今回の宝塚行きは阪急今津線の宝塚南口駅から大劇場に向かおうと決めていました。
それは武庫川の中州に石を積み上げてつくった「生」の字を見たいと思っていたからです。
ありました。
阪急電車の鉄橋の南側にかかる、宝塚大橋からよく見えます。
縦約20m、幅約10m、高さは思いの外あって約40cmあるそうです。
この「生(せい)」のオブジェは宝塚市出身の美術家、大野良平さんが手がけたもの。
震災10年目の節目となった、2005年1月に制作されました。
当時のものは翌年の増水で自然消滅し、そのままでした。
復元のきっかけになったのは、有川浩さんの小説「阪急電車」の冒頭に登場し、さらに映画化に到ったことです。
大野さんの母校の後輩や住民の協力を得て、昨年12月5日復元されました。
阪急今津線をよく利用する友人は今まで4回も映画のロケ現場に遭遇したそうです。
私もちょっとは期待したのですが、残念っ遭いませんでした。
映画を楽しみに待つことにしましょう。