狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

NHKの罠

2014年02月12日 | 狩猟と銃

今NHKを視聴している。「NHK・BSプレで世界里山紀行雲南竹とともに生きる」である。

ここで気になった。竹で作った荃である。ナマズを捕まえた道具であるが「罠」と言っている。NHKは言葉を選び正しく使用すると思っていたが間違っていた。平成採用の若い社員であろうが動物を捕らえる道具は全て「罠」なのだ。

こうして一つの言葉、道具をNHKは消してゆく。写真は日本製であるがまったく同じ荃(せん)を雲南省でも使用していた。

拙が子供の時に愛用した道具(写真)である。少し説明するがこの中には寄せ餌が入っている。取る魚によって異なるが魚の腸(ハラワタ)を入れたりした。上から入った魚はもんどりがあるので二度とは出られない。下の窄まった処を縄で縛ってあるが、これを解き入った魚を取り出す。荃もこのまま川に浸けるのではなく、柳の枝や川藻を採り荃の周囲に付けた。カモフラージュである。大きなウナギが入る時もあった。荃を仕掛ける場所は秘密で誰にも教えないが、流されても困るので紐を岸の木に結び付けた。これを目当てに早朝行き、他人の荃も点検した。昔から子供は純真でなく、大人の反映であった。

NHKアナウサーはこのような悪戯はしていないだろう。荃の代わりにアプリで遊んでいたのだろう。罠を作りウサギを獲ったり、垣根の小鳥を「鳥モーチ」で獲った。「鳥モーチの葉・枝」を採取し餅を搗くように粘りが出るまで潰した。これを垣根の小枝に塗り、留った小鳥がくるりと回り羽を絡ませ獲った。留る枝をよく研究した。獲った小鳥はガソリンで洗い飼育した。学校の成績が悪くても、よく小鳥や兎を獲る子は尊敬された。勉強も出来、よく獲る子は嫌われた。よく知らないが何かの葉を潰しその汁を流すと川魚がプカプカと浮いてきた。これは大量に獲れたが大人に見つかると叱られた。もっと危ない遊びもやった。ラムネ瓶にカーバイトを入れ、水を入れた。ガスで玉が閉まると池に投げ込んだ。ドーン、悪童であった。ハンターが来るとすぐに追跡し、捨てた紙薬莢を争って拾った。火薬の臭いにうっとりとした。栴檀は双葉より芳し、である。カスミ網は高価であり、大人の楽しみであった。NHKの紀行から変なところへ話が行った。

この記事を読み真似はしないで下さい。何れも違法行為であり、ラムネなどは投げる時期を間違うと手が無くなる。変な記事を許されたい。

 

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