夏場に甘酒という意外な組み合わせが注目を集めている。
森永製菓の研究所は、暑さによる疲労・ストレスと甘酒摂取の関係をマウスを使って実験。
31度の室内で5日間過ごすという熱暑ストレスをマウスに与え、その後、運動させた
ところ、甘酒を投与されたマウスは、水を与えられたマウスよりも1.5倍の運動量を
こなしたというのだ。
甘酒摂取により、熱暑ストレス=夏バテからの回復が促進される結果となった。
甘酒は発酵食品のためビタミン、ミネラル、アミノ酸、糖質など人にとって必要不可欠な
栄養素が豊富に含まれている。江戸時代には庶民の夏の滋養強壮飲料だったという。
酒と名がつくが、実は清涼飲料水のため子供から高齢者まで飲むことができる。
近年、甘酒市場が拡大している。健康・美容に敏感な女性の間で人気が高まり、カフェや
レストランなどでも甘酒をベースにしたメニューを加えるところが増えてきた。
特に夏場の冷やし甘酒は売り上げの伸びが目覚ましい。40年前から甘酒を扱っている
森永製菓(www.morinaga.co.jp/amazake/)でも、夏限定の冷やし甘酒を販売
している。多量の汗をかく夏には上質な塩分を多めにとらなければいけない。
「冷やし甘酒には伯方の塩を使っています。さらに、飲みやすいさらっとした口当たりに
するため隠し味に黒蜜を入れています」と同社菓子食品マーケティング部の長谷美保さんは
話している。
この夏、お試しあれ。
(2014年7月25日 サンケイ新聞)