自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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ロシア皇帝の至宝展

2007-09-20 | 展覧会
国立国際美術館ロシア皇帝の至宝展を見てきました。
会期終了間際だったのですが、まあまあゆっくり見ることができました。
東京会場は混んでたみたいですね。

国立モスクワ・クレムリン博物館の所蔵品から、驚異の至宝230点を日本初公開。
というのがキャッチフレーズです。

美術館の正面入口の向こう側には新しいビルが建設中で、奇抜な地上部分のおもしろさが半減していました。


宝石をふんだんに使った工芸品・装飾品は富と権威の象徴なんでしょうね。

おはじきというより、石けりにでも使えそうな大きさの宝石を使った胸章や腕輪、頭飾り、首飾り、祭服・・・。つけるのを想像するだけで、肩がこりそうです。

背もたれの装飾が豪華すぎて、寄りかかることができなそうな玉座。オコジョの毛皮を使った重そうな戴冠式用マントなど、単純に感心するほかありません。

2枚目の写真の左端の絵はがきに描かれているのは女帝エカテリーナ2世
12人の愛人がいたそうですが、芸術に造詣が深く、エルミタージュ美術館の原型となるコレクションを揃えたそうです。

右端の絵はがきに描かれている男の子はロマノフ王朝最後の皇帝、ニコライ2世の女の子が4人生まれたあとの1人息子アレクセイです。

莫大な富を手にしたのですが、数奇な運命も手にしてしまった人たちなんですね。




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