです。
ホールのホワイエの屋上は草花でおおわれているのですが、ゲンノショウコが咲いていました。
どこかから飛んできたタネが芽を出したんですね。
ヤブラン
矮性サルスベリ