自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル

2016-10-04 | コンサート・音楽・宝塚

10月1日(土) 兵庫県立芸術文化センターでシプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル
~親和力~つながる、変化する、融合する

関連性を持った作品の組み合わせで、プログラムが構成されています。



曲目は―

ベートーヴェン◆エグモント序曲 
メンデルスゾーン/リスト◆7つの歌より「ズライカ」

シューマン◆ノヴェレッテ 第1番
プーランク◆ノヴェレッテ 第3番

ジャン=バティスト・ルイエ◆クーラント ホ短調
ゴトフスキー◆ルネッサンス 第10番 ルイエのクーラントの自由な編曲

リスト◆ハンガリー狂詩曲 第13番
J.シュトラウス2世◆ウィーン気質

ラヴェル◆「マ・メール・ロア」より第3番パゴダの女王レドロネット
中田喜直◆ちいさい秋みつけた

フォンタナ◆マズルカ ホ短調
ショパン◆マズルカ 嬰ハ短調

シューマン◆謝肉祭 作品9より 第8番
カツァリス◆ありがとう ショパン

パンチョ・ヴラディゲロフ◆印象 作品9より第8番 パッション
ガーシュウィン◆私の彼氏(The Man I Love)

エイブラム・チェイシンズ◆プレリュード 変ロ短調
ラフマニノフ◆プレリュード ニ長調
カツァリス◆さよなら ラフマニノフ


アンコールで―
先日亡くなった、中村紘子さんへの献奏
ショパン◆ピアノ・ソナタ第2番第3楽章「葬送行進曲」

 

シプリアン・カツァリスさんは日本での演奏会が多いピアニストです。
マスタークラス向けのレッスン「ショパンを弾く」を何回か観た記憶がありますが、NHKでの放送は1993年のことだったんですね。月日の経つのはほんとに早いです。

壮年のイメージだったカツァリスさんは、いいじいさん飄々と現れるといった趣きでした。
ところが、音はなめらかで若々しく、滞ることがありません。
今年65歳ながら、目まぐるしく指が動き、超絶技巧をいかんなく発揮していました。

腱鞘炎も、脳梗塞も、ピアノを弾きながら乗り越えてしまったという「超人」です。

今公演はたまたまチケットを買ってみた、というアプローチでしたが、次回は待ってて買う、ことになりそうです。

 

ホールのホワイエの屋上は草花でおおわれているのですが、ゲンノショウコが咲いていました。
どこかから飛んできたタネが芽を出したんですね。

 

ヤブラン

 

矮性サルスベリ

 

 

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