英ロンドン大学(UCL)のEmmanuel Stamatakis氏らが、米国心臓病学会誌「Journal
of the American College of Cardiology」2011年1月18日号に発表した研究によれ
ば、長時間TVやパソコンの前で座って過ごしていると、心臓発作リスクおよび死亡
リスクが増大する可能性があるという。
2003年のスコットランド健康調査(Scottish Health Survey)に回答した成人4,512人
のデータを分析したもので、4.3年の追跡期間中、325人が死亡し、215人に心血管
イベントが発生した。
スクリーンの前で過ごす時間が「2時間/日」未満の人に比べ、「4時間/日以上」の人
は、全死因による死亡リスクが48%高く、心臓発作、脳卒中および心不全のリスクが
125%高かった。更に、喫煙・高血圧・体重・社会的階級および運動などの因子を
考慮しても依然としてリスクが認められたという。
多くの人は仕事でパソコンを使い、座る姿勢が生活の中心となっているので、何らか
の形で毎日体を動かし、必要のないときは座らずに、余暇は何でもよいので体を動か
すことが重要という。
重要なことは、運動をしても過剰なスクリーンタイムによる害の軽減がみられない点
だという。
(2011年1月20日 日経新聞)
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of the American College of Cardiology」2011年1月18日号に発表した研究によれ
ば、長時間TVやパソコンの前で座って過ごしていると、心臓発作リスクおよび死亡
リスクが増大する可能性があるという。
2003年のスコットランド健康調査(Scottish Health Survey)に回答した成人4,512人
のデータを分析したもので、4.3年の追跡期間中、325人が死亡し、215人に心血管
イベントが発生した。
スクリーンの前で過ごす時間が「2時間/日」未満の人に比べ、「4時間/日以上」の人
は、全死因による死亡リスクが48%高く、心臓発作、脳卒中および心不全のリスクが
125%高かった。更に、喫煙・高血圧・体重・社会的階級および運動などの因子を
考慮しても依然としてリスクが認められたという。
多くの人は仕事でパソコンを使い、座る姿勢が生活の中心となっているので、何らか
の形で毎日体を動かし、必要のないときは座らずに、余暇は何でもよいので体を動か
すことが重要という。
重要なことは、運動をしても過剰なスクリーンタイムによる害の軽減がみられない点
だという。
(2011年1月20日 日経新聞)
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