https://the-liberty.com/article.php?pageId=1&item_id=14056 幸福の科学出版
日本の国防が、少しずつ強化されつつあります。
本誌2018年2月号では、トランプ米大統領が、何度も安倍晋三首相に「憲法改正」「空母保有」「核装備」をするよう要請していたことを報じました。
トランプ氏からお墨つきを得た安倍首相が、憲法改正や空母保有に向けて動いています。
自民党は昨年末に改憲案を発表し、安倍首相も改憲に意欲を示しました。ただ9条改正については自衛隊の存在を明記するものの、「戦争の放棄」「戦力の不保持」の2項は残す案が有力です。
しかしそれでは「自分の国は自分で守る」という主権は失われたまま。2項を破棄し、国防軍と明記すべきです。
また政府がヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」を、戦闘機を搭載できる「空母」に改修する検討に入ったことが、昨年末に報じられました。
さらにアメリカでは、トランプ氏の外交安保アドバイザーのジョン・ボルトン氏など、日本の核装備の可能性を提起する専門家も増えています。
アメリカの2つの選択肢
これらは何を意味するのでしょうか。
アメリカには北朝鮮問題において2つの選択肢があります。1つは「あらゆる手段を使い、北朝鮮に核を放棄させる」。
もう1つは「北朝鮮を核保有国として認める。ただしアメリカ本土まで届く大陸間弾道ミサイルの開発は断念させる」というもの。
もし後者を取れば、日本の核保有も認めるしかなくなります。トランプ氏の要請などの動きは、米政府が後者を取る可能性があることを示しています。
ただ、日本としてやるべきことは、アメリカがどの選択肢を取っても変わりません。核装備を含め、国会で議論し、国防力を高める必要があります。