狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

やっと大物です

2012年12月04日 | 狩猟と銃
ずいぶん日数が必要でした。解禁以来グルメの世界(ピンコと雌)で迷っていましたが、今朝大物に命中しました。
朝のポイントへ1㌔まで来ました。道路はアイスバーン、4WDで慎重に行きます。道路の右は牧場、左は防風林でその奥にまた牧場が広がります。すると右から10頭ほどのエゾ鹿が4WDでアイスバーン道路を横断したのです。気の毒な位ヨタヨタでした。当然公道上ですから発砲できません。
よし、先回りだ。防風林を横切り、端に駐車、徒歩で接近しました。まだ鹿はいません。銃に弾を1発込めると、林からのんびりと出てきました。小さい。次も小さい、もっと大物が横断したはずです。4頭めに写真の大物が出てきました。座って撃ちました。ネック(?)に命中しましたがバタバタしています。止めを撃とうと次弾を込めると動かなくなりました。
車に戻り接近すると「いない」逃げられた。止めを撃っておけばよかった、と思っても後の祭りです。付近を調べましたが血糊がありません。倒れた場所にはかなりの出血ですが、林の中へ逃げたのかなあ。そこで一計、この場所より遠ざかり別なポイントを廻って来ました。

30分後、先ほどの場所に戻るとカラスの大群が上空を舞っています。林の縁から10メーターほどの笹薮より10羽ほどのカラスが舞い上がりました。ありました。カラスさんご苦労様です。
犬の代わりにカラスが探してくれます。調べると、顔の下に命中していたのです。
逃げたはずです。左の眼球は飛び出していましたから、脳は落とした豆腐のようになったでしょう。骨が折れていればその場で死でいます。

ちなみに、荷台の左(銀色)は船舶用ローラーで400メーター以内の鹿を引っ張ります。今回は近いので、ロールバー上に装備されている鹿用のウインチで引っ張りました。
鹿君、行儀が悪いですよ。足はきちっと正座しょうね。


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