癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


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NO873・・・病気の原因(営衛)

2020-03-01 | ヒーリング
 営衛(えいえ)の衛とは、防衛の衛ですから、外部から来る邪気を防衛するエネルギーで営は内部の邪気に対して戦うエネルギーで正常な営みを行うのに必要なエネルギーです。いうならばシールドとミサイルのようなものでしょうか。


 この二気は全身をくまなく循ります。それによって全ての生理活動が営まれると古典医学書に述べられています。その営気と衛気はどこで作られ、どのような働きがあるのか?また、血液との関係などが延べられています.理解困難でわかり難い解釈が出てきますが、これを理解しなければ、病気治しの解明は出来ません。

 「中焦の胃で飲食物が消化され気が作られます。この気に上焦の肺に蓄えられた肺の気によって、衛気と営気に区別されます。


 営気と血は言葉は違うが同じものです。営気の気は寒で静の性質を多く持っています。陰陽に区別するなら陰の気です。身体の内部にあって、身体に栄養を与え、生命を維持する働きを行っています。(この役目を行うのが麝香で麝香配合の「救心感応丸 氣」です。


 営気は、肺から全身に送られるが、太陰肺経脈を通って、大腸経、胃経の順で全身に送られます。一日一夜で全身を五十回循ると述べられています。


 衛気は、上焦の肺から直ちに体表に一番近い太陽経脈に行きます。やはり全身を循るのですが、営気と違って脈の中は通らず、太陽経脈から順に脈の外を通って、昼間は陽の経(温かいエネルギーを運ぶ通路)の通る部位を防衛し、夜は陰経(体の太陽が当たらない部位)の体表部を循ります。


 衛気は、熱で活動的な動の性質を持っています。活動的で温かいエネルギーですから陽気だと呼ばれています。夜になっても悩み事などのストレスで頭の中で考えると、エネルギーが陰の部位(ここでは肝臓)に帰る事が出来ないので不眠になります。(肝蔵の余分な熱を発散させ調整し、頭の中のエネルギーを肝臓に戻すのが牛黄で牛黄配合の「霊黄参」の出番です。また、頭が余分なエネルギーを使い、それによってできた熱を帯びたエネルギーを冷やすのが「能活精」です。)


 衛気は、熱で動の性質をもっており、活動的ですから、身体が温まったりし過ぎると、直ちに体表面に出てきて汗から余分なエネルギーと邪気を排出します。この時は緊急ですから、経脈の流れに関係なく体表面に邪気が混ざった汗が出てきます。


 これが自然の営みですが、身体が冷たい風にあたり、陽のエネルギーが奪われたのがインフルエンザや風邪ですから、発汗剤の葛根湯や麻黄湯の援軍を送り陽気を増やし汗と風邪を出し邪が中に入らないように防衛するのです。その防衛力が弱いと体内に侵入されます。そうなりますと営気(血液)の出番となるのです。

これらの生理を通して考えられるインフルエンザとは、体内に蓄積された邪気を定期的に出すために行われている生理作用かも知れません。高熱を出して汗と共に邪気を出そうとする生体の営みを邪魔する「解熱薬」をもって熱を下げる医療は邪道だと思います。コロナウイルスも同じで、体内に邪気が少ない人には、罹らないと思うし、罹っても早く回復し対抗する免疫力が高まると推測できます。もし運悪く罹患しましたら、免疫力の元である「MRE輝源」を考え、牛黄の力(霊黄参)で余分な熱を冷まし、発散(汗)させるエネルギーを高めることだと思っています。もちろん、私はそのようにします。解熱薬で体内に病原菌を籠らせると長引きますよ!


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