狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

4回往復

2012年04月11日 | 狩猟と銃
車で流していると7匹の蝦夷鹿を発見しました。写真の位置の少し左です。そ知らぬ顔で行き過ぎ、Uターンしてから大きく後ろで停止しました。車を降りると先ほど発見の位置へ行き、雪中へ入りました。もう公道上ではありません。ケースより銃を出し弾を込め、近づきます。
見えました。一番大きな角の蝦夷鹿にドン、命中です。他の鹿はどこから撃たれたのか分らなくキョトンとしています。次の鹿へドン、命中です。やっと走り出しましたが深い雪に足を取られスピードは出ません。更にもう一頭ドン、半矢です。もがく鹿に止めの一発。終了。
残弾を抜き、銃はケースに入れ車へ戻りました。
大変なのはこれから、回収作業です。撃った所と倒れている所は谷を隔てています。たぶん途中の川は氷結しているでしょう。直線では約150メーターですが実際は・・・・・・。
スノーシューを装着し、ナイフは2つ持ちました、ゴム手袋も持参します。リュックにはゴミ袋を入れました。いきなりリュックに入れると背中が血だらけになります。
3頭の解体は疲れます。スノーシューを装着して解体するため、座れず腰が痛い。1時間以上かかりました。リュックに満載し立ち上がると、ズブズブと沈み込みました。このスノーシューの耐荷重は100kgで小生95kg、最大積載量は5kgなのです。・・・後で知りました。
少し無理をして持ちましたが、4回往復しました。
足は「竹のバッチ」なので次の日は温泉で休養しました。
写真は4日ほど経ってからのものです。静かな風景に戻っています。