日本国有鉄道効績章です。
毎年鉄道記念日(10月14日)に勤続30年の優秀な職員に与えられました。
この日は糟糠の妻も白粉を塗り、式服を着用して参列しました。
国鉄は職員のみならず、その妻にも感謝の念を現したのです。
当日の駅には、上気した職員夫婦が幾組もいました。
気の利いた助役は列車到着まで駅長室へ案内し、お茶を差し上げました。
勤務の職員たちは感謝と尊敬のまなざしで、接しました。
そしてJR化も30年の年月が過ぎました。
日本国有鉄道効績章は鉄道用品の店で1500円で売られています。1000人に一人も与えられなかった効労章は3500円です。
時代の流れを感じるのは老人だからでしょうか。