「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「チャーリー・チャップリンはお好き?」映画ではなく「音楽家としての彼」を「ピアノ・トリオ」で聴く!ウォルター・ラング・トリオの「チャップリン・オン・ピアノ」は梅雨時期にピッタリ!

2021-06-04 13:37:03 | 編集長「MASH」のレコード&CDラック(音楽紹介)

「ジャズを細かく考えないで聴いて欲しい・・・」
これは一般リスナーへ対してはモチロンのこと
「マニアックに聴き込んでいる・・・」
そんなリスナーへ対しても、
始めに言っておきたいんだ。

「音楽をプレイする」
そんな俺たちにとっては、当然
「細部まで聴き込んで当たり前の世界」
でも
「楽器をヤラナイ」
そんな一般リスナー達にまで
「プロと同じ耳で聴いて貰う」
なんて到底不可能なお願いだからね。

特に
「ジャズやクラシックは小難しい」
と思われがちでしょ?
でも大丈夫!
結局、音楽って「気持ち良い」かどうか・・・
なんだから。

で、今回俺がレコメンドしたい盤は
「チャップリンの映画音楽集」
なんだよ!
どーだい?入り易いでしょ?

実は案外知られていないが、
映画音楽の作曲って
「当のチャップリン本人」
なんだよ!

まあ、
「共作が本当の所」
みたいなんだけれど
曲のテーマやイメージは全て彼のものなんだ。
楽器も多数操ったチャップリンだから、
不思議は無いでしょ?
(裏ジャケ写真はヴァイオリンを弾く彼!)

で、そんな「彼の映画」で使われた
数々の名曲を「ジャズ・ピアニスト」
「ウォルター・ラング」が美味く料理した!
そんな98年のデビュー作がコレ!

ウォルター・ラング・トリオ
「チャップリン・オン・ピアノ」

当時ラングは
「リック・ホランダー・カルテット」
に参加していて
(リックは来年2022年の日本公演が決定)
本作はその「リック・ホランダー」ご本人も
素晴らしいドラムで
本トリオの一員として参加する・・・
という熱の入れっぷり!

一聴して誰もが思うこと・・・
「美しい音色のピアノが気持ちイイ!」
そう「それが全て」なんです。
「細かく考えると切りが無い!」
って最初に書いたでしょ(笑)。

こんな雨の季節に
雨音をバックに流して頂ければ
「その気持ち良さ」

「心も躍る」
はずさ。

無論、眠ってしまっても構わないゼ。
きっと「イイ夢が見れる」
そんな気がするよ!

「ジャズ好きの皆」に対して少し書くと
本作は「ビル・エバンス・トリオ」に
「多少クラシック的ピアノ・アプローチ」を加えた・・・
そんな盤なんだよ。
どう?「マニアのあなた」にもイイでしょ?

本作の様に
「聴き易いJAZZ」
って、案外求められていると思うし、
「こーいう盤から入る」
からこそ
「JAZZを好きになれる!」
のだと俺は思うよ!

「たった1枚のアルバムで人生が変るコトだってある!」
こー書くと
「またぁ、MASHは大げさだなぁ!」
って言われるかな(笑)?
じゃぁ
「少なくとも雨が嬉しくなる・・・」
くらいで、どうだい?

いづれにせよ
「聴いて欲しい盤」
なんだよ!
さあ、チェックだ!

《 編集長「MASH」筆 》
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