自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

パンツの面目ふんどしの沽券~米原万里さん

2005-11-27 | 
今朝、サンデーモーニングに出演している米原万里さんを見て、ずいぶんやせていらしたので驚きました。

このパンツの面目ふんどしの沽券(筑摩書房)のあとがきには再発した悪性度の高い癌で、人生そのもののカウントダウンに入ってしまったと記されています。
でも、毎週購読している週刊誌の連載の威勢のいい筆致には少しの変化もありません。あのロシアのおばさんのようなどっしりした体躯に、また戻ってほしいのですが・・・。

この本はタイトルどおり、パンツとふんどし――人間のその部分をおおう布切れのことを書いたエッセイいや研究書、啓蒙書(オーバーか?)です。米原流文化人類学的エッセイと表現している人もいました。

明治生まれの父母の代までは男はふんどし、女は腰巻が一般的だったのでしょうか?5人兄弟の末っ子ということもあってか、両親の下ばきのことは記憶にないのです。

わりあい最近まで股をおおっていたのは男性で、女性はむきだしだったのは確かなようです。だから、月々困ることが起こるわけで、アンネナプキンが誕生したのはやっと1961年ということですから、それまで女性は長い間、エライ思いをしてきたんですね。

真面目ににパンツとふんどしのことを考えた深い中身の本です。貴重な内容の本です。

ところで「トリビアの泉」で取り上げられたこともあって、ふんどしが小さなブームになってるって本当ですか?




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ジュピター~モーツァルト

2005-11-27 | コンサート・音楽・宝塚
11月23日(水)
いずみホールでモーツァルト室内管弦楽団、第114回定期演奏会

曲目は
モーツアルト◆交響曲第31番《パリ》、
 ピアノ協奏曲第24番、
 交響曲第41番《ジュピター》
ほか
ピアノソロは松村英臣さん、指揮は門 良一さん

久し振りのモーツァルト。軽快な音が気持ちを引き上げてくれます。
モーツァルトは本質的にはオペラとピアノ協奏曲の作曲家であって、交響曲は彼の中心分野ではなかったそうです。それでも35歳で亡くなった天才は74曲もの交響曲(モーツァルトの時代において交響曲的なもの)を残しているんですねぇ。




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