自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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芦屋交響楽団第81回定期演奏会

2014-05-11 | コンサート・音楽・宝塚

5月11日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで芦屋交響楽団第81回定期演奏会

曲目は―
R.シュトラウス◆交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
芥川也寸志◆チェロとオーケストラのための「コンチェルト・オスティナート」
 チェロ独奏/藤森亮一さん
 アンコールで―
 J.S.バッハ◆無伴奏チェロ組曲第1番より プレリュード
J.ブラームス◆交響曲第3番

指揮/山下一史さん

 

プログラムの解説を読むと、ティル・シュピーゲルさんは伝説の奇人で、ドイツではちょっとした有名人さん^^らしい。

優しい音色の弦と、木管のかけあいなんかを聴いて、タイトルが「・・・愉快ないたずら」ということもあるし、楽しい物語を連想してしまいますが、ティルさん、最期は絞首台の露と消えるのだそうです。

「チェロとオーケストラのためのオスティナート」は、この芦屋交響楽団を指導し、1989年に亡くなった芥川さんの44歳の時の作品です。これもプログラムからの受け売りですが、「オスティナート」とは同じ音型を執拗に繰り返すことだそう。

現在NHK交響楽団の首席チェロ奏者を務めるかたわら、ソロでの演奏活動や後進の指導と精力的に演奏活動を続ける藤森さんは一級の音色を聴かせてくれました。

あまり聴く機会のない前半のプログラムを何回も聴いたことのあるような親しみを感じさせるように演奏してくれる、さすが芦響です。


ブラームスの3番は耳になじんだ名旋律が出てきます。
毎度のことながら、芦響の実力を感じた演奏会でした。

 

 

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