自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

よしっ! よしっ! 異常なしっ!

2008-12-22 | 社会・時事
この1と月で、2度ほど経験した、阪急電車の車内でのことです。

○○よしっ! よしっ! よしっ! よしっ! 
乗降異常なしっ! ホーム異常なしっ!


ガラス越しの最後尾車両全体に聞こえるほどの大きな声で、車掌さんが機器やホームを確認しています。

指差し確認はいつもやっていることですが、気合の入れ方がすごいのです。指導の方がついていることもありました。

何でこの時期に?と思いながら、さすが阪急安全教育徹底してるんだと、その奮闘振りを見ていました。

ところが、12月19日の新聞に、
「駅員ら840人本社雇用 来年10月実施へ 安全性の向上狙う」
という、記事です。

なんと阪急、2001年から駅の業務を、その後車掌業務(一部)も関連子会社が請け負う形態だったそうなのです。

関連会社の社員の力が劣ると決めつけるわけではありませんが、
「人件費を節約するため」
が、目的だったとあれば、会社の車掌に対する待遇、逆に車掌の仕事に対するロイヤルティがどうなってくるか想像はつきます。

今回の決定は人件費を削ることが手柄のような、昨今の風潮には逆行することになりますが、乗客の安全やテロを含む災害に対応する力を高めることにつながるのですから、利用者としてこんなにうれしいことはありません。

労働組合とこれから、細かいところを協議していくそうです。

(この写真は記事とは関係ありません)


ところで、大会社の非正規社員がこの寒空に職や、住居までも奪われるニュースが連日流れますが、労働組合は同じ職場で働いていた人たちに対して、何か手を差しのべるようなことをしているのでしょうか?




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