癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


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NO881・・・極めるとは

2020-03-09 | ヒーリング
 極めるとは、ある物事に対して究極を目指すことでありこの目指す方向を道というのでありましょう。道とは、魂に向かう事であると以前書いたのであるが、究極のヒーリングを極めるには、魂を求める事だと思う。良く勉強会で、このような症状には、このようなテクニックを使ってこのような力で行うとか技術を教える講習会が多いのであるが、同じテクニックを使っても名人の域には達しない。

それは、何故でありましょうか?、

 これをすし職人や調理人から考えてみると理解しやすいのであるが、昔よりすし職人や調理人は男であります。男子厨房に入るべからずと言われているのに、男であります。

 何故?何故?・・・・不思議に思ったことはないでしょうか?この不思議なことが、普通にまかり通っている。これが人間界であり、恐らく料理界においても、このことについては、深く考える人は少なく、この何故に氣がついた人が名人の域に達した人でありましょう。

 この何故は、道(どう)のつくすべてのスポーツにも華道にも当てはまることであり、すべては手と集中力に関係しているのであります。

 男は女性より体温が高い。そして、女性の手は男性より冷たい。これについて否定できる人はいないと思うのでありますが。これが答えであり、これによって何が違うのか?

 身体の表面は防衛のエネルギーで守られていると、何度も説明してきたのでありますが、何が守っているのでしょうか?温かい陽氣が守っていると説いています。なら防衛力が弱い女性は病気しやすいではないか?何故?神はそのような不公平なことを行ったのか?

 
女性と男性が絶対的に違う事は、女性は子供を産むことは出来るが、男性は絶対にできないのであります。ここにヒントが隠されているのですが、女性には子宮があるが、男にはない。ないがそれに代わる機能は備わっていると、ホーリーウンブ(子宮回帰)の教えにおいて聖者は述べている。

 機能はあるが働きは休んでいる。この子宮の性質を高めるには、冷たい陰の氣が必要である。陰氣は臓器が営む為に必要なエネルギー(氣)であります。ゆえに神の気は冷たい気(静)も持っている。静なる気によって神の子を宿る子宮に動揺を与えることなく育むことが出来る。そして育てる為の気(エネルギー)は、下腹部の「気海=気の海であり袋」に収まっている氣が子宮に送られることによって行われる。

 ですから、神の子を宿る女性の子宮は陽の気で満たされ、静かでなければならない。陽気を増やすには、腹が重要である。腹・手の腹・足の腹が腹でありますので、この腹を温めるには、陽氣を末端まで送らなければならない事になる。

補足:誤解してはならないので、補足しておきますが、子宮の性質は静(冷え)であるが、活動的(熱)でなければなりません。ゆえに氣が動揺しない(沈着冷静)ようにしながら、働きは活動的(熱)という意味です。これを臓腑で考えるとわかるのですが、肝臓の腑は胆嚢であり、肺臓の腑は大腸・腎臓の腑は膀胱であるように袋になっています。この袋に陽氣を送り込めば臓器は、静なる氣(営気)で満たされるのです。子宮も袋でありますから、袋に陽気を送り込めば卵巣は活性化されるのです。それに関係しているのが仙骨という事になります。ので、仙骨に氣を送り込めば女性ホルモンを通して子宮は温かくなります。

 ようするに、バランスが大事なのです。体表の陽の気が多すぎ活動的になりすぎると、臓器や内部は静なる氣が増え冷えが生じます。反対に外部が冷えすぎると、本来は静なる気が収まっている臓器に熱が生じます。熱が生じると緩みます。これが肝臓に起これば肝炎と言う事になります。(制御不能の状態)臓器の性質は静で陰、府の性質は、活動的で陽が健康なのです。

 気が収まっているのは、下腹部(氣海=袋)である。この下腹部に集まっている氣を足の先と手の先に送るのが瞑想で行う想念であり、氣を出すことであるので、心を鎮める瞑想を行わなければ気はふらふらと頭を目指す。何かに動揺すると一目散に頭に向かって駆け上るのが氣の性質であります。どういうわけか?女性の方が気は上りやすい。

 女性の方が登りやすいのは表面の陽気が少ないのも関係しており、よって妊娠すると体が冷えないように守ってあげなければならない。水仕事などは余りさせないように気づかいしてあげる。って事は、陽気が少ないと腹部は冷えすぎるという事になる。

 手の平にも身体にも微生物が住み着いていると考えると、この不思議は解決できるのでありますが、すし職人の手の平が程よい温かを保っていれば、手のひらに住み着いている微生物は適度に活性化され旨味を増す。この適度な温かさを作るのは陽気であり、陽氣が送られることによって微生物は活性化する。

 
 ゆえに極めるには、テクニックではなく、微生物の活性化と言う事になる。それも質の高い微生物を住み着かせるのが極める道だと思う。花を生ける時も手をもって生ける。生けるとは、生命を与える事ではないだろうか?生命を与えるのは気エネルギーであり、微生物でありますから、名人になるには氣を出し質の良い微生物を育てる事だと私は思う次第です。

 が、これを教えるのは難しい。難しいからテクニックで誤魔化しているのが現実でありましょう。そして奥に潜んでいる奥義を盗むことが出来ずテクニックのみを盗んでいる。もしかしたら、名人は長い年月をかけ、道だけを求め、自然に極めたのかも知れない。ゆえに教えられないのかも知れない。この仕組みを理解できれば無駄な時間を省くことができるのでは????私も説明しながら、少し混乱してきたので、いつか簡単に明瞭に説明できるように、更なる道を求め続けなければならないと思っています。

 余談ですが、コロナウイルスに心配しだしたアメリカでは銃弾の売り上げが増えていると今日のニュースにありました。何故?何故?この心配性が氣を頭に上らせる大元なのです。神の為すがままに氣を落ち着けておれば、氣はしっかり丹田に収まり腹を守ってくれます。それが出来る人の事を太腹と言うのではないでしょうか?

質の高い微生物は、こちら「仙人の健康相談室」を参考にして下さい。

 
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