神仏の声に耳を傾ける謙虚さを取り戻せ
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これまで見てきたように、天変地異は、偶然に起こるものではない。
その背景には、明確な「意志」が働いている。誤った政治が行われたり、人心が乱れるなど、人々が神仏への尊崇の念を忘れ去った時に、警告として起こるものだ。
神々は人間を苦しめ、傷つけたいというわけではない。「メッセージを正しく受け止めてほしい」という願いを込めていると考える必要があるだろう。
(1)日本を守る体制を一刻も早く築くべき
現代の日本人への神々の警告の1つ目は、日本が国家を守る体制づくりを急ぐべきであるということだ。
現在、日本を取り巻く国際情勢は緊迫している。日本近海では中国船が領海侵犯を繰り返し、核ミサイルを日本の主要都市に向けている。日本がいかに平和を愛していても、それを脅かす国もあるのだ。
これまで日本の神々は、無神論国家の中国や北朝鮮の軍事的な野心から日本を守ろうと、「霊言」を通して、国防を強化するよう警告を発してきた。
こうしたメッセージを受け止めることなく、国内では憲法9条の改正への反対も根強い。
(2)戦後骨抜きになった信仰心を取り戻す
2つ目の論点は、信仰心を取り戻すということだ。天照大神は、「先の大戦で失われた信仰心を取り戻すべく、今、私たちは神示を降ろしている」と語っている(『天照大神のお怒りについて』)。
日本では敗戦後、GHQの命令で宗教が教育や政治から排除され、社会の裏側に追いやられた。
その結果、学校で日本の神話すら教えなくなり、自国への誇りを持てず、信仰に対する偏見が蔓延するようになった。
政治の世界からも精神性が失われている。この国の行く末を案じる政治家よりも、党利党略に走る政治家が目立つ。そしてマスコミも"黙殺権"を行使し、宗教の活動や政治への意見を真正面から取り上げない。
一連の天変地異は、日本人の信仰観、教育、政治の各面で変革が必要であることの現れだと受け取るべきだろう。
(3)神意を受け止める謙虚な日本人へ
そもそも、日本古来の政治家は宗教家でもあり、神意を推し量りながら政を行っていた。天変地異を「神仏のメッセージ」と捉え、自らを振り返る為政者の例も少なくない。
例えば聖武天皇の時代は、度重なる地震などに見舞われた。
聖武天皇は、「責めは予一人に在り」と自らを省みた。
そして施政方針の基軸を仏教に置くことを決め、奈良の大仏建立事業を実現した。
このようにして仏教精神を導入したことが、その後、宗教都市としての平安京の千年の繁栄にもつながった。
こうした神仏への謙虚さを、現代人はあざ笑うことができるだろうか。
神意を推し量るしかなかった時代と違い、現代は、「霊言」を通じて神の声が聞こえる時代である。
人間が神仏に創造され、生かされている存在であることを感謝し、その声を聞き入れる謙虚さを持つことが、日本を再生していく出発点となりそうだ。
幾度となく繰り返されてきた神々の警告
これまでに収録された大川隆法総裁によるリーディングでも、天変地異の背景にある「神々の意志」が明かされてきた。そのいくつかを振り返ってみたい。
地震
「神なき物質社会」への警告
天照大神は2010年6月の神示『最大幸福社会の実現』で、当時の首相である菅直人氏が掲げた「最小不幸社会の実現」という目標に対し、「神なき物質社会が求められるということ、『この世の命が、全てに優先する』という考えが打ち立てられるであろう」と不快感を示し、「神罰が近づいている」と警告を発した。
この警告が実現したかのように、2011年3月にM9・0を記録した東日本大震災が起きた。
台風
日本は戦後体制を見直すべき
2013年11月、フィリピンを襲った台風「ハイエン」。
その台風の意識は、フィリピン近海に出没する中国船への警戒感を露わにし、「向こう(中国)が攻めてきたときに、『向こうの海軍を海に沈める練習』を、今、しているところ」とその意図を明らかにした。
ハイエン発生直前に日本に上陸した台風についても、「戦後体制を見直し、アジアのリーダーとして、アジアの諸国を守るだけの自覚があるか」を日本に迫る、という神の意図を明かした。
火山
神への愚弄は許せない
2014年9月には御嶽山が噴火し、登山客が亡くなる事故が起きた。
その2カ月後に阿蘇山が噴火した際、火山噴火に関係する霊存在のリーディングを行うと、「地球の地軸意識」と名乗る霊が出現。
「神を愚弄してるのよ。許せない。絶対に許さない!」と、日本人を中心とした人間側の信仰心の薄さに対する怒りが、世界の天変地異の背景にあると発言した。