普通のしょうがを食べて測定したところ、指先の温度は上がったものの、
深部体温は下がってしまったのです。
一方、乾燥しょうがで実験してみたところ、指先の温度をかなり上昇させた
にもかかわらず、深部体温はほとんど下がりませんでした。
乾燥しょうがには体全体を温める力があったのです。
生のしょうがにはジンゲロールという辛み成分が含まれています。
ジンゲロールは血液の中を流れ、手先や足先の末しょうで血管を広げる
作用があります。血流がよくなり手先や足先がポカポカしてきます。
しかし、これは深部にある熱を末しょうに送り出すことでもあるため、
深部体温はやや下がってしまうのです。
一方、しょうがを乾燥させるとジンゲロールの一部がショウガオールという
別の成分に変化します。
ショウガオールは胃腸の壁を直接刺激して、血流を高め、深部の熱を作り出す
働きがあります。
乾燥しょうがはジンゲロールとショウガオールの両方の働きで全身を温めること
ができるのです。
実は乾燥しょうがは冷えを改善するため、古くから漢方薬に使われています。
中国の薬学書にも乾燥しょうがは「寒冷腹痛を止める」「中を温める」という
薬能が記述されています。
一方、生のしょうがには「解熱作用がある」と記述されています。
同じしょうがでも生と乾燥ではまったくの別物だったのです。
◆ガッテン流ウルトラしょうがの作り方
しょうがを厚さ1~2mmにスライスする
方法(1) 室内放置で1週間程度
方法(2) 天日干しで1日
乾燥させると、香りがなくなってしまうため薬味としては生に劣りますが、
しょうがの味が凝縮されて旨みは感じやすくなるため、しょうがスープと
しょうが焼きでは乾燥しょうがの方がおいしい。
(2010年8月25日 ためしてガッテン)
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深部体温は下がってしまったのです。
一方、乾燥しょうがで実験してみたところ、指先の温度をかなり上昇させた
にもかかわらず、深部体温はほとんど下がりませんでした。
乾燥しょうがには体全体を温める力があったのです。
生のしょうがにはジンゲロールという辛み成分が含まれています。
ジンゲロールは血液の中を流れ、手先や足先の末しょうで血管を広げる
作用があります。血流がよくなり手先や足先がポカポカしてきます。
しかし、これは深部にある熱を末しょうに送り出すことでもあるため、
深部体温はやや下がってしまうのです。
一方、しょうがを乾燥させるとジンゲロールの一部がショウガオールという
別の成分に変化します。
ショウガオールは胃腸の壁を直接刺激して、血流を高め、深部の熱を作り出す
働きがあります。
乾燥しょうがはジンゲロールとショウガオールの両方の働きで全身を温めること
ができるのです。
実は乾燥しょうがは冷えを改善するため、古くから漢方薬に使われています。
中国の薬学書にも乾燥しょうがは「寒冷腹痛を止める」「中を温める」という
薬能が記述されています。
一方、生のしょうがには「解熱作用がある」と記述されています。
同じしょうがでも生と乾燥ではまったくの別物だったのです。
◆ガッテン流ウルトラしょうがの作り方
しょうがを厚さ1~2mmにスライスする
方法(1) 室内放置で1週間程度
方法(2) 天日干しで1日
乾燥させると、香りがなくなってしまうため薬味としては生に劣りますが、
しょうがの味が凝縮されて旨みは感じやすくなるため、しょうがスープと
しょうが焼きでは乾燥しょうがの方がおいしい。
(2010年8月25日 ためしてガッテン)
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